麻布大学の生命・環境科学部
麻布大学は2学部5学科の大学で、
獣医
動物
健康
食物
環境
という5つの視点から“地球と共に生きる”未来を描いています。
入試科目(英語・数学)分析は → こちら
麻布大学獣医学部獣医学科に関しては → こちら
麻布大学獣医学部動物応用科学科に関しては → こちら
学科説明
生命・環境科学部は、
臨床検査技術学科
食品生命科学科
環境科学科
の3学科から成り立っています。
臨床検査技術学科は「健康」
国家資格である臨床検査技師になるための学科です。
臨床検査技師は病院で検査をする人です。血液検査や心電図検査などは皆さんもされた経験があるかと思います。
食品生命科学科は「食物」
食品業界や医療・バイオ関係で働く人材を育成します。
食品だけでなく遺伝子組み換えや化粧品関連など関係する範囲は非常に幅広いです。
環境科学科は「環境」
検疫所や保健所といった場所でも勤務できるよう、化学的生物学的に環境を考えられるような教育をしています。
公害や原発など、日本のみならず世界中で関心が高まり続ける分野です。
アクセス
住所: 神奈川県相模原市中央区淵野辺1丁目17−71
最寄り駅:JR横浜線 矢部駅 から徒歩4分
試験に関して
生命・環境科学部は、主に4つのタイプがあります。
また、一般Ⅰ期に総合問題型がありますが、必要な科目は通常の英数理なので省略します(ただし総合問題の数学は数Ⅱと数Aの範囲が狭い)。
試験科目と配点
一般試験
2科目で200点満点
『英語』英語
『数学』数I・数A・数II
『理科』化学基礎・生物基礎
上記から2つ選択です。
数学はBとCがなく、Ⅰ、Ⅱ、Aとなっています。
Ⅰ期もⅡ期も同様の試験科目です。
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合格最低点
生命環境学部の3学科の問題はすべて同じ。
基本的に最大定員の一般Ⅰ期(200点満点)に関して記載しています。
合格最低点は、
臨床検査学科が最も高く、
その次に難しいのが食品生命科学科
そして一番合格最低点が高くないのが環境科学科
です。
臨床検査技術学科の合格最低点
一般試験の合格目安は60~75%
70%が一つの基準となるでしょう。
200点満点で140点(70%)で合格できる年もありますが、150点弱の年もあります。
近年は100~120点前後が合格最低点になることもありましたが、2024年1~3月の試験では140点前後(143点)と通常通りの70%くらいが合否の分かれ目となりました。
70%は非常に難易度が高いように感じますが、英数理の中から得意な科目を選択できるので、得意科目を集中的に勉強できます。
また、傾向を考えると正しい対策ができていれば全く恐れることはないでしょう。
食品生命科学科の合格最低点
一般試験の合格目安は58~65%
合格最低点が非常に低くなる年もありましたが、例年の結果をみると120点(6割)前後が求められます。
これまでは130点(65%)とれれば安心できましたが、最新は140点と臨床検査技術学科とほぼ変わらない点数になりました。
年による差が大きく、たしかな学力が必要になるとともに、併願校も考えた進路指導が必須となっています。
環境科学科の合格最低点
数年の傾向を考えると目安は100点。
ただし、ほかの2学科と同様に2024年の試験は点数が高く、合格最低点も124点(62%)となりました。
新課程となる2025年2月以降の試験がどうなるかわからない部分はありますが、満点が200点なのでちょうど半分の50~55%の得点率を目標にするのがわかりやすいです。
他の学科よりも得点が求められないので、一般試験においても入りやすい学科といえますが、決して容易とは言えず、きっちりとした対策をおこないましょう。
浪人比・男女比
3学科ともに現役生の方が多く、大体8割くらいとなっています。
3,4年前は臨床検査学科は、もう少し浪人率が高かったですが、現在はすべての学科において8割くらいの現役生、浪人生は2割程度となっています。
男女比は
臨床検査学科は女性が多く、だいたい7~8割が女性です。
食品生命科学科は大体半々。男女比が同じくらいになっています。
環境科学科は男性が多く大体7割程度が男性。
学科によって男女比が全然違うので、事前にチェックしておくと安心です。
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