受験の1週間後にはちょっとだけでいいから勉強を再開しよう
まずは、受験お疲れ様でした。
友達と遊ぶ時間、習い事を楽しむ時間、家族での時間。
よりも勉強を優先してきたのは、大変なことも多かったと思います。
ぜひ遊んでください。
現在はコロナもあり、難しい部分もありますが、家族で旅行に行くのもいいでしょう。
ただし、受験の1週間後。
つまり、2月10日くらいから、1日15分でいいので中学入学のための勉強をしてください。
(もちろん余裕があればそれ以上してください)
3月の途中からでも構いません。
多くの中高一貫校では入学前課題があるので、実際には3月くらいからちょっとずつ勉強が必要になります。
入学前課題に加えて、中学入学に向けて準備をはじめることをおすすめします。
受験直後から3か月間プロ家庭教師に教わるだけで、中学生活は劇的に変わります。
気軽にお問い合わせください。
受験を頑張って合格した生徒ほど、入学後に失敗する
受験を頑張って、合格した。
これは素晴らしいことです。
同時に、最も危険な状態です。
頑張って何とか合格したということは、学力的にギリギリ合格の可能性が高いです。
学力でギリギリだと、勉強についていくのも大変。
準備がおろそかになれば、学力的に厳しくなり、せっかく頑張って入学したのに勉強ばかり。
しかも勉強も後手後手になり、つらくなります。
気が付くと勉強にはついていけず、本業である勉強で問題があると、学校生活も楽しみにくくなります。
実際、入学して3回のテスト(1学期中間・期末・2学期中間)でその後6年間の成績は半ば決まるといっても過言ではありません。
中高一貫校であれば、進むのが早く、入学前の準備が足りないせいで、6年にわたって悪影響を及ぼすことも珍しくありません。
入学準備で成功する
私の指導中の生徒には、中学受験に加えて、中学入学後も指導を継続される生徒も多くいます。
中学受験に合格後、2月中から少しずつ勉強を再開。
外部の模試で学年1位を取ることも珍しくありません。
本人がもともと優秀であることもありますが、中学入学前から入念な準備をしており、入学後に勉強で困ったことはほぼありません。
勉強に余裕があるので、遊ぶ時間や家族旅行も気持ちよく行けます。
進路相談も早くから十分時間をかけ、自分で調べて経験する機会を設けることが出来ます。
勉強に限らず、正しい準備をすることで、成果が得られる経験は、高校・大学・社会人になっても本人の役に立つと、私は考えています。
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不合格は逆転のための第一歩
第一志望への入学が叶わなかったお子さんをもつ保護者の方がすべきことは明白です。
切り替えを今すぐ行う努力をしましょう。
子供たちはすぐには切り替えができません。
ですから、親御さんが積極的に行動すべきです。
実は私も中学受験で第一志望に合格できませんでした。
非常に悔しい思いをしましたが、切り替え3年間努力することで、中学受験で不合格となった学校の高校に合格できました。
今は辛い思いをしているでしょう。
しかし、しっかりと中学入学に備え、正しい努力を無理なく行えば、6年後の大学受験(もしくは3年後の高校受験)に逆転できます。
どの中学に入学するか?ではなく、どういった中学生活を過ごすか?が重要です。
受験の目的は合格ではない
保護者の皆様に必ず確認することがあります。
それは、
「受験の合格」と「お子さんの充実した学校生活」
どちらが受験の目的でしたか?
受験の前に聞くと、どうしても合格に偏りがちですが、受験の1年前に聞くと、「うちの子に合った学校に」という話になることがほとんどです。
- 名前が知れ渡った有名校
- 大学受験をしなくていい(可能性が高い)附属校
- 偏差値が高い進学校
現時点では大した意味をもちません。
入学後の行動が重要であり、素晴らしい学校でも勉強がある程度のレベルにないと楽しめません。
最高の入学準備をすることで、最高の母校へと成長させましょう。
中学の勉強は難しい
当たり前のことなんですが、見逃しがちなことがあります。
それは、中学に入学後の勉強は、これまでしてきた中学受験での勉強よりも難しいということです。
特に、今まで親や塾の先導をメインとして受験をしてきた生徒では、この認識が薄い傾向にあります。
中学受験が大変だったから、そのあとは楽であるという勘違いをしている生徒は非常に多いです。
これを読んだ保護者の皆さんは、うちの子はそんなことはないと思っているかもしれません。
実際に私が指導してきた経験上、中学入学後の方が勉強が難しく大変である、という認識を持っている生徒は少数でした。
そして、受験後の半年はほぼ勉強していない生徒も非常に多かったです。
恐ろしいパターンとしては、中高一貫校で留年という言葉が出てきてはじめて危機感を持ち、私に相談が来たこともあります。
そしてそういった生徒は、成績では下位グループに入り、そのせいで部活などに影響が大きく出ていました。
みんないいます。
「小学校の時はできていたのに」
中学の勉強は難しいので、小学校のときに出来ていても、中学以降の勉強ができる保障には全くなりません。
宿題だけでは不十分
入学前には、「3つのこと」をしっかりとこなす必要があります。
宿題をするだけでは、今から挙げる「3つのこと」を、1つですら身に付きません。
学校指定の宿題さえやっておけば中学準備が終わった、ということにはなりません。
注意してください。
考え方を中学レベルに変える
小学校は暗記中心。
正確には理解が重要なのは変わっていませんが、中学受験が近づくととりあえず暗記で逃れようとする塾や家庭教師が多いということです。
小学校は学ぶ量が少ないので、暗記である程度の点が取れてしまいます。
中学校は理解中心です。
さらに高校レベルになると、理解の習慣がなければついていけません。
量が膨大なので暗記では乗り切れません。
習った内容を理解し、自分の中にしっかりと取り込む勉強法を身に着けるのは必須事項です。
授業の正しい受け方を身に着ける
実は、正しい授業の受け方はノートの取り方だけではありません。
しかし、まずはノートの取り方から始めるのがオススメです。
先生の板書を丸写しする生徒がいますが、中学以降ではこの方法は通用しません。
「ちゃんとノートをとる」ということは、ノートに何かしらが埋まっていることではありません。
日々の授業で正しいノートの取り方、正しい授業の受け方を身につければ、復習の時間を短くしても効果が高まります。
効率的に勉強出来れば、遊んだり、部活をしたりと楽しい学校生活のために時間を使うことができます。
私は常に生徒に言っています。
よく寝よう、よく遊ぼう、好きなことに時間を使おう。
勉強を効率化すれば、好きなことに時間がたっぷり使えます。
そして、学ぶ楽しさを理解している生徒は、その好きなことの一つに勉強も入ります。
最低限の予習をする
進学校を中心に、この部分が入学前の宿題として出されます。
特に進学校では、公立中学の3か月~半年程度を事前に予習してくる宿題も出ます。
学校の授業でも一応扱いますが、驚くほど早く過ぎていきます。
予習の宿題をしていなければ、この時点で相当大変な状況となります。
英語・数学に加えて、国語の勉強法を確立し、最低限の理解をしておかなければ、国語は勘で解くという勘違いをしたまま、中学に入ることになります。
英語の勉強法がここで決まる
英単語の勉強法でも書いていますが、英語は基礎ができていない生徒が非常に多いです。
予習は自分で行うことになりますが、ここで間違ったやり方を身に着けてしまい、高校生になっても英語の勉強法が間違っている生徒をよく見かけます。
そして、国語と英語がリンクしていないせいで非効率な勉強を6年間かそれ以上続ける人が後を絶ちません。
宿題がでないということは、自分で考えて勉強してきてくださいということ
長期的目線にたった、正しい指導を受けている生徒は、学校からの宿題の有無にかかわらず、中学準備をしてきています。
お子さんの学校は、入学前の宿題を出してくれないかもしれません。
3か月で充実した中学生活
2月の後半からゴールデンウイークが終わるまでの約3か月。
ここで、中学生活のリズムが決まります。
最初の中間テストがゴールデンウイーク直後にあるので、ここまでで中学レベルの勉強法を確立すれば、勉強に振り回されず、中学生活を楽しむことに力を注ぐことができます。
中学生のための勉強法 → 英語 数学 国語 理科1 理科2 地理 歴史 公民
受験が終わったその日でも構いません。
保護者の方へ
やる気を出す
スケジュール管理をする
といった項目まで含めた指導を希望するのであれば、プロ家庭教師などのいい先生にしてください。
中学受験終了 ~ ゴールデンウイーク までの短期間でもいいので、習慣化についてしっかり面倒をみてくれるいい先生の指導が最適です。
さらに、複数科目を指導できる先生(最低でも3科目)がいれば、中学入学前に勉強法と基礎を固めるために、大いに役立つでしょう。
中学受験を頑張ったお子さんのペースをうまい具合に調整するには、
指導が相当うまい先生でなければ失敗する可能性が高まります。
とりあえず安い学生の先生から始めるのであれば、むしろお子さんの自主性や学校のペースに任せる方がいい結果になるかもしれません。
ご家庭が本気で支援する姿勢を見せなければ、お子さんも気持ちの切り替えは難しくなるでしょう。
入学準備をされる方は、是非プロ家庭教師にご連絡ください。
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