【英語】日本獣医生命科学大学の入試問題(過去問)を徹底分析 | 獣医学科ならプロ家庭教師のロジティー

日本獣医生命科学の英語

日獣の英語は100点満点。

独自試験で英語があるのは、第1回と第3回になります。

1回試験と3回試験が英数理のすべてが日獣独自の試験。

2回試験が、英数が共通テストで、理科のみ日獣独自の試験です。

時間は単独で60分です。

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一般選抜は3回ある

日獣は一般選抜選抜は、

第1回
第2回
第3回

の、3度のチャンスがあります。

以下は獣医学科におけるものを示しますが、定員が第1回が圧倒的に多いのは、
獣医保険看護学科や、応用生命科学部でも同様となります。

第1回(定員37名):独自試験のみ
第2回(定員10名):共通テスト + 独自試験
第3回(定員  5名):独自試験のみ

また、共通テスト利用選抜は共通テストのみで、独自試験はありません。

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出題傾向と難易度

日獣は私立獣医では難易度が高く、出題方法にも独自性があります。

一方で正しい対策をすれば、効率的に合格を狙うことはそこまで難しくはありません。

難易度が高いからこそ勉強法次第で結果に差がでるといえるでしょう。

1年で私立獣医に合格する勉強法 → 英語 数学 生物 化学

長文の数

過去には長文が2つ以上出題されていましたが、現在は長文は1つしか出題されていません。

しかし、以前は同じ制限時間で、長文が2つでした。

現在は獣医人気はひと段落し、爆発的に倍率が伸びる可能性は低いので、極端に難しくする可能性は低いです。

つまり、長文は1つである可能性が高いです。
しかし、長文が2つになる可能性も頭の片隅にいれておきましょう。

長文が2つあったときの時間配分シミュレーションは一応しておきましょう。

長文の長さに注意

問題は選択か1語の穴埋め記述であり、和訳や要約はでません。

このあたりは他の私立獣医と同じで取り組みやすくなっています。

ちなみに最近はThe Japan Times on Sunday から長文を取ってくることが多いです。

ただし、毎年必ずというわけではないですし、基本的には気にする必要はありません。

長文は私立獣医最長クラス

最初に長文があり、ここ3年は900語前後のものが1本です。

60分に対して長文が1本であれば、普通の読解スピードで間に合う量になっています。

長文量が1つに絞られたということは、時間をかけてでも正確に解くことが要求されているということです。

共通テストとは異なり、早読みは不合格につながり、精読こそが合格への最短距離といえるでしょう。

発音・アクセントが出題される可能性あり

日獣では旧センター試験の最初に出題されるような、発音やアクセントの問題が毎年出題されています。

共通テストではアクセントが出題されていないので、対策には私大対策系や過去のセンター系の問題集・過去問を使うことになります。

アクセントや発音は短時間で対策がしやすく、王道の単語勉強をしている生徒に有利な問題が出題されると予想しています。

後半は語句整序と単語の変形

大問の2番に日獣に特有の問題があります。

ここは確実に独自の対策が必要になります。

といっても、出題方法が旧センター試験や他の大学と違うだけで、必要とされている理解は同じ。

しっかりと文法基礎を理解し、熟語や構文を押えていれば十分に対応できます。

理解をせずに単純暗記に頼ったり、○○大学対策などの偏った勉強ばかりをしていると解けない可能性が高くなります。

日獣に合格したいのであれば、小手先のテクニックではなく本質的な理解を重視した勉強が必要になります。

また、最後の問題で出る並び替えは旧センター試験より語数が多く、しっかりした文法的理解が必要です、

ただし、そこまで文法の難易度が高くないので、構えすぎる必要はないでしょう。

対策・勉強法

どの大学でもそうですが、最初にとりくむべきは単語です。

日獣で求められる単語力は、私立獣医では標準的であり、全大学受験でも標準的なレベルが求められます。

遅くても3年生の夏までには、共通テストレベルの単語帳を1冊まるまるマスターしておくのが良いでしょう。

どの英単語帳をつかうのか?はあまり重要ではありません。

正しい英単語の勉強をすることが、重要です。

また、長文では動物関係、生物、食品などのものが出題されやすいので、そういった単語は意識的に覚えていく必要があります。

時間に余裕があれば、生命科学系の単語帳や、ターゲット1900、難関私大向けの単語も網羅できると有利です。

単語力は出題形式でも試される

長文では単語の穴埋め問題がよく出ています。

これは他の私立獣医でもよく出ているので、比較的なじみやすい出題形式。

穴埋めするためには5択になっている単語の意味を知らなければ当然選ぶことはできません。

また、単語の意味を本文の使い方に沿って選ぶ出題形式もあります。

これらはそもそも単語の意味を第2、第3の意味まで理解していれば、長文をほぼ読むことなく選ぶことができます。

文章読解力を育てる

日獣は私立獣医でも最長クラスの長文が出題されています。

最初から700~1000語の問題集を使うのは厳禁。

300~500クラスと共通テストレベルから育てていきましょう。

獣医の中で長いといっても、国立獣医や難関私立の入試よりは難しくありません。

レベルで言うと、共通テストの大問5や6。

一般問題集で言うと、中堅私大向けや500~700語の問題集が入試と同等の難易度と言えます。

長文読解力はそこまで高くなくても合格できる

長文の長さを考えると内容把握の問題は少ないです。

SMARTや早慶上理の長文よりは明らかに簡単になっています。

長文読解力の基本は単語力と文法力を活かした1文理解を鍛えていくとよいでしょう。。

長文力は単語と文法の練習が基本です。

共通テストだけでなく、旧センター試験の過去問も長文読解や文法練習にちょうどいいでしょう。

共通テスト対策の問題集や模試で8割程度取れる力がつけば、ある程度過去問も読めるはず。

逆にセンター過去問や共通テスト模試などで長文が半分も取れない、
3回平均が7割を下回るレベルでは、過去問は時期尚早です。

私の生徒には正しい長文読解の方法も教えていますが、まずは単語と文法、そして共通テスト・センター試験レベルであることをよく理解してください。

まとめ

  • アクセント・単語の筆記が必要な私立獣医は日獣のみ
  • まずは単語力を鍛えよう
  • 700語レベルの中堅私大向け長文を練習しよう

保護者の方へ

日獣の問題はどの科目も難しく、英語もやはり難しいです。

高い基礎力がなければ獣医学科の合格は難しく、日大や北里の対策とは1~2段階ほどレベルをあげなければいけません。

お子さん一人一人に合った勉強法は、お子さん自身の分析と目指すべき学校の分析の両方を複合させることで、自然と見えてきます。

であったり、家庭教師などを利用しながら、いい先生を見つけてあげてください。

量よりも質が重要です。

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