【生物】関西大学の入試問題(過去問)を徹底分析 | 関関同立ならプロ家庭教師のロジティー

関西大学の生物

関西大学をはじめとした関関同立では学部別入試がなくなり、2021年から全学部日程(全学部統一入試)になりました。

関西大学の理系3学部でも学部別入試がなくなりましたが、

システム理工学部
環境都市工学部
化学生命工学部

の3学部はもともと問題が共通です。

本分析では、上記3つの関西大学の理系学部での全学部日程の生物を分析します。

共通テスト併用でも一部方式で関西大学独自の生物の試験がありますが、そちらにも対応できる分析となっています。

関西大学分析 → 化学生命工学部 システム理・環境都市工学部

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6つの大問の特徴を理解する

大問は3つあり、各大問は(A)と(B)の2つに分割されています。

各大問ごとに若干の違いはありますが、基本的な構造は同じ。

問われている能力や対応すべき方法も同一となっています。

関西大学の生物の方針は他の大学とも基本的に同じであり、標準レベルを大事にしています。

関西大対策はそのまま併願校対策にもなるので、関西大学を志望校にいれるか迷っている場合は、他大対策という意味でも候補に入れ続けるといいでしょう。

実験を通して知識も必要

実験問題の形式であったり、図や表が多用されます。

ただし、その中でも知識の重要性は間違いなくあります。

それぞれの大問の問1は、本文中の空欄を用語で埋める知識の問題。

正確な暗記で正しく用語を記載することが求められます。

これが正しくできるだけで10~15%は得点がとれます。

合格最低点を考えると、ここで満点に近い点数が必須と言えますし、努力で着実に点数を積み重ねられるということです。

他の理学部・理工学部分析 → 明治大学 立教大学 中央大学 その他の大学分析 

四工大分析→ 芝浦工業大学 東京都市大学 東京電機大学 工学院大学

知識レベルは標準が中心

生物基礎・生物は分野が多く範囲も広いです。

また、関西大学の生物は各分野に対して実例も含めた出題があり、対策には時間がかかります。

求められる知識レベルは基礎~標準。

合格最低点を考えても、細かい事例や深い知識を覚えに覚える必要性は高くありません。

短期的な対策では合格をつかみ取るのは難しいですが、言い換えれば現在の偏差値よりも正しい努力の時間が重要になります。

現在生物が得意ではなかったり、生物の勉強方法に不安があっても、最低でも高校2年生の夏から。

できれば高校1年生からしっかり対策をすれば、合格に着実に積み重ねることができます。

実際には知識だけではないので、正しい勉強方法を蓄積しなければ効果は薄いでしょう。

実験問題は暗記の差ではなく、理解と読解の差が明確に出る

関西大学の生物では、実験問題が豊富に出題されます。

ただし、典型的で教科書や参考書に記載されている実験が中心。

多少の変化は含まれますが、事前にしっかり対策することで類似問題が出題されます。

自己分析と大学分析の2つが効果的な大学であり科目といえるでしょう。

頻出分野は実験分野

バイオームや各臓器、生命の起源など生物の範囲の中でも暗記が重要な分野も当然ですが出題されます。

一方で、暗記中心の分野よりも遺伝や代謝、光合成に細胞分裂といった理解が重要な分野の出題率が高いです。

実際には6つも大問があるのと同様ですので、偏った勉強方法は危険です。

各分野をまんべんなく、理解を大切にした勉強が必須。

言い換えれば理解を大切にした質の高い勉強を継続できれば、合格最低点を超える能力はほぼ確実に身につくといえるでしょう。

生物は暗記だけしていればいいという勘違いは、不合格への道となるので注意してください。

参考書・問題集

関西大学の生物対策をするのであれば、最重要なのは問題集ではなく参考書です。

基礎~標準レベルの知識を正しく網羅していること
各分野で典型的な実験がわかりやすいこと
2~3年間継続して生徒が使いやすいこと

この3点を中心に選びましょう。

私の方でも生徒ごとに合わせた参考書を推薦しますが、最終的には生徒との相性が重要です。

生物の良質な参考書は数が限られているので、間違えないようにしてください。

まとめ

  • 知識は理解が前提
  • 幅広くまんべんなく
  • 実験は典型が中心

保護者の方へ

関関同立の一角である関西大学はレベルが高いです。

一方で、関西大学の生物は正しい勉強方法で着実に合格へと近づくことができます。

合格最低点を超えるには早くからの努力を継続が必要です。

生物では定期テストで目先の点数だけを狙うとどうしても暗記中心となり、受験に対応すべき正しい勉強方法から離れやすくなります。

さらに、実験が多く国語力という複数科目との複合ができれば合格率がさらに高まります。

保護者の方が生物と英語数学のバランスをとりつつ、正しい勉強方法ができる環境や先生を用意してあげることをおすすめします。

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