【文系数学】関西学院大学の入試問題を徹底分析 | 関関同立ならプロ家庭教師のロジティー

関西学院大学の文系数学

関西学院大学における主な入試形態(一般入学試験)は、

全学部日程
学部個別日程
共通テスト併用日程
英数日程(実施がない学部もあり)

の4種類。

理系と文系で若干異なるので注意が必要です。

文系数学は範囲がⅠAⅡBC(数列・ベクトル)です。

定員のほぼすべてが一般入学試験(全学部日程)なので、対策すべきはこの一つとなります。

本分析でも、全学部日程の文系数学にターゲットを絞って分析しています。

文系数学は150点満点と英語・国語(各200点)より若干低いですが、 英数日程では文系数学も英語も200点満点が基本です。

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全学部日程で文系数学が入試に必須の学部

なし

ただし、英数日程がある文系学部は必須。

全学部日程で文系数学が入試に選択できる学部

神学部
文学部
社会学部
法学部
経済学部
商学部
人間福祉学部
国際学部
教育学部
総合政策学部

一般的に文系といわれる学部すべてで数学は選択科目に指定されています。

基本的に全学部日程で文系数学が選択できる学部は、学部個別日程でも数学が選択できます。

また、英数日程がある学部は当然文系数学が必須となります。

多くの文系志望の生徒では地理か歴史(日本史・世界史)を選択しますが、経済系などは数学がおすすめです。

理系から文系に文転した場合でも利用しやすくなっています。

2日程で難易度は変わらない

全学部日程は一般入試の最初にあり、日程も2日間用意されています。

どちらも大問は3つ。 難易度は同じくらいに設定されています。

出題構成は明白

大問1と2は2つずつに分割。

大問3は単独の大問で、数Ⅱの微積から出題。

出題傾向が明白なのは範囲だけではありません。

レベルも安定しているので、正しい大学分析と生徒自身の分析ができる先生がいれば攻略しやすくなっています。

逆に、ただやみくもに問題を解くだけでは効率が悪すぎて合格率が下がってしまいます。

受験勉強は勉強量と合格率が比例するのではなく、効率と合格率が比例しやすいです。

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大問1と2は攻略範囲を決めると合格率アップ

大問1は

数Ⅰ
数A

から1つずつ

大問2は

数Ⅱ(微積以外)
数BC(数列・ベクトル)

から1つずつ

が基本となっています。

難易度と出題傾向を考えると、全範囲を網羅的に勉強すべきですが、得意不得意に極端な偏りがあったり、勉強時間とほかの科目とのバランスを考えた計画が必要です。

各大問は標準レベルが基本

大問3の微積も含めて、基礎~標準レベルが中心。

応用発展レベルからの出題はほとんど見られません。

特に大問1と大問2は2つに分割されていることもあり、公式をそのまま使うだけで解ける問題も複数あります。

一般的には大問1と大問2でしっかり点数を取ることを前提としましょう。

正しい先生の指導を受ければ、大問1と2は満点に近い点数をとることができます。

関西学院大の数学は、才能よりも努力と正しい積み重ねが重要。

現在の偏差値が40くらいでも2年勉強すれば普通に合格点をとれるでしょう。

数Aは場合の数・確率

大問1の後半は場合の数と確率からの出題率が非常に高いです。

範囲が絞りやすい分、比較的難易度が高い条件付き確率もよく出題されています。

1つ1つの独立性が高く、満点は狙いにくい部分もありますが、安定して高得点は取りやすいです。

数学が苦手だから進路選択で文系を選んだ生徒でも点数をとりやすいといえるでしょう。

数BCになっても同じ

2025年から新課程となります。

以前は数Bは数列とベクトルでしたが、今回からベクトルが数Cへと移りました。

ただし、内容は基本的に同じです。

関西学院大学としても難易度を変えてくる可能性は非常に低く、過去問を参考にしながら対策をすすめましょう。

全体の難易度としては、他の大問と変わらず、正しい対策で点数が取りやすくなっています。

微分積分は王道パターン

微分積分は苦手な生徒と得意な生徒の差がはっきりと分かれます。

そして、正しく勉強すれば、ほぼ確実に得意な生徒になれます。

理由は簡単。

関西学院大の微積はパターンが明確で、正しい準備で点数が取りやすいから。

赤本(過去問:Amazonリンク)が解けない生徒は、勉強不足ではなく分析不足。

そして、分析は過去問だけでなく、生徒自身の分析の方が大事です。

今何の勉強をすべきか明確にしてくれる先生がいれば、半年以下の短い時間でも関西学院大の微積が解けるでしょう。

繰り返しますが、解けないのは学力不足ではなく、分析不足で勉強方法を間違えているからです。

問題集

問題集のレベルとしては、白チャートと黄色チャート(Amazonリンク)の中間くらい。

数学の偏差値が45以下の生徒や、第一志望が関西学院大学という生徒は白チャートレベル(Amazonリンク)を利用するといいでしょう。

一方で、数学の偏差値が50前後あったり、関関同立レベルを2~4校は受験する可能性がある生徒は黄色チャートレベルの問題集がいいでしょう。

産近甲龍がメインであれば白からスタートして大丈夫ですが、数学が得意な文系の生徒は黄色でもいいでしょう。

大切なのはレベルが高い問題集を周りの評判に流されて使うと失敗するということ。

高校が青チャートやニューアクションなどを使っているからと、難しすぎる問題集を使い続けると、不合格まっしぐらです。

自分の学力と志望校の学力を理解しましょう。

まとめ

  • 傾向と対策で合格率アップ
  • 問題集は背伸びしない
  • 基礎力を育てよう

保護者の方へ

関関同立の一角で、難しそう。

文系なんだから数学はいらない。

教科書がわからないと言っているから仕方ない

これが、お子さんの合格率を下げています。

質の高い先生の正しい授業を受ければ関関同立の文系数学は対策しやすく、合格点を取るために選ぶべき科目と言えます。

また、現在は文理融合が当然であり、文系だから数学をしなくてよいというのは時代遅れ。

正しい勉強方法を継続できる先生がいれば、お子さんの数学への苦手意識は意外とたやすく改善します。

大学合格はもちろんですが、それ以降まで見据えた教育がおすすめです。

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