【全統の理系数学】明治大学を徹底分析 | SMARTならプロ家庭教師のロジティー

明治大学 全学部統一入試の理系数学

明治大学の学力が重要な入試である一般選抜は、

全学部統一入学試験
学部別入学試験
共通テスト利用入学試験

の3種類があります。

中でも全学部統一入学試験は、問題が全学部で共通。

一度の受験で複数学部を併願でき、全国の8都市で受験することが出来ます。

理系数学は主に数Ⅲのみで構成されていますが、全学部統一入試では理系数学(数Ⅲ)の受験者は文系数学(ⅠAⅡB)も受験しなければいけません。

理系数学(数Ⅲ)が100点 文系数学(ⅠAⅡB)も100点 合計で200点と数学の配点が非常に大きくなっています。

全編マーク式で、試験日は2024年2月5日の予定です。

私のオンライン授業ではお互いの手元が見えているので、記述式でもマーク式でもどちらの入試にも対応した授業になっています。

明治大学分析 → 学部(英語 文系数学 化学) 全統入試 理工学部 総合数理学部

他のGMARCH分析 → 青山学院大学 立教大学 中央大学 法政大学 学習院大学 

その他大学分析は → 全記事一覧

理系数学が全学部統一入試で【必須】の学部・学科

理工学部(Amazonリンク
総合数理学部(4科目)

理系数学が全学部統一入試で『選択』の学部・学科

なし

全学部統一入試だけでなく、学部別入試でも理系数学があるのは理工学部と総合数理学部のみです。

よくある質問・料金などは → こちら

web授業に関しては → こちら

2025年1月以降(新課程)の入試に関して

現時点で高校1,2年生および浪人生が対象となります。

2025年1月からスタートする明治大学の新課程の入試も、一般選抜は

全学部統一入学試験
学部別入学試験
共通テスト利用入学試験

の3種類。

全学部統一入試は2月上旬、全国8都市で実施される予定です。

全学部統一入学試験における、新課程入試での変更点

基本的に大幅な変更点はなく、試験科目がいくつか変更されます。

ただし、理系数学は科目名のみで、基本的な学習範囲は変わらない予定です。

文系数学は科目名だけ

数学Cが新設(復活)し、文系数学はⅠAⅡBCとなります。

ただし、これまで数学Bにあったベクトルが数学Cにいき、明治を含めた多くの大学での文系数学におけるテスト範囲は、

数学Bが数列のみ
数学Cはベクトルのみ

これまでと変化はありません。

実際に旧課程と新課程で同じテーマ名でも若干内容に違いはありますが、全体としてはほぼ変化がありません。

浪人生も含めてですが、科目名の変更に惑わされないように注意してください。

数Ⅲが4つ並ぶのは本当に高難易度か

多くの受験生にとって難易度が高いとみられる数Ⅲ。

明治の全統では文系数学と理系数学の両方の試験があるので、数Ⅲにどれだけ時間を割くべきか、スケジュール管理が重要となります。

小問集合からはじまる

明治の全統理系数学では、ここ2年は大問1が小問集合でしたが2021年は全てが大問でした。

小問集合だとしても5つ6つに分割されることはなく2つもしくは3つの小問となります。

計算問題ではありますが、数Ⅲの要素がふんだんに盛り込まれており、難易度がしっかりとあります。

標準の典型問題かそれに一つ上乗せしたレベル。

大問2以降の難易度を考えると満点を狙いたいところですが、自分の得意分野と時間を調整しながら取り組みましょう。

全範囲の学習が必須

一般的な大学の出題傾向として 数Ⅲの出題頻度が高い範囲は微分積分および極限。

次いで複素数平面。

式と曲線は圧倒的に出題頻度が低い

という大学が多いです。

明治の全学部統一は違います。

理系数学はほぼ全部の大問で数Ⅲの要素があり、他の大学で出題されにくい楕円であったり放物線といった式と曲線の出題率が高いです。

微積などの重要性が下がるわけではなく、まんべんなく全範囲の勉強が必要になります。

勉強時間のコントロールが非常に重要になる

数Ⅲは公立高校では勉強が遅くなりやすく、式と曲線は併願校や明治の学部別日程から優先順位を下げざるをえません。

一方で早くから数Ⅲにとりかかるスケジュールを組んでいる中高一貫校(私立が多い)の有利が出やすくなっています。

中高一貫には落とし穴がある

数学を早く終わらせる学校は、だいたい4~7割くらいの生徒で基礎力が不足しています。

学校の授業が早すぎて、生徒が正しい理解をできない状態で次の単元に進んでしまうのです。

特に数学ⅠⅡAあたりは基礎力が著しく低いせいで、暗記に頼った数学になっている生徒がそうとう多いです。

暗記頼りの数学では明治クラスだと通用しません。

保護者の方は、お子さんを中高一貫にいれて数学に強いと勘違いしがちです。

学校の方針ではなく、模試の判定でもなく、お子さんの状況を見てあげることが必須です。

質の高い先生が直接見れば1~2カ月で基礎力が不足しているのかわかります。

分かりやすい生徒だと1回の授業でわかります。

逆に、公立校だから時間をかけて基礎力が高くなるとはいえず、教科書などを使った間違った勉強になっている生徒も多いので注意してください。

式と曲線・複素数平面の難易度は高くない

明治の全統での上記2分野は、標準レベルからの出題が多いです。

基本的な理解をきっちりして、典型問題のみを学習するだけで合格最低点くらいの実力は身につきます。

学校の定期テストなどの進行速度に惑わされず、時間を多めにかけてでも基礎力を身につけましょう。

必ず受験に有利になります。

最後の1つが難しい

全体の流れを見ると、各大問はだいたい3つのパートになっています。

最初は基礎計算もしくは基礎的な理解度を試す問題
中盤が標準的ながら一定量の計算などが入る問題
最後に難易度の高い問題

理解に基づいた正しい勉強が出来ていれば、最初と中盤まではどの大問も解ける可能性が高いです。

最後の難易度が高い問題は、得意分野では積極的に解くべきですが、自信がない大問は飛ばすなど工夫が必要です。

参考書・問題集

全学部統一の理系数学という観点では、黄色チャートレベル(Amazonリンク)がおすすめです。

ただし、学部別入試や併願校まで考えた場合には、青チャート(Amazonリンク)が有効な生徒も多いでしょう。

大切なのは大学のレベルだけを見ないことです。 現在の自分の学力と志望大学とのバランスで決めましょう。

迷ったときには大学レベルより自分のレベルを基準にしましょう。

まとめ

  • 数Ⅲの勉強時間を確保するスケジュール
  • 数Ⅲの前に文系数学の理解度を高める
  • 標準レベルがメイン

保護者の方へ

明治大学の数学は全学部統一も学部別試験もどちらも高難易度。

特に数Ⅲがメインの全学部統一試験の理系数学は日々の勉強がいかに正しいかを問われ、高校2年から受験を見据えた勉強が必須と言えます。

理解の数学が出来て当然。

勉強方法を早くから正しておけば、理系数学だけでなく文系数学でも高得点が取れるようになるでしょう。

明治クラスの特に理系を中心に考えるのであれば、高校2年の夏には大学受験を考えて準備をしましょう。

なんとなくで塾や家庭教師を選ぶのは危険です。

プロ家庭教師の指導に興味がある方は → こちら

よくある質問・料金・web指導などは → こちら

他の記事一覧は → こちら