都立高校入試(共通問題)の英語を徹底分析 | 都立高校分析ならプロ家庭教師のロジティー

都立高校入試の英語は対策するだけで確実に点が上がる

英語は基本的にコツコツと勉強した生徒が圧倒的に有利です。

知識問題が多い理科や社会、分野の区別がはっきりしている数学などは、
短期間に一部の分野を勉強することで点がとれます。

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英語の特性を理解したうえで、普段の勉強を行うことが大事

一方で、英語は国語と並んで最も複合的。
日々の努力が要求されます。

しかし、都立入試は出題傾向が決まっているので、基礎力に不安があっても狙って点を取ることが可能です。

もちろん部分的にしか点がとれません。

必ず本質的な勉強を今から始めましょう。
本質的な勉強をしなければ、勉強時間が長くても効果が薄い科目です。

  • 英語の勉強のやり方がわからない
  • 模試や過去問の英語の点が40点以下

こんな場合は根本からやり直す必要が確実にあります。
できるだけ早く相談してください。

この解説は都立高校入試、英語の共通問題に対する解説です。

三田高校や文京高校などほとんどの都立高校では共通問題が採用されています。

日比谷高校や都立西高校など、進学重点校の7校と進学指導重点校の3校では、英語・数学・国語は独自の問題を作成しているので、この解説を行っている問題自体が異なります。
(自作問題の高校は青山、国立、立川、戸山、西、八王子東、日比谷、国分寺、新宿、墨田川)

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リスニングは普段の努力とセンスが必要

大問1はリスニング。

実は、英語が苦手な生徒が一番点がとりやすいのがこのリスニングであり、同時に努力だけでは満点が取りにくいのもこのリスニングなのです。

大学入試では、センター試験が共通テスト(2021年1月が最初の実施)になり、各大学でのリスニングの点数が増しました。

これから年を経るごとにリスニングの配点は大きくなり、現在の中学3年生が大学受験をするころには、さらに重要性が高まっているでしょう。

リスニングは英文が読まれる前に勝負が決まる

実はリスニングにはしっかりとしたテクニックがあります。

そのテクニックは事前に選択肢の文章を読んで、聞かれる内容を予想すること。
事前に目を通すとよく言われますが、予測するまで実行している生徒は少ないです。

たったこれだけでリスニングへの取り組みは大きく変わります。
また、模試などが終わった後にリスニングは復習方法がわからない生徒が多いです

理由は簡単。音源がないので音が聞けないから。

ですが、音がなくても問題を文書で読むことでリスニングのひっかけの作り方は簡単にわかります。

ちなみに対策本などには音源がついています。
それをほぼ全員が知っていますが、実際にその音源を複数回聞いて、文章の傾向やひっかけを考えている学生はほぼいないです。

1回聞いていれば、まだマシなほうです。

あなたはちゃんとリスニング文章の復習していますか?

なぜ点がとりやすいのか?

それは英文が一番簡単で、ラスト以外が選択式だから。

大問2~4はすべて長文の複合問題。
英語力がない生徒は大問2~4は基本的に解けません。
模試や過去問にチャレンジして毎回40点以下の場合は、英語が全く読めていないといえます。

その場合には、中学1年から徹底的にやり直すことが必須です。

塾が合う生徒合わない生徒でも説明しましたが、英語が40点以下の生徒の場合、家庭教師を絶対おすすめします。

プロ家庭教師への相談は → こちら

逆になぜ満点が難しいのか

リスニングはひっかけ問題を簡単に作ることができます。
そして素早く反応できるセンスがないと、かなりミスがしやすい。

特に入試という特殊な環境で、ある程度冷静に取り組むのは至難の業です。

  • 日々発音とともに英単語や英文を理解する癖がついている
  • 緊張下でもある程度落ち着ける
  • リスニングのセンス(英語を英語として聞くことができる)がある

実際に英文は簡単なので、
このような条件がそろっていれば高確率で満点はとれます。

大問2は、図表の読み取りを絡めた会話文が中心

3つのパートに分かれており、最初の二つは図表と会話文の組み合わせた問題になっています。

そしてラストがe-mailという手紙形式の文章です。

この手紙形式には英作文の問題が最後についています。

表はヒントの宝庫

英文を読むときに大事なのが、何に関する文章であるか理解すること。
つまりテーマを知ることです。

難しい文章はテーマがわかりにくいので、理解が難しい。

一方でこの大問2は、図や表があるので、何についての話なのか(テーマ)が、英文を読まなくてもわかるのです。

大問2の会話文は文章の難易度が低い

大問2で出てくる会話文も最後の手紙形式の文章も、総じて難しい単語はほとんど出てきません。

また、都立の共通入試ということもあり、難しい単語には最後に和訳が載っています。

登場人物も2人と最低限で、全体の文章量としても短い。

正直これ以上簡単な会話文を作るほうが難しいくらいです。

文法もシンプル

文法も1文に対して主に一つのポイントのみ。

一つの文章が長くないものが多く、1文に対してポイントとなる文法は1つ。

進行形、to不定詞、there is(are)~構文、完了形、受動態など、中学校では様々な基礎文法を習います。

1文に対してこの文法要素は主に1つ。

それがまんべんなくちりばめられている構成となっています。

受動態と進行形を組み合わせたり、to不定詞と動名詞の違いに注目するような形式はほとんど出てきません。

英作文はルールで書ける

大問2の3番の問題で、ほぼ唯一の英作文が出てきます。

ここ3年で英文を作るのはこの大問2の最後のみ。(2015年までは最後に英文作成あり)

しかし、2020年の教育改革の内容を考えると、英語が書ける能力は今後も重視されていきます。
私が出題者なら1文だけであっても英文作成の問題を最後の大問あたりに出すでしょう。

英作文は中学で平均レベルの単語力と、中学2年生までの文法力で答えを確実に書くことができます。
ですから、実は(部分)点が取りやすい解答方法。

英語が苦手な生徒ほど、ここはねらい目ポイントといえるでしょう。

ただし、そこに至るまでの文章をある程度は理解しないと書けません。
最低限(中2レベル)の英文理解力は必須です。

大問2はとにかく基礎力を問われている

単語も文法も基本的。

文章も短く、図表のサポートで英文を読む前から話が予測しやすいので、非常に読みやすい。
逆にこの大問2が3つとも読めない場合は、単語と文法の基礎の基礎から徹底的にやるべきです。

この大問2が解けないようであれば、難易度の高い大問3,4は不可能と思っていいでしょう。
なので、まずは大問2をしっかりできるようになりましょう。

今あなたが中学3年だとしても、中学1年から復習しましょう。
英語は積み重ね。とにかく基礎が最も大事です。

大問3は見た目は難易度が高いが、求められているのは基礎力

大問3も会話文。

しかし大問2とは難易度が違います。

文章量も多く、登場人物も4人ほど。

大問2は基本的な単語や文法の実力を求められましたが、
大問3では、そこに長文における読解力という国語(論理も含む)要素が足されています。

文法もより複雑化

大問3では、

関係代名詞や、
会話表現でよく使われる形、
文の一部省略など、

基本文法より少し難しい表現も出てきます。

また、1文の中に受動態と助動詞と関係代名詞が入るなど、組み合わせも多くなります。

しかし、1文を冷静に見ていくと、教科書レベルの難易度。

中学校3年間で学んだ文法を丁寧に復習すれば特殊な勉強は必要ありません

逆にさぼっていた期間があったり、わからないを放置したままにしておけば、理解できないくらいの難易度になっています。

文章の内容は学生にイメージしやすい

登場人物やストーリーは理解しやすいように、受験生に身近なものとなっています。

日本人中学生と、留学生の外国人学生であったり、
学校にいる外国人の先生と日本人学生であったりします。

また、内容も学校での会話であったり、学生の休日にありそうなもの、学校の英語の時間に必ずあつかったことがある日本文化や海外文化との相違点だったりします。

さらに、最初に人間関係や、何についての話(テーマ)が書いてあるので、会話の前のお題の文さえ理解できれば、推測もしやすいように作られています。

文章さえ読めれば、選択問題だけなので正解を選ぶのは難しくないといえます。

真面目な人に有利な構成

文章の難易度や、構成はまさに教科書。

そこに中学3年生で平均点くらいとれていれば十分に理解できる国語力があれば、決して難しくありません。

ですが、全国偏差値40以下の生徒には、ほとんど太刀打ちできないほどの難易度があります。
日々真面目に教科書で単語と文法を3年間勉強することが最も重要です。

逆にそれが出来ていない期間があり、現在も上手く読めないのであれば、根本から見直す必要があるでしょう。

ラストの大問4は当然難しい

大問4は文章量も多く、英語が得意でない生徒からすると試験時間が足りないことも多いです。

そういう状況下でしっかり解くのはなかなか難しい。

自分の志望校に合わせた考えが必要かと思います。

逆に全国偏差値で55を超える生徒には積極的に完答が狙えるレベルともいえます。

偏差値50を超えていれば時間をかければある程度読める

大問3が読めない場合には、残念ながら大問4はかなり厳しいでしょう。

ですが、大問3をある程度読めていれば、十分に大問4の長文はクリアできる可能性があります。

少なくとも半分くらいは、すぐに点が取れます。

というのも、文章校正が非常に論理的でわかりやすいからです。

最初の段落に必ず設定が書いてある

もし、手元に過去問がある人は、落ち着いて最初の段落の、最初の数文のみでもいいので見てみて下さい。

そこに必ず文章のテーマ、主役、状況、場所などが書いてあるのです。

入試では、

「ジュンコは東京の高校生です。
彼女は英語が好きで、将来英語を話す海外の旅行ガイドになりたいと思っています。」

というような書き出しで始まります。

他の年度のでも、

「キョウコは高校生でした。
ジェニファーはカナダから来ている学生で、キョウコの家族のもとに滞在していました。
キョウコとジェニファーは、ベーカリーで一緒に1週間職業体験をすることになっていました。」

など、状況をかなり丁寧に説明してくれているんです。

確かに文章量が多く、難しく見えますが、基礎の単語さえ理解しておけば大丈夫。

文法も大問3がある程度読めるのであれば十分に向かっていける難易度です。

実は優しい長文レベル

都立高校でも日比谷高校や西高校などは、英語の実力もさることながら、国語力も多少求められる文章が出てきます。

一方でこの都立共通問題は、ほとんどが英語の基本的レベルを問うもの。

最も難易度が高い大問4の長文でも、確実に教科書レベルです。

教科書レベルに真面目に取り組み、しっかりとした基礎力を持った生徒を求めているという出題者の意図がはっきりと見て取れます。

一見難しそうに見えるこの長文も、今の実力で十分に点が狙えます。

  

まとめ

英語が苦手な場合

  • まずは、中学校1年レベルの文法と単語をマスターしよう
  • 中学2年レベルが半分できれば、大問2にチャレンジしてみよう

英語が平均くらいの場合

  • 中学3年分の基礎文法を復習し、抜け漏れを見つけて練習しよう
  • 単語がしっかりできていなければ、大問3や大問4は難しいことを理解しよう

英語が得意な場合

  • 大問4にチャレンジしてみよう
  • 70点以下ということは、基礎力に不足があるということに気づこう
  • 教科書レベルがしっかりできれば85点は取れるようになるので、基礎~標準レベルで長文読解の練習をしよう

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