国士舘大学の数学を徹底分析 |理工学部ならプロ家庭教師のロジティー

国士舘大学の数学  

ⅠA分析と対策

ⅡB分析と対策

Ⅲ分析と対策

国士舘大学の数学

国士舘の数学は理系学部である理工学部と、文系学部の選択問題で利用できます。

理工学部では、
ⅠAが前期試験で必須。デリバリー入試では選択。
ⅡBとⅢは前期試験での選択科目となっています。

必須であるⅠAが重要なのは当然ですが、理工系に入学する場合、他の学校でも少なくともⅡBまでの学習がもとめられ、GMARCH以上ではⅢも基本的に必要です。

数学は最重要科目と位置づけ、重点的に勉強するのがいいでしょう。
数学でもマーク式で、記述はありません。

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ⅠA分析と対策

ⅠAは大問が5つ

数Ⅰ

Ⅰの範囲からは基本的な計算から、1次関数や2次関数の基本的な関数、三角比に関する問題などが非常によく出題されます。
また、集合と論理の範囲からの出題も毎年あります。
データの分析は出題頻度が最も低いので、後回しで大丈夫です。

範囲を絞ることなく全体的な対応が必要ですが、どの分野も基本的。
数と式であれば解と係数の関係や、文字を使った計算
2次関数であれば平方完成から座標を求めてグラフを考えたり、最大最小なども出題されます。

どの問題も典型的で特殊な問題は必要ありません。
とにかく基礎定理をしっかり使うことが求められます。

数A

Aからは、場合の数と確率、整数の性質などが出題されます。
Aからの出題は比較的少ないので、まずは徹底的に数Ⅰを鍛えましょう。

平面図形は今後は出題される可能性がありますが、空間図形は難易度を考えると、今後も出題可能性が非常に低いでしょう。

整数の問題は不定方程式やユークリッドの互除法などの難しい問題は出題されません。
約数と倍数の範囲や、n進数といった計算で求められる範囲を重要視しましょう。

確率は基本的パターンがしっかり理解できれば十分に解くことができます。
また、小学生のときのように全パターンを上げることでも十分対応できるように作られています。
困ったときは全事象を樹形図などを利用して書き出すのも有効です。

ⅠA対策

国士舘の数学は、基本的でしっかりと定理が利用できることが重要です。
数ⅠAは文系学部でも選択できるので、深い定理の理解は求められていません。

問題自体も学校の定期テストの後半で出てくるレベルの難易度なので、学校で使う問題集などを中心にしても十分に対応できます。

チャートだと白チャートレベルで十分。
他にも標準問題精講なども有効です。
センターレベルの問題集も基礎レベルを使うと有効な練習になります。

基本レベルの問題集を何度も繰り返し解くことでパターンを習得しましょう。
数ⅠAのみの受験であれば、定理の理解が不十分でも定理を暗記して、典型的パターンを暗記するだけで対応できます。

数学が苦手な生徒でも正しい先生について半年間本気で勉強すれば対応できますが、できれば1年前からは対策をはじめましょう。

ⅡB分析と対策

ⅡBは大問が3つ
最初の大問は4つの小問集合となっており、計算問題のみになっています。
後半二つが大問で、基本的に数Ⅱから1つ、数Bから1つが多いですが、どちらも数Ⅱのこともあります。

数Ⅱ

Ⅱの範囲は基本的な問題ですが、基礎計算を中心にしてBと比較すると少しひねった問題が混ざっています。
また、大問がどちらも数Ⅱのこともあり、BよりもⅡを重点的に勉強すべきです。

基本は計算なので、
式と証明、三角関数、指数対数関数などの基礎計算は真っ先に練習しましょう。

数Ⅱといえば微積ですが、微積はあまり出題されません。
しかし、他の三角関数や指数対数と絡めて最大最小などで微分を活用することはあります。

数B

Bからは数列もベクトルも出題されますが、どちらも非常に基本的です。
特に数列は頻出で、基本の等比数列、等差数列、階差数列を確実に勉強しておきましょう。
また、Σの計算の公式は絶対に暗記しましょう。

ベクトルにおいても基本的な公式を使う計算が出題されます。
ベクトルの意味を理解できていなくても、公式の計算ができれば解答できる可能性が高いです。

ⅡB対策

問題集は学校で使っているものや白チャートなどが最適です。

数Ⅱではまずは公式の暗記。
解と係数の関係や、指数対数の計算。三角関数の各種公式など覚えるべきものは多いです。
丁寧に覚えて、練習を何度も重ねましょう。
基礎計算ができた後は多少の標準問題も練習しておきましょう。

特に苦手な生徒が多い数Bは基本的な計算がしっかりできることが要求されます。
4STEPのSTEPA問題や基礎問題精講など、必ずできるべき基本的計算を何度も練習しましょう。

学校の定期テストでうまく点が取れなかった生徒が多い分野でもありますが、基礎のみで点が取れるので、努力で誰でも高得点が狙えます。
ⅡよりもBの方が難易度が低いです。

Ⅲ分析と対策

Ⅲは大問が2つ
最初が小問集合で、もう一つが大問にはなっていますが、計算のみとなっています。

分析と対策

数Ⅲの範囲からまんべんなく出題され、苦手な生徒も多い式と曲線や複素数平面からの出題もあります。

ただし、多くの問題が公式を使うことができれば十分に対応できます。
基礎計算だけでは苦戦する問題も混ざっていますが、公式を暗記してそれを使う練習さえしておけば、合格最低点は十分に狙えます。

小問は公式をそのまま当てはまるような問題が多いので、公式をしっかり暗記して練習しましょう。

後半の大問は微積から出題される可能性が高いです。
一見難しい問題が出ることもありますが、内容は公式を使った典型計算。
基礎問題精講や白チャートなどを一通りやれば、確実に見たことがある問題です。
数Ⅲは難しさから、努力する前に諦める生徒も見られますが、数学の才能がなくても努力で確実に合格最低点が取れます。

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