近畿大学の生物
定員が多くメインの入試であるA日程(1月の下旬)の分析です。
A日程(とB日程)で生物が利用できる学部・学科
理工学部
建築学部
薬学部
情報学部
農学部
医学部
生物理工学部
工学部
産業理工学部
A日程で生物(理科)が選択できる学部は、B日程でも生物(理科)が選択できます。
ただし、医学部はそもそもB日程の募集がありません。
農学部や生物理工学部は特に生物選択者が多いでしょう。
情報学部も英・数・理型で生物が選択できます。
関関同立は → こちら
他の大学分析は → こちら
推薦(一般公募)で生物が利用できる学部・学科
理工学部(3学科 + 理学科2コース)
薬学部
農学部
医学部
生物理工学部
工学部
理系の多くの学部で理科が利用でき、生物を含む2~3科目から1科目選択します。
基本的に生物が選択できないことが多い薬学部や化学系の理工学部でも生物が選択できるのが大きな特徴です。
ズバリの暗記は理解が必要
近畿大学の生物は大問が4つ。
全問選択問題ですが、選択肢が非常に多くなっています。
空欄に用語を入れる問題が多い
私立でも国公立でも、長文中に生物の用語を挿入する問題はよく出題されます。
近畿大学でも長文が与えられる大問がほとんどであり、そこに空欄があって選択肢から用語を選びます。
大学によっては選択ではなく用語記載のことも多いですが、近畿大学は選択式。
漢字やアルファベットを完璧に覚えるよりも、各用語の意味を理解するとともに、用語ごとのつながりを理解していれば正解できます。
ある程度は一問一答にかたよっても大丈夫
生物を本気で勉強するのであれば、理解が必須です。
一方で、近畿大学や同レベルの大学が第一志望であれば、理解は完璧じゃなくても合格点を取ることができます。
効率が悪いのでおすすめはできませんが、良質な指導者がいない場合はやむを得ないこともあります。
問われている用語も基礎~標準レベル。
まずはどの大学でも重要と言えるレベルの単語を暗記していく勉強方法でも合格は出来ます。
ただし、近畿大学だけでなく、関関同立や国公立も視野に入っていたり、生物は他の科目より高得点をとりたい場合は一つ上のレベルを考えた勉強方法にすべきです。
そもそも単純暗記に近いような暗記が得意ではない場合も、一問一答に寄りすぎた勉強方法は非効率。 おすすめできません。
細かい暗記の意味を知る
近畿大学では選択問題になっているので、用語の選択で迷う場面が増えやすいです。
大切なのは、なんとなく暗記を減らすこと。
なんとなく暗記は選択肢が多い近畿大学では混乱のもとです。
細かく覚えることとは、多様な単語を見るのではなく一つの単語に対する理解度を高めることです。
しっかり覚えたぞ
絶対に自信があるぞ
という単語を増やすことで解答群の選択肢に頼ることなく記述問題と同様に解くことが出来ます。
問われている単語は基礎~標準レベルがほぼ100%なので、しっかり覚えていけば量自体はそこまで多くありません。
このやり方は近畿大学対策になるだけでなく、併願校でも有効な対策です。
選択肢があるから大丈夫ではなく、選択肢があってもなくても関係ない、という状態を目指しましょう。
実験と計算は正しく勉強できていれば全く怖くない
近畿大学では、
実験はそもそも出題量が少ない
計算を含めた数値の問題は難易度が高くない
という特徴があります。
全体で見ても点数の分量が限定的です。
本腰を入れる必要はありませんが、質の高い勉強ができていれば、最小限の努力で確実に点数を上げることができます。
勉強方法が正しければ点数がとても取りやすいので、非常に美味しい問題だといえます。
言い換えれば、近畿大学の実験・計算(数値)問題が点数に出来ない生徒は合格できても入学後には相当な苦労をする可能性が高いでしょう。
実験は参考書にあるものだけ
実験は生物という学問の中核ですが、近畿大学で出題される実験は典型的なものばかり。
教科書や参考書に記載されている実験がほぼそのまま出ます。
参考書や正しい授業をもとに実験が理解できていれば、そのまま解答に活かすことができますし、その大問で満点だって取れてしまいます。
一定程度の読解力があれば、理解も促進されますし、英語・国語対策にもなります。
難関大学では初見の実験も出題されますが、近畿大学では既知の実験だけなので、正しい理解と努力を積み重ねた生徒が必ず有利になります。
難しい問題集や参考書を使う必要はありません。
大事な実験だけきちんと理解を目指しましょう。 理解が難しい場合はプロなどの手を借りて理解を促進すべきです。
難しい環境にある場合は暗記をするだけで十分に有利になります。
図や表は頻出
例えば
遺伝子配列とコドン表
呼吸のクエン酸回路
PCR
バイオーム(生物群系)分野の降水量と平均気温
といった様々な表が出題されています。
4つの大問中、1~3つくらいの大問で図や表が与えられていることからも重要性がうかがえます。
数値の暗記は必須
近畿大学では計算問題は限定的ですが、覚えなければいけない数値に関する問題は一定量の出題があります。
数値は理解をしていないと暗記しにくく、正しい生物の勉強が出来ているか出題側が使いやすいです。
また、近畿大学は選択肢が多い出題ばかりなので、ややこしく見える数値問題は相性が非常にいいです。
計算問題が苦手な場合は、計算力を高めるより理解に対して努力することで数値の暗記をすすめましょう。
計算問題はシンプル
一般的に生物の計算問題は公式がシンプルです。
計算パターンも限られているので、覚えるべき公式の数も少ないです。
実際の計算式は1つ~2つで答えが導き出せる問題がそもそも多く、近畿大学でも数式は1つで完結する問題ばかり。
ただし、前後の実験や化学反応式の理解がないと正解が難しいものが多くなっています。
理解の生物が身についている人は生物の計算問題は積極的に正解を狙いましょう。
逆に、理解の生物が出来ていなかったり、実験や反応式がわかっていない暗記の生物になっている人は数値暗記を頑張っていきましょう。
参考書・問題集
生物の参考書は数が限られており、ズバリ近畿大学に適応した参考書というのはあまりありません。
田部先生の77講(Amazonリンク)
大森先生の126講(Amazonリンク)
山川先生の生物が面白いほどわかる本(Amazonリンク)
などは難しいレベルまで掲載されていますが、参考書の中でも難易度設定があります。
赤字や太字など、基礎~標準レベルで重要とされている単語や実験を中心に勉強し、難しめの知識や実験は省くように使うのがよいでしょう。
お子さんの中には生物が好きだから理科の科目を生物に決めたケースが多いでしょう。
参考書でちょっと難しい部分までのっていれば、受験に直接活かしにくいとしても、興味がある分野だけ難しい部分も読める状態というのは素晴らしいことです。
参考書は基礎と標準がきちんと掲載されていれば、ちょっと難しい部分があっても大丈夫です。
お子さん自身で読む・読まない、覚える・覚えないの判別が難しい場合もあると思いますので、個別指導や家庭教師などを上手く活用するとよりよい使い方ができるでしょう。
問題集
基礎~標準レベルの知識問題と、一般的な実験・計算問題が網羅されている問題集が適切です。
また、ちょっと難しい実験問題が多数掲載されている問題集は使わない方が合格率が上がります。
学校などで使われている
リードα(Amazonリンク)
セミナー(Amazonリンク)
などは、難しいリードDや発展問題は取り組まなくても大丈夫。
市販の問題集で言えばリードライト(Amazonリンク)くらいがちょうどいいでしょう。
リードライト(ノート)はリードαと同じシリーズですが、難しい問題は掲載されていません。
近畿大学の生物対策としては適切なレベルの問題が幅広く採用されています。
実験問題が多い基礎問題精講(Amazonリンク)なども不要です。
併願校として関関同立が視野に入っていたり、現在1,2年生で志望校が定まっていない生徒は今の学力あった問題集を選びましょう。
まとめ
保護者の方へ
農学部や生物理工学部などで選ばれやすい生物は、理科の中で非常に点数が取りやすい科目です。
2学部以外でも真面目に積み重ねることが得意なお子さんであれば積極的に選んでもよいでしょう。
近畿大学の生物は暗記に寄った出題が多くなりますが、それ以上に理解を中心とした勉強方法の重要性が高い科目となっています。
生物を選んで暗記しなさい、は現代ではあまり効果がありません。
効率的かつ大学入学後にも役立つような正しい勉強方法で、合格を手繰り寄せていきましょう。
生徒自身が自分で勉強方法の間違いに気づくことは稀です。
正しい勉強方法が身につくサポートを、保護者の方が早めに用意してあげてください。
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