日本大学(N方式)の英語
英語はどの学部の受験でも利用でき、下記を見てもわかりますが、ほぼすべての学部学科で必須の科目となっています。
もちろん医学部や獣医学科でも必須です。
N方式で英語が使える学科
【外国語(英語)が必須の学部】
法学部・文理学部・経済学部・商学部・芸術学部(写真学科・映画学科・他)、国際関係学部・危機管理学部・スポーツ科学部・理工学部・生産工学部・工学部・医学部・歯学部・松戸歯学部・生物資源科学部・薬学部
『外国語(英語)が選択の学科』
芸術学部(美術学科・デザイン学科)
すべての学部学科の生徒が受験する可能性があるからこそ、問題形式は幅広く、難易度も比較的簡単になっています。
GMARCH分析 → 明治大学 立教大学 中央大学 法政大学 学習院大学
また、5年ほどさかのぼると出題形式が変わっているので、変化に対応する準備も必要です。
問題形式や難易度に左右されないように、本質的理解を前提とした勉強をおこないましょう。
合格最低点などの日大医学部の情報は → こちら
医学部の学部別入試(A方式)の数学は → こちら
日本大学の生物資源科学部、獣医学科は → こちら
大問1,2は似ているようで違う
一見すると、どちらもよくある4択の文法問題のようですが、実は違います。
また、2019では最初に内容理解の長文読解が出題されました。
大問1は、いわゆる文法問題
助動詞や疑問視、前置詞に動詞の活用など、学校の文法の授業で習うような分野に関する問題です。
難易度は基本的な問題が中心。
センターレベルより少し簡単な問題がよく出ます。
共通テストでは文法に特化した問題はなくなりました。
私大の文法対策にはセンター過去問が有効です。
大問2は、単語力
ここでは、文法問題のように見せかけて、実は単語力と熟語力が重要になってきます。
文法は動詞に関する問題が中心ですが、ここでは動詞だけでなく、名詞や副詞など様々な単語がきかれます。
文法のような変化はなく、似た意味の単語を文に合わせて選択します。
ただし、難易度はそこまで高くなく、センターレベル程度。
センター系の単語帳やターゲット1400などをしっかり仕上げれば高得点を取ることができます。
英単語の勉強法なども見て、まず初めに勉強しましょう。
大問4は、会話文と短めの長文
年によって違いますが、会話文と短めの長文がこの中盤で出題されます。
過去には2問の会話文が出題されていましたが、ここ2,3年は1問のみとなっています。
代わりにアクセントが5問出題されています。
会話文は日大では定番
医学部では会話文が高確率で出る大学は限られていますが、
日大英語では会話文はおなじみの出題です。
ただし、文章量としてはあまり多くなく、また会話表現が特に狙われるというわけではありません。
ですから、形式としては会話文ですが、短めの長文に近いイメージをもって過去問に取り組むとやりやすくなります。
レベルとしては共通テスト・センターレベルの長文の内容理解ができていれば、十分に解答を選ぶことができます。
私大の長文対策というより、センター対策の中で会話文に関してもいくつか練習をしておくのがよいでしょう。
医学部受験において、日大N方式のための会話文対策は重要度が低いです。
時間を割きすぎないように注意しましょう。
短めの長文は300語程度
日大は各学部でそもそも長い長文をあまりだしません。
逆に短めの文を複数出題することがよくあり、このN方式でもほぼ確実に出題されています。
長文の難易度自体は共通テスト・センターレベルかそれよりも簡単なレベル。
また、内容把握ではなく、長文内に設定された空欄に当てはまる単語を選択するタイプ。
長文全体を読まなくても、前後の文章の意味で正解を選ぶことができます。
接続詞などの単語中心なので、ここでも単語力が重要。
共通テストレベルの単語は最低でも95%、できれば100%の習得をしておきましょう。
大問6か7がメインの長文
この大問では500語程度の長文があり、問題はすべて内容把握に関する選択問題です。
過去では大問1や5で出題されたこともあります。
また、接続詞や熟語の短い長文が出題されることもあります。
長文の難易度は共通テスト・センター試験の大問6と同じくらいですが、文章が短い文難易度は高くありません。
単語や熟語としてもセンターレベルで大丈夫。
全体としては大問5,6が難易度が高いですが、それでも解きやすいので取り組みやすいです。
順番が前後することもあるので、試験うけるときは、最初の1分で解答順を明確にしておきましょう。
対策のまとめ
- 日大はA方式をメインで考えよう
- N方式はセンターレベルがいい対策になる
- N方式だけでなく、全医学部対策になるような根本的学習をしよう
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