国語は上手く教えてくれる先生が少ない
英語や数学と異なり、国語は日本語です。
特に現代文は、自分たちが使っている言葉なので、難しいという認識を持っている人が非常に少ないです。
しかし、学校で習う科目で圧倒的に最重要なのが国語(現代文)です。
数学の文章題であったり、英語の文法がわからないのは、圧倒的に国語力不足のケースが多いです。
中学生のうちに、正しい国語力を身に着け、高校入試はもちろん、高校、大学、社会人と一生役立つ国語力を身につけましょう。
国語は個別対策が重要
塾や学校では、テクニック論が多く、本質的な理解に基づいた国語をあまり教えてくれていません。
逆にそれをしっかり教えてくれる先生は非常に素晴らしい先生だと思います。
読解のポイントを教えるのは1か月もあれば可能ですが、実際に身に着けるには時間がかかります。
こちらでも対策を記載しますが、あくまで参考程度にとどめてください。
きちんと現代文を勉強すれば、論理的思考力も向上し、すべての科目で勉強に大きな変化を得ることができます。
国語(現代文)対策に興味がある方はお問い合わせください。
国語は勘で解けない
偏差値が70程度の、東大を目指すような上位層の高校生でも、現代文を勘で解いています。
これが成功するのは、日本でもほぼいません。
正しい国語の勉強法と解答法を理解することで、埼玉県公立入試の国語は非常に解きやすくなります。
私立や東京都の高校もばっちり対策
私立高校の受験対策も力をいれて実施しています。
埼玉県はもちろん、東京の私立高校対策も対応しており実績もあります。
最初は小説文
高校入試らしく、中学生もしくは高校生が登場人物となった文章が出題されやすいです。
公立入試での小説は難しくなく、丁寧にストーリーを追って、正しく解答することが求められます。
そのためのポイントは3つ。
- 自分の意見を入れないこと
- 登場人物とその行動を明確にすること
- 指示語と接続語の意味を明らかにすること
これだけ読むと単純なテクニック論になりそうですが、本当の勉強はもっと奥が深いです。
受験のためにテクニックとして利用するのは悪いことではありませんが、本質的な理解をできるように努力をしましょう。
「選択肢だから選びやすい」は間違い
小説文における選択肢は、上記の3つのポイントを守らずに、なんとなく選ぶ生徒が多いです。
記述は難しいけど、選択肢は選べるから簡単、とお子さんがいってたら、ほぼ確実に国語の勉強方法を間違えています。
選択肢は誘惑が多く間違えやすく、レベルがあがるほど差がつきやすいです。
大問2は漢字と文法と話し合い
ここは長文がなく、一つ一つが独立した問題となっています。
漢字や熟語、文法問題であり、努力で点を取りやすいポイントですが、近年は短いインタビューや話し合いなどが含まれるようになりました。
20~24点もあるので、国語に苦手意識があっても努力をできる生徒には最も点を伸ばしやすい大問となります。
逆に英数で選択問題を利用している学校を受験する生徒は、このあたりは2年生までにある程度マスターしておきましょう。
日常から細かい勉強を積み重ねる
漢字などの練習はもちろんですが、普段から先生が使う言葉や、小説などに出てくる表現をメモしたり、調べたりする習慣をつけるのがベスト。
なんでもすぐに調べる行為が習慣化すると、社会人になった後にも役立ちます。
今はスマホを持っている生徒も多いので、すぐに調べられますが、デジタル機器を使用した勉強での定着率は低いという研究も出ています。
個人的には紙の辞書が一番オススメですが、紙の辞書にこだわりすぎるのも現実的ではないでしょう。
紙とスマホやタブレットを上手く使い分けましょう。
漢字や熟語、慣用句などに普段から触れておくことが重要です。
紙の辞書を使う場合には、調べた語の前後の語なども合わせて楽しむと、非常に高い成果が得られるでしょう。
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大問3は評論
大問3の評論文が内容がしっかりしており、時間配分としても難しい大問となります。
ここはポイントが一概にはいえません。
注意してほしいのが、高校ではすでに最も重要な分野と認識されており、中学時代の苦手を克服しないと、高校入試でも高校入学後でもかなり不利になります。
しっかり勉強させたい保護者の方はお問い合わせください。
大問4に古文
古文は12点しか配点がなく、なおかつ難易度も高くないのが特徴です。
難しい語には注釈と口語訳があるので読みやすく、おまけ程度についていることも明らか。
上位校を目指すのでなければ、力を入れる必要性は低いでしょう。
また、将来に役立たせるという面からも、現代文、特に評論文に力をいれましょう。
上位校を目指す生徒には特別な対策をしなくても十分に読めるレベルです。
学校の授業に加えて、単語の勉強と文法の復習をきっちり行いましょう。
最後は小論記述
最後には、約200語の記述があります。
配点は16点とある程度のボリュームがあり、
浦和女子、浦和西高校、大宮高校、川口北高校、川越高校、など上位校を狙うのであればきっちり解答したいところです。
また、学力に自信がない生徒でも書式をしっかりと守っていればある程度の点数は取れるので、古文が非常に苦手であれば、古文は最初から捨てて、大問5を解答するのも一つの方法といえます。
すぐに添削が練習の基本
図表を読み取り、自分の意見をまとめるには練習が必須です。
実際には、
- 図表を整理
- 意見を確定
- それに沿った体験を出す
- プロットを完成
- 本文を記載
という5つの工程を経る必要があります。
これを10分程度でこなすのは難易度が高く、ぶっつけ本番では難しいでしょう。
練習の題材は他の高校入試や、小論文用の問題集だけでなく、新聞やネットニュースからも簡単に作ることができます。
私の過去の生徒にも、高校受験の際の小論文練習はよく行っていました。
正しく添削し、より良くするための意見を明確に言ってくれる先生がいると効率は非常に高まります。
最初は書けないのが普通
偏差値50以下の生徒でよくありますが、最初は1文字も書くことができません。
そこから正しい練習をすれば、驚くほどかけるようになります。
大問5は、正しい勉強法を知らずに、ただ悩んで苦手になっていく生徒が非常に多い。
実は簡単な大問なので、効率的に努力をしましょう。
書式が最重要
英語の英作文もそうですが、自由記述が許される場合、ルールを守ることが第一となります。
段落をつけること、文字数制限を守ること、などは事前にしっかり確認して、本番と同じ形式で1度は実際に書いてみることが重要です。
ある程度の創作はOK
問題文には自分の体験を盛り込み、自分の考えを書くよう指示されています。
しかし、実際に解答しやすい意見で大丈夫。
テストで点が取れる解答を作ることが重要であり、自分の意見を通すことが重要ではありません。
ただし、自分の意見をしっかり持ち、それに沿った方が書きやすい生徒が多いのも事実です。
無理して創作をせず、基本は素直に自分の意見をベースとしましょう。
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