北里大学医学部の入試問題(数学)を徹底分析 | 医学部ならプロ家庭教師のロジティー

北里大学医学部の数学

北里大学の医学部では、数学は必須。

他の医学部と同様にⅠAⅡBに加えてⅢも必要になります。

時間は80分で、
大問は3つ出題されます。

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医学部の中では取り組みやすい

医学科はどこも難関であり北里も間違いなく難易度が高いです。

一方で、数学は努力すれば合格点が取れる難易度に設定されています。

なんとなく問題を解くだけでは合格はほぼ無理ですが、論理的に正しい構成で、いい先生の指導を受ければ合格できる実力は間違いなく手に入ります。

大問1は小問集合

問題としては4~5問の小問があり、それぞれのジャンルバラバラにされています。

また、解答のみの記載になっているので、途中の計算ミスは致命傷となります。

出題範囲は読みやすい

確率(場合の数)
ベクトル
数列
微積

は非常に頻出です。

これらは北里大学に限らず、ほぼすべての医学部で出題されるので、
北里大学はもちろんですが、その他の併願する医学部対策として有効です。

積分は特に回転体がよく出題されます。

大問ではあまり難しい積分が出題されていない分、この小問では積分はほぼ間違いなく出題されます。

当然ですが、積分と微分はセットの出題が多いです。

回転体を作る前の段階の図は微分で自分で作成しなければいけませんが、図が描ければ一気に点を取りやすくなります。

小問の難易度

小問といいつつも難易度はある程度あり、共通テスト(センター)と同じくらいのレベルの問題は1問も出ません。

計算量が多く、標準レベルから1つひねった問題が出題されるので、基本的な定理などは完璧にして、応用がきく状態を作ることは必須です。

ただし、医学部としては標準レベルか 少し簡単な程度なので、小問は満点を目指す必要があります。

数Ⅲによっぽどの自信がない限りは、小問は多くても1~2問ミスで切り抜けましょう。

2つの大問は数Ⅲから

大問が2つ出題されますが、すべて記述式。

どちらも数Ⅲから出題されることが多く、

楕円と双曲線といわれる2次曲線
微分積分

の2問です。

もちろん、それ以外からの出題もあり、その場合は数Bの複合問題になるでしょう。

難易度も標準が中心

実際の問題も特殊な問題は出ずに、標準的な問題集の精度を高めておけば十分に回答ができるレベルです。

しかし、計算量はある程度しっかりあるので、計算ミスをしないレベルまで自分になじませる必要があります。

また、近年は数学の難化が見られるので、テストで出題されるレベルよりももう一つ上のものが解答できるまでいくと、合格率を大きく高めることができます。

数学対策

全体的に数学の定理や公式を理解しているのは前提条件。

これが出来ていないレベルだとどの医学部でも門前払いだと思って大丈夫ですし、
正しい勉強が出来ていれば、確実に理解できます。

また、医学部は少しずつ難化しているので、現在の問題が8割は解けるようになりましょう。

少子化はありますが、現状の不景気などを考えると医学部が入りやすくなる可能性は非常に低いです。

可能であれば+αもしたいところです。

問題集は標準レベルを完璧に

メインの問題集としては青チャートやニューアクションなどがいいです。

もう少し簡単なものでは、黄チャートなどもあります。

数学が苦手で最初から数学で高得点を狙わないと決めている人は、これらでも大丈夫でしょう。

黄チャートが完璧になれば、合格レベルの点はなんとかとれると思います。

医学部を狙うのであれば、どの大学でも青チャートやニューアクションが一般的な問題集になるので、北里大学以外でも有効になります。

余裕があれば大学への数学(1対1対応)や赤チャート、黒チャートなどもあります。

チャートなどがある程度のレベルに行った場合のみ、数Ⅲの2次曲線と微積を中心にできれば十分に合格を狙えます。

問題集は最低でも3回は行う必要があります。

実際に合格レベルに行くには苦手な分野や難易度の高い数Ⅲなどは5~10回は解くことになるでしょう。

そもそも問題集を使うレベルにあるか?

実際これらの問題集を解くならば、センター過去問で7割くらいは当然のように取れる必要があります。
(共通テストは形式が違うので参考になりません)

センターレベルですら6割も取れないようでは、勉強方法そのものを見直した方がいいでしょう。

特に集団指導塾のレベルが合っていない現役生や、
自己分析が出来ていない浪人生はかなり注意が必要です。

私の生徒でもよく話をしますが、自分のレベルを理解せずに問題集を選択する医学部受験生は多いです。

まずは自分のレベルを理解しましょう。

自分自身で、自分のレベルが判断できないのであればプロ家庭教師など、外部に頼りましょう。

対策のまとめ

  • 自分のレベルを理解しておこう
  • 定理や公式は根本理解を最初にしてしまおう
  • 数Ⅲ(特に微積と2次曲線)は優先しよう
  • 問題集は繰り返し繰り返し解こう

保護者の方へ

北里大学もそうですが、どうしても医学部医学科に合格したいというお子さんは多く、保護者の方も全力でサポートされているかと思います。

北里の数学は、自己分析を正しく行い、理解を中心とした王道の勉強法を身に着ければ確実にクリアできるよう作られています。

一方で、自力では正しく勉強できていない生徒が非常に多く、伸び悩んでいる場合は早めに対応すれば1年2年の節約になります。

お子さん自身が自己分析を出来ていなければ、保護者の方が積極的に動いてきっかけづくりをしてあげてください。

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