保護者の人は6月から動き出せば夏休み対策がばっちり
高校2年生の1学期が半分以上終わり、文系理系の選択にも慣れてきた頃だと思います。
同時に、1学期の中間テストや模試・英検の現状から苦手科目など対策をした方がよさそうな科目が浮き彫りになっているのではないでしょうか?
学力をあげるという面でも、進路を考え絞るという面でも、2年生の夏休みは非常に重要です。
苦手の本格的な改善をスタートするために、2年生の夏休みを逃すと志望校のランクが1~2つ落ちます。
言い換えれば、いい対策ができれば1~2ランク偏差値が高く、お子さんの夢や目標に近づきやすい大学が目指せたり、選択肢の幅を広げることができます。
子供の将来のために複数科目を指導できる先生を選ぼう
塾や家庭教師との面談の面談内容とペースはどうすべきか
いい先生は質問力が高い(ビデオ授業と家庭教師の違い)
1年半、も残っていないかも
共通テストは3年生の1月中旬。 私立大学のメインの入試は2月1日前後からスタートします。
夏休みは7月20日くらいからはじまる学校が多いですが、この時点で共通テストまで1年半を切っています。
夏期講習を探している保護者の方も多いでしょう。
そして、重要なのは推薦(総合型)を視野に入れている生徒、もしくは視野に入れるべきか不明な生徒です。
推薦は形式にもよりますが、3年生の10、11月ごろがメインの時期
(もっと早い大学もあり、出願は8~10月が多い)。
今は学力試験も含まれる推薦も多く、さらに学校の評価(評点)もあげなければいけないので、本当に時間がありません。
本当であれば推薦をメインにしても一般入試の勉強もすべきなのですが、動きが遅くて結局推薦一本。
失敗してランクを2つ下げるというのが、かなり多くみられています。
保護者の方が2年の6~7月。
つまり1学期の期末テスト前から動き始めなければ、塾や家庭教師が決まるのが夏休みが10~20日と半分近く過ぎたころになります。
お子さんは受験までまだ時間があると油断しているので、保護者の方が積極的に早く動かなければいろいろな動きが遅くなり、最終的に受験でお子さんの希望がかなわない確率が上がるでしょう。
保護者の方がいかに早くから適切に動けるかどうかがポイントです。
勉強の改善には原因追及が欠かせない
一般入試や共通テスト利用をメインにするにしても、推薦を中心にして学校の成績を向上させるにしても、勉強は必須となります。
特に現在成果があまり出ていない苦手科目は、うまくいっていない原因を明確にすることからはじまります。
原因が見つかるまで1~3か月くらいはかかる
うまくいっていない原因は、早ければ初回面談の時点で見つかることも多いです。
原因が見つかったので、では解決策となる勉強を実行していきましょう。 となりますが、実は隠れた原因が指導を通してさらに見つかることが多いです。
原因は1つではないことがほとんど。
原因を見つける工程
原因の解決を実行する工程
の2つを並行して行うのが通常です。
そして、生徒の学習ステージによって、一つの原因が解決したことで、一つ上の解決すべき問題が現れるのです。
原因の発見とその解決、および継続と反復といういいサイクルを作り上げるまでに大体2か月~半年(すごく早ければ1か月以下)はかかります。
目指すべき学力と現状の能力との差が大きければもっと時間がかかることも。
原因を先生だけが理解するのではなく、生徒と保護者とも共有されれば、だいたい3か月前後で生徒にもうまくいっている感覚が出てくるようになります。
(早い生徒では1~2週間で実感できます)
夏休みでは原因の追求と解決策のスタートが目標
夏休みをうまく使えば、苦手科目を一気に解決方向に導いて、なおかつ点数にまで反映することもできます。
ただし、これまでの勉強の質が悪かった生徒は、一気に解決にはなりません。
大切なのは、すべてをいきなり解決するのではなく、段階別にわけて明確に前進することです。
夏休みでは、原因の追求と対策となる解決策(生徒に合った勉強方法)をスタートさせること。
私の生徒でも、夏休みの最初から指導がスタートしていれば、たいていの生徒は8月の前半には原因が1つ以上明確になります。
ですので、夏休みの中盤~後半は原因を解決したり、成績を具体的にあげる行動をとる時間を長くしやすくなります。
うまくいけば9月のテストや模試で成果がでるだけでなく、8月中にお子さんの良い変化が保護者の方にもわかるでしょう。
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実行が9月以降にも効果を発揮
原因追及が成功して、解決策を実行していくことが重要です。
多くの高校では、夏休み終わりか夏休み明けに模試を実施します。
そして、ここで意識の差が如実に出ます。
点数は積み重ねですが、意識は早ければ1日で変えられます。
夏休みは40日もあります。
意識を変えて勉強して模試に挑んだ生徒は目的意識が高く、うまくいった部分とうまくいかなかった部分の切り分けがしやすいです。
夏休みで意識を高められなかった生徒はなんとなく模試を受けるだけで、受験に向けた勉強が2学期以降もできないでしょう。
模試が終わった後の勉強の質が変わります。
夏休みにいい習慣を作ることで、2学期となって学校が再開しても勉強が継続できます。
学校によっては夏休み期間中でも10~20日くらい補習があることも多いので、スケジュール管理もできる先生が絶対的に有利です。
宿題を一方的に出すだけで、生徒任せのタイプの塾や先生はおすすめできません。
2年の夏休みで具体的にみる大学を下調べしよう
私は生徒に対してゆるやかな進路指導を中学3年~高校1年で実行しています。
それらは、高校2年生での夏休みのためといっても過言ではないでしょう。
いままでコロナの制約があり、「夏休みに大学を見に行ってきて」であったり、「秋の学園祭に行くのも一つの方法だよ」という話をしても、学校側が実施していなかったり、受け入れを制限する数年となっていました。
今は警戒を続けつつも、参加できるイベントが戻ってきているので、夏休みで一気に調査を本格化させることが重要です。
高校2年の夏を活用できなければ推薦組はかなり大変になりますし、一般受験組はしっかりとした準備ができます。
今は新課程となり、入試科目の表記がどうしても難しくなります。
(旧課程と新課程のバランスをとるため)
学校名と学部学科ごとの違いを知るだけでも、お子さんの意識と知識が変わります。
長時間かけて調べるのではなく、本格的に調べるためのきっかけ作りが目的です。
高校3年生になったときに志望校を確定させるためにも、志望校の候補となる大学を最低1校。
多い人は10校くらいを軽くでも調べて興味があるないを判別するだけでも違うでしょう。
今の日本は非常に暑いですが、夏休みは可能な範囲で大学にいけるような準備をしましょう。
早めの調査をすれば、予約も取りやすいです。
逆にオンラインが利用しやすくなった
私の生徒には東京や関西圏の大学に興味があるけど、居住地が東京や大阪から遠いという生徒も増えました。
また、獣医学科など地方がメインの学科に興味が強い生徒もいます。
コロナ前もyoutubeなど動画を利用して大学のPRを行ったり、HPを充実させている学校はありました。
ただ、コロナで状況は大きく変わり、オンラインで大学を知ったり、質問会や説明会を増やした大学が当然となりました。
コロナが落ち着いた現在でもネットを活用して大学をアピールしてくれているので、夏休みを利用して家にいながら大学を知っていくこともできます。
生徒だけでなく保護者と一緒に動画やHP、説明会などを利用するご家庭も多くなっています。
どうしても高校2年生では大学への関心が薄い、現実感を持てていない生徒が多く、保護者の方が一緒に行動することで進路が決定しやすく、勉強や推薦対策も成功率があがります。
大学が遠くても、予約が埋まっていても、オンラインがあるから大丈夫です。
問い合わせから指導開始まで2,3週間かかることがあります
これは当方でもそうですし、ほかの塾や家庭教師でも同じくらい~もっと長くかかるのが一般的です。
問い合わせ
→メールで面談日程の調整(当方はオンラインでも面談でも対応)
→初回面談
→契約するかを考える期間(他と比較もOK)
→契約
→初回指導日の決定
こういった流れが一般的です。
早ければ問い合わせから1週間くらいで指導にいたることもありますが、多くのご家庭で10日~3週間くらいかかります。
保護者の動きを早めなければ夏休みはうまく使えない
指導まで3週間(約20日)かかるのであれば、夏休みの前半から指導をスタートしようと思うと6月末~7月頭には問い合わせが必要です。
1学期の期末テストが6月末~7月頭にあるので、保護者の方の問い合わせは6月末で、お子さんをいれた面談は期末テストが終わってからというパターンもあります。
メールや保護者のみの面談を利用して、保護者の方の不安点を解消しておき、そこをクリアしてお子さんと先生の相性を確かめるご家庭もあります。
危機感の薄いお子さんの場合、保護者の方が先行して動かなければどんどん遅れ、最終的にお子さんが行きたい大学の合格率を下げてしまいます。
ご家庭ごとに事情がありますが、特別なことがなければ保護者の方が早めにうごきましょう。
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