【算数】芝浦工業大学柏中学校 | 中学受験ならプロ家庭教師のロジティー

芝浦工業大学柏中学校の算数

芝浦工業大学柏中学校では、第1回試験(約110名)と第2回試験(約55名)があります。

どちらも科目構成は基本的に同じ。

国語(100点・45分)
算数(100点・45分)
理科(75点・40分)
社会(75点・40分)

他にも、課題作文を利用した入試や、英語入試(リスニング)もあります。

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算数の難易度は高い

大問数はかつては5つですが、ここ2~3年は7つに増加(Amazonリンク)しています。

問題数自体は、大問数が多いときは大問当たりのボリュームが減っているので、そこまで変化はありません。

一つ一つの問題が難しいことに加えて、高い点数も必要です。

学力、時間配分、そしてお子さんの個性に合わせた科目ごとの戦略が必要です。

特に算数は、どの中学入試でも最も差が付きやすい科目であり、芝浦工大柏でも最重要科目といえるでしょう。

記述あり

都内をはじめ、多くの中学入試では、翌日に合否発表があるため、算数も答えのみを記載する学校が多いです。

一方で芝浦工大柏は、最後の1つ~2つの大問で計算や考え方を説明する問題が出題されます。

創意工夫が計算力の前提条件

最初の小問集合はもちろんですが、それぞれの大問で計算要素が強い問題があります。

規則性や確率、図形の問題などでは、一つ一つ頑張って計算することで、時間はかかるものの計算しきれそうな問題が多く出題されています。

力技で計算する癖がついてしまうと、修正に時間がかかります。

修正せずに進むと、芝浦工大柏中やそれに近い中学を合格することは、実力面でも時間面でも非常に難しくなります。

最初は計算の小問集合

大問1は、計算ともう一題

計算は例年通り、(括弧)と分数、少数の混ざった四則計算

そこに図形や文章題などが加わって、合計2問が最近の傾向です。

かつては4問の小問集合でしたが、ボリュームが減りました。

第一回試験では、

図形問題
簡単な文章題(特に整数系)
規則性や食塩水などの基礎~標準問題

が圧倒的に多くなっています。

ここは計算の工夫がそこまで必要ではありません。

逆に、解きやすい大問1で計算を早く正確にできなければ、勉強方法を変えることをおすすめします。

各大問は特徴をとらえて、対策しよう

大問2~7(年や回によって大問数は変動)では、基本的に後半にいくほど難しく設計されています。

大問1~4は各2問。

分野と傾向だけを見れば、答えだけを記載する典型問題。

正確性と時間配分も重要ですが、それだけではないところが落とし穴です。

現実に即した要素や、考える要素が盛り込まれており、自主的思考を促しています。

ただ親やに言われるままに勉強するのではなく、自分から楽しみながら考える生徒を求めていることがわかります。

大問5~7は各3問。

最後の問題で、解き方を考えてから計算しないと時間が無駄にかかる問題が隠れています。

よくあるパターンを理解し、解けるのが当たり前。

そのうえで、入試問題を目の前にしてから、考えて工夫できる人だけが合格を手に入れられます。

大問の質が高くなってきている

7年ほど前までは、各大問は難しいながらも典型問題をそのまま移行したようなタイプが多く見られました。

近年は、芝浦工業大学柏中学校を受験する学力的に質の高い生徒でも、どのパターンが適用できるのか、 どういった組み合わせなのが見抜きにくくなっています。

文章を理解する国語力がより必要となり、国語と算数を複合させて教えてくれるハイレベルな先生の効果が高まったといえます。

受験対策としては、5年生の後半から違いが大きくなるでしょう。

ただ教わったことを暗記するだけの勉強法では、合格は難しいです。

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出題分野の方よりは若干偏りがある

規則性と数列
確率
速さ
平面図形

の4つの分野は特に出題頻度が高くなっています。

他にも、

数学と人間の活動(整数の性質・規則性)
割合
仕事算や鶴亀算

などなど、様々なパターンが出題されます。

芝浦工大柏中だけを受験する場合も、 他の難関中学を受験する場合も、 分野を絞らず、基本的には幅広い対策をしていきましょう。

平面図形は扇形が多い

中学受験の平面問題は様々なパターンが出尽くしています。

出尽くしたといっても、かなりパターン数があるので、すべてを網羅するには2年程度はかかるでしょう。

芝浦工大柏では、扇形を切った図形の面積や長さが多いですが、円も出題頻度が高いです。

よくあるパターンを上手く変形して出題してきています。

参考書・問題集

芝浦工業大学柏では、まずは計算の時に工夫する習慣が必要です。

計算ができているかどうかではなく、効率的にできているか。

暗記を適用するだけでなく、考えているかがポイント。

1つだけでなく、2つ目の方法を考えようとしているかが大事になります。

普段の勉強では、目先の正解よりも工夫した不正解の方が価値が高いです。

計算問題を単純に解かせるのではなく、参考書(Amazonリンク)を使って原理の理解を優先させましょう。

複雑な計算に慣れるために、思考して当たり前の環境を作っていきましょう。

ハイレベルな問題集の前に

芝浦工業大学柏の過去問のような、難しい問題集に行く前に、基礎~標準レベル(Amazonリンク)の問題に対する理解が必須です。

問題を解く前に、特殊計算や図形問題の構造を理解する時間をとってください。

4年、5年生で上手くいっていたのに、6年生で上手くいかない生徒が多く見られます。

問題を多く解くことに気を取られて、理解をする時間が短い、もしくは理解に時間をとっていない、というパターンが非常に多いです。

理解を行ったうえで、難しい問題は少しずつ進めていきましょう。

質は量に勝ります。

高品質(Amazonリンク)な半年の方が、低品質な2年より効果が高いです。

まとめ

  • 計算を工夫できる自主性が必要
  • 国語力も同時に高める
  • 保護者の方のサポートが合否をわける

保護者の方へ

芝浦工業大学柏中学校は、ご存じの通り難易度が非常に高く、中でも算数は最重要科目です。

計算1つとっても、単純ではなく、パターンを覚える勉強をしていると歯が立ちません。

理解と国語力の2つを、算数の力と複合させることが必須です。

有名な塾に通わせたから、あのテキストを使っているから、ということに、あまり価値はありません。

塾やテキストより、お子さん自身の分析によって、今何が足りていないかを、お子さんの個性に合わせて気づかせてあげることが重要です。

保護者の方のサポートも、関与量やお金よりも、質が大切になるといえるでしょう。

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