【算数】立教池袋中学校の入試問題を徹底分析 | 中学受験ならプロ家庭教師のロジティー

立教池袋中学校の算数を徹底分析

立教池袋では、1回試験は算数の配点が100点。

理社が50点なので、算数の重要性が非常に高くなっています。

また、2回試験では算数と国語があり、理社がないのでより重要になります。

個別や家庭教師を利用する場合は国語と算数は質の高い一人の先生にすることが理想です。

本分析では1回試験をメインターゲットとしていますが、2回試験も傾向が近くなっています。

片方しか受験しない生徒でも、両方受験する生徒でも、ためになるように記載しています。

埼玉の中学入試の算数分析 → 開智中学 浦和明の星中学

千葉の中学入試の算数分析 → 市川中学 国府台中学 中学

中学受験直後にすべき入学準備

埼玉県での中学受験を考える

合否を分ける科目

立教池袋でもそうですが、他の中学でも最も差が付きやすい科目。

算数を正しく勉強すれば、入試で有利なだけでなく大学受験や大学入学後にも役立ちます。

就活でも利用することができます。

数学的思考が立教池袋から立教大学やその他の大学への推薦入試でも活用できます。

いい先生であれば受験算数対策をしながら、自然と将来に役立つような指導をしてくれるでしょう。

最初の計算は精度が勝負

大問1は複雑な計算問題が2問(2回試験では4問)

分数や少数、括弧()などを使った複雑な計算となっており、

半分が通常の計算式で、
後半の半分が方程式

となっています。

大問1の計算はミスを防ぐ工夫をしよう

立教池袋に限らず、多くの中学入試の算数は計算問題(Amazonリンク)からはじまります。

算数の絶対的基礎であり、ここを間違えるのは生徒によって理由が違います。

計算ミスを減らす方法は、一人一人に合った方法をとりましょう。

算数のすべての大問に加えて、理科でも計算は使うので計算ミスが少ないだけで合格率がかなり高まります。

また、時間が少ないことを考えると、早く正確に解くと同時に、検算の時間も最小化できることは非常に重要です。

工夫した計算ができないと勝負にならない

偏差値50程度の、いわゆる真正面からの計算だけでは、立教池袋の合格はほぼ不可能です。

多くの大問では、真正面からではなく、工夫することで計算を簡単にする方法が用意されています。

計算することではなく、計算式を作りつつも簡単に答えを導き出すための創意工夫の精神が試されています。

単なる正解ではなく、より質の高い正解を。

間違えた問題だけでなく合っていた問題も含めて、お子さんに合った指導をしてもらいましょう。

正解していた問題にも、さらに効率的に解く工夫がある、と反省することは、集団指導を受けているだけではほぼ気づくことはできません。

幅広い大問に対応するには入念な準備を

立教池袋は難関中学の中でも特に大問数が多いです。

1つあたりのボリュームは少ないですが、1回試験と2回試験でそれぞれ9~10個の大問が定番となっています。

ありとあらゆるパターンが入っている

大問数が多いので、

整数や比率
規則性
特殊計算(つるかめ算・植木算などなど)
速さや仕事
図形(平面・立体)
統計や表

といった小学校にならう算数のほぼすべての対策が必要になります。

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前半はとりくみやすい問題も多い

大問数が多いですが、前半の大問はかなり点が取りやすくなっています。

基本的に2つの要素が複合されているので、見た目自体は難しくなっています。

国語力を高めて、要素を分解することが、正解を導き出すために必要です。

お子さんが算数と国語で得意不得意に差がある場合には、複数科目を指導できる先生を活用しましょう。

得意不得意で戦略を事前にたてる

男の子にありがちなのが、見切りが苦手なことです。

立教池袋クラスになると、非常に難しい大問(Amazonリンク)が1~2つはあります。

お子さんにとって、解けない・解くのに長時間かかる問題は、諦めることが合格につながります。

立教池袋もそうですが、中学受験の算数は解答の数値のみを記載するので、部分点がありません。

途中までできても、最後の結果が間違っていれば、ばつになります。

そこまで時間をかけずに解ける問題のみを正確に解いていくことが合格の必須条件。

時間と難易度を考えて、解けそうか無理そうかを見切る練習をしましょう。

具体的には、計算を始める前の手順を明確にする練習になります。

参考書・問題集

中学受験では多くの生徒が4~5年生で大手塾に入ることが多く、そちらで使っているテキストを利用するのがよいでしょう。

立教池袋は、難しい問題は多いですが、奇問と呼ばれるような特殊な問題がほぼないので、立教池袋専用問題集のようなものは、過去問以外には不要です。

できれば参考書(Amazonリンク)を先に使ってから問題集を考えるとよいです。

塾に入っていない生徒には、一般販売されている予習シリーズ(直接四谷大塚のHPから購入するのが一番安くて新しいようです)や市販の標準レベルの問題集(Amazonリンク)を使えば塾に入っている生徒と遜色ない対策ができます。

あそこの塾は立教池袋に強いから遠くても通わせる保護者の方がいますが、非効率です。

移動時間を睡眠や食事、勉強にあてた方が合格率は高まります。

家庭教師やweb授業を利用すれば、移動のロスは最小化できるでしょう。

おすすめ問題集

5年生までの間は、標準レベルを徹底して育て、5年生のお正月くらいから得意分野は難しい問題を増やしていきましょう。

立教池袋は網羅的な勉強が必要なので、6年生の夏までは不得意を極力減らすように全般的な勉強をしましょう。

また、基本的な計算と、計算に対する工夫の習慣は6年生になる前に作っておけば合格率を高められます。

6年生の夏の時点で工夫した計算ができなければ、巻き返しがかなり難しくなります。

まとめ

  • 計算の本質をとらえよう
  • 創意工夫の意味を理解しよう
  • 苦手をなくそう

保護者の方へ

立教池袋をはじめとした難関中学は、

基礎を正しく行うこと
自己分析を行い創意工夫をすること
算数だけでなく国語と複合すること

といった、かなり高い能力を求められます。

創意工夫のためには、勉強以外の時間も重要ですし、睡眠時間をしっかり確保する必要もあります。

スケジュール管理も含めた総合的なサポートが最低条件といえるでしょう。

お子さんの能力を活かす、保護者の皆さんや家庭教師などのナイスアシストをしてあげましょう。

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