【勉強法】国語が苦手なお子さんのための勉強法 |国語力ならプロ家庭教師のロジティー

ちゃんと日本語を読めていますか?

小中学生のみなさん。

ちゃんと日本語の文章は読めていますか?

小中学生(場合によっては高校生)のお子さんをお持ちの保護者(お母さんが多いかもしれませんね)の皆さん。

あなたのお子さんは、正しい日本語でのコミュニケーションが取れているでしょうか。

お子さんが話している内容が理解できないことはありませんか?

国語(現代文:日本語)は、もっとも身近で毎日使うことであり、学校の勉強においても最も重要な科目と言えます。

ただし、普通に教科書を使って授業を受けているだけでは9割以上の生徒にとって不十分だといえます。

また、高校や大学では当然ですが、就職活動や社会人になった後にも最重要分野といえるでしょう。

中学生に限定した国語の勉強法は → こちら

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国語はあらゆる場面で役に立つ

正しい国語の勉強法を身に着けることで、普段の会話が変わり、国語の点数が上がるだけでなく、
英語 数学(算数) 理科 社会、すべての点数が上がる可能性が高まります。

さらに、社会人になった時にたびたび登場する

面接(推薦入試でも役立ちます)、
ディスカッション(会議)、
プレゼンテーション(自分の意見の発表)

などでも驚くほど役に立ちます。

私の生徒でも、中学生から国語の勉強を始めて、普段の会話から変化を実感された保護者の方もいます。

また、私の授業は、私の発言や授業の内容そのものが、国語の論理性に基づいて構成されています。

私の指導を真面目に正しく受けることで、他の科目の授業でも、国語の勉強に役立つように作られています。

とりあえず語彙を増やす

何を勉強すればいいかわからない場合は、とりあえず語彙力から鍛えましょう。

偏差値50(学校の平均点)を下回る生徒は、基本的に語彙力がかなり不足しています。

語彙力とは、主に漢字をイメージする人が多いですが、漢字以外にも熟語やことわざなども当てはまります。

ことわざや、故事成語などは成り立ちに成り立ちにストーリーがあり、物語として面白いものも少なくありません。

ガリガリ漢字を覚えるのはつまらない生徒には、故事成語やことわざから始めることがオススメです。

 

出てきた単語を親子で調べる

今はネットで気軽に検索できる時代

ニュースや普段の親子の会話、読んでいる本や芸能人の発言などで、出てきた単語や熟語などを一緒に調べてみて下さい。

保護者の方が気が付いた時にクイズのように、
「〇〇って言葉の意味はわかるかな?」

と質問することは、非常に有効です。

意味を調べるだけでなく、一緒に例文をつくって、実際に使うことが重要です。
調べて満足、ではなく、

    調べる → 実践する

という流れは、実践トレーニングでも非常に重要であると説明しています。

語彙力を増やす練習に慣れてきたら、もちろん漢字も勉強しましょう。

なぜ語彙力が必要なのか

そもそも、日本語が使えている、という認識が間違っています。

実は、日本語は世界でも珍しいほど難易度が高い言語といわれています。
例として、英語があります。

英語はアルファベットの26文字だけですが、

日本語はひらがな、カタカナがそれぞれ50音。
さらに、漢字があり、漢字には音読みと訓読みがあります。

我々日本人からすると、当然ですが、これはかなり難易度が高いことです。

また、正しく日本語が使えていれば、国語(現代文)の平均点を下回ることはありえません。

英語でも、英単語の力が不足していると、文法や長文読解をどれだけ勉強しても、正しい成果がでません。

全ての語彙力(単語力)は言語の基礎であり、最初に勉強すべき項目です。

なによりもまず語彙力です。

本を読むことは国語の勉強に効果的なのか

読書量と国語の成績に関して、私が調べただけでも様々な研究が報告されていますが、今のところ有効そうではあるものの明確で信頼できる研究はありません。

正確には、「読書が効果あり」という結果もあれば、「あまり読書量と関連がない」という研究もあります。

私の結論は、「勉強のための読書ではもったいない」ということです。

小中学生は小説や図鑑などが多いと思います。

いまではライトノベルや学習漫画など、幅広いジャンルもありますが、子供たちが読書する主な動機は、

「楽しい」からです。

保護者の皆さんは、勉強のためになるから、といって無理に読書量を増やそうとすることは、オススメしません。

生徒の皆さんは、自分が読みたい本を読めばいいのです。
無理に難しい本を読む必要はありません。

全く本を読まないことも否定しませんが、何かの機会や興味があることがあれば、ちょっと読んでみようかな、と試し読みはおすすめします。

ネット小説や、ネットニュースなんかを読むのでも十分読書になっていますよ。

次は文法

ある程度の語彙力が身についた後は、国文法です。

文法で重要なことは決まっています。

  1. 主語述語の関係
  2. 修飾被修飾の関係
  3. 十品詞

この3つだけです。

特に、十品詞では、名詞・動詞・接続詞の3つは最初にマスターしてしまいましょう。
とりあえず、3品詞が理解できていれば合格です。

そのあとに、形容詞・形容動詞 → 連体詞・副詞
そして残りの助動詞・助詞・感動詞、と勉強していくとよいでしょう。

実は小学校中学校の授業で勉強する、言語における基礎ですが、これが身についている生徒は驚くほど少ないです。

理由は、学校のカリキュラムは文法を体系的に教えず、無理にでも文章と合わせて教えようとしているからです。

文法は、学校と切り離して勉強したほうが、短期間で正確に身につきます。

理想としては中学受験や中学入学準備にすませることですが、入学後でも大丈夫です。

修飾被修飾の関係は難しい

この2つの関係性は、最初かなり戸惑います。

素早く確実に身に着けるには、すべての文章読解で修飾被修飾について考えるということです。

この記事も、ニュースも、学校の教科書や本も、授業中にお友達にまわしているお手紙も、
全ての文章に修飾被修飾があり、その関係性に線を引くことです。

これを修飾被修飾の関係を理解している保護者や先生と3日頑張れば身につきます

正確に修飾被修飾を理解するには品詞理解が必要ですが、最初はそこまで厳密な必要性はありません。

だいたいで大丈夫です。

最後は長文読解

長文読解を勉強するには、説明文や評論文が最適です。

小説文は、ちょっとコツが変わってきます。

長文で大切なのは、筆者には「主に1つの明確な主張がある」ということです。

これさえ理解できれば、国語の長文読解は恐ろしいほど変化します。

ただし、正しい先生に教わらないと、勘違いして勉強法を間違えることもあるので、注意してください。

タイトルをつけてみよう

論理的な正しい文章(説明文・評論文)を読む能力がつけば、その文章を1文や1語といった短い単位で説明することができるようになります。

これができれば、その文章を読めているということです。

さらにそのタイトルに、文中の重要な例を加えると30~50字程度の、まとめの文がかけるようになります。

中学受験の国語の最後の方に、出てくる問題ですね。

記述問題が書けない小学生や中学生は、正しい国語力を身に着けることで、確実にかけるようになります。

応用は文章作成

ここまで全てを高いレベルで身に着けると、文章作成能力が飛躍的に向上します。

単純な手紙や作文だけでなく、プレゼン基礎にも役立ちますし、
会話にも使えるようになれば、普段の話し方も変化してきます。

論理的で伝わりやすい、大人の会話になります。

まとめ

  • まずは語彙力
  • 文法は主語述語・修飾被修飾・3品詞
  • 文章にタイトルをつけてみよう

保護者の方へ

お子さんが自身が

国語が得意、
国語だけは点が取れる、

といったことを言っている場合、非常に危険です。

正しく国語(日本語)を理解できていれば、他の科目も底上げされ、全体的に点数が向上するからです。

実際、私の生徒では現代文の授業は英語や小論文を中心とした他の科目にダイレクトに好影響を与えています。

お子さんの全国偏差値が65よりも下なのに、国語に自信がある場合は危険信号だと思ってください。

逆に、国語を鍛えれば、多くの科目で成果がでます。

さらに、勉強だけでなく日常生活でも変化を実感できるでしょう。

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