東海大学の医学部に合格するのための基本情報
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東海大学は多くの学部を有する総合大学。
医学部には医学科と看護学科があります。
(以前は健康科学部に看護学科がありましたが、看護学科は医学部の中に入りました)
アクセス
住所:神奈川県伊勢原市下糟屋143
最寄り駅:伊勢原駅(小田急線)
東海大学は合計7個のキャンパスがあり、メインは平塚市にある湘南キャンパス。
ここには文学部や理学部など11学部が入っています。
一方、医学部があるのは伊勢原にある伊勢原キャンパスです。
ここには医学部があり、医学部には医学科と看護学科があります。
総合大学では医学部は病院がある位置にあるので、医学部だけキャンパスの位置が異なることはよくあります。
伊勢原駅からは1.5kmほどあるので、バスを利用するのが便利です。
伊勢原駅自体は神奈川県にありますが、東京都に近い一。
新宿駅から小田急線で一本で来れるので便利です。
試験に関して
定員
一般 60人
センター試験利用 10人
地域枠 神奈川5人静岡3人
AO 5人(現役のみ、2019年からスタート)
学部統一入試(東海大学では文系・理系学部統一入学試験)は、医学部では枠はありません。
また、一般編入試験での枠を多くとっているのが特徴です。
一般編入試験は 1年の秋に入学(2020年10月)。
他の大学で一定以上の単位を取った人や短大などの卒業者などに出願資格があります。
筆記試験も英語と適性試験なので、受験のハードルが低いです。
ただし、定員に限りがあるのと、編入枠は減少傾向にあるので、基本的には一般試験などでの入学を目指すのがおすすめです。
試験科目
東海大学最大の特徴は、理科が1科目で受験できることです。
この特徴は東海大学と帝京大学のみ。
合格者の約7割が化学を選択しており、物理選択者もある程度いることから、途中で医学部に進路変更した生徒が受験していることも考えられます。
一般入試の試験科目
一次選考は3教科3科目です。
【英語】(リスニングなし)
【数学】ⅠAⅡBⅢ
【理科】化学、生物、物理から2つを選択
英語は70分で100点
数学は70分で100点
理科は70分で100点
合計で500点満点となっています。
理科は物理選択も可能となっています。
二次選考
【面接】10~20分
【論文】小論文 30分 500字
二次選考は一般的な小論文と面接なので、二次選考での逆転は容易ではありません。
いかに一次試験で高い点数を取っておくかがポイントになります。
センター試験利用入試
科目は一般的な3教科5科目です。
ただし英語の配点が高くなっています。
【外国語】英語(リスニングあり)
【数学】ⅠA・ⅡB
【理科】生物・化学・物理から2つ選択
英語は250点満点
数学はⅠAⅡBの各100点で200点満点
理科は2科目選択で各100点の200点満点
合計で650点満点となっています。
センター試験利用での2次試験は、一般試験での2次試験と同じ、小論文と面接となっています。
合格最低点と得点目安
合格最低得点率は大体84%程度。
一次選考は300点満点ですので、250点近く取る必要があります。
東海大学は理科が1つと科目が少ない分、他の科目よりも高い精度が必要であり、標準的な問題を満点を目指すつもりで得点していかないと、80%をこえる得点率はとれません。
科目が少ないから合格しやすい、は大きな勘違い。
科目が少ないからこそ、受験科目の難易度は高いと考えてください。
男女比・現役浪人比・学費
2019年データを見たときの最大の特徴は4浪以上が2割を超えていること。
また現役も2割程度しかおらず、多浪生に優しい大学となっています。
男女比としても、2019入試では約半数が女性。
女子比率が40%を超えている私立医学部はそもそも限られているので、首都圏にあり女性比率が高い大学は貴重です。
ただし、他の年度を見てみると現役率が30%程度の年もあれば、
男女比も約66%が男性のときもありました。
医学部は定員が限られているので、年によって男女比や現役浪人比が変化することがよくあります。
浪人生や女性が受験しやすく、比較的遅めに医学部進学を目指し始めた生徒もよく受ける大学となっています。
学費は6年で約3600万円
学費は、
初年度640万円(入学金の100万円含む)
2年次~は基本的に毎年572万円となっています。
また、諸会費(学園費や保護者会費など)として1年次に約7万円、2年次以降は5万弱がかかります。
それを考えると6年間で約3550万円
もちろん教科者などの費用もかかるので、だいたい3600万円くらいを目安にするのがいいかと思います。
東海大学にはいくつか奨学金があり、入試出願時には一般入試A方式で5名、センタ0試験利用入試で2名の東海大学医学部医学科特別貸与奨学金があります。
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