明治大学農学部の英語は難しい
明治大学農学部の英語はなかなかにハイレベルです。
ただし、早慶の文系学部などと比較して文章量が少なく、取り組みやすさはあります。
現役生は高校2年生までにいかに基礎力を身に着けるかが重要になります。
王道の出題が多いので、明治大学対策や、農学部対策に入るまでの基礎学力が重要になります。
浪人生では、春から英単語や英熟語といった基礎項目の復習を行い、入試直前まで継続することが求められます。
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2つの長文を攻略しよう
大問1が長文読解
大問2が会話文 となっています。
長文読解が最大のポイント
長文の長さは500~750単語程度。
難易度は標準くらいです。
内容はガーデニングといった、まさに農学部の文章が出題されることもあれば、
国際化のような文系で出題されるテーマが課されることもあります。
理系で農学や生命科学関連の長文を中心にトレーニングすることをお勧めしますが、 文系の文章も一定の割合で読むようにしてください。
小説は出題可能性が低いといえるでしょう。
高い単語力が必要
長文読解でも文法もそこそこのレベルがありますが、高い単語力が必須となります。
共通テストレベルでは不足がでるので、 その一つ上のランクであるターゲット1900や 速読英単語の必修編 くらいまではパーフェクトにしておきましょう。
内容把握が中心
基本的には選択式の内容把握は下線部の理解度を問う問題が中心です。
さらに空欄補充では単語力や熟語力も必要になるので、
一般的な長文読解で問われる総合的英語力が必要となっています。
アクセントは時間があれば
アクセント問題が大問1で少しだけ出題されます。
2020年は問題数が4問に増加したこともあり、アクセント対策の必要性が高まりました。
時間に余裕がなければ切り捨てても構いませんが、できれば対策を行いましょう。
日々の英単語から発音やアクセントの練習をしておくことが最適解です。
会話文で点をとりたい
大問2は会話文です。
大問1と比較して文章量も半分以下と少なく、英単語も楽に作られています。
明大の農学部に合格するのであれば、英語は大問2で点を積み上げましょう。
会話表現は必須
単語レベルも文法レベルも低い代わりに、会話表現や意訳による理解が求められます。
英語を直訳するだけでは厳しく、意味を理解しながら進めましょう。
ある程度の熟語力や最低限の慣用句を知っておくと有利にはなりますが、
基本的には与えられた文章の意訳を正しく行い、文章から推測する力で勝負しましょう。
知識勝負ではなく、理解勝負ができれば合格率は高まります。
最後の文法は分量が少なめ
大問3での文法問題は5~6題です。
おそらく大問での合計点は20~25点程度。
7割程度の点をとるためには、ここで点が低くても長文が読めていれば挽回可能です。
形式は単調
毎年、2つの文章の空所に当てはまる1語を選択します。
動詞や熟語に関する問題が多く、難易度は高いといえるでしょう。
また、2つの文章を成立させるために、意味をしっかりと理解しなければいけません。
GMARCHでよくみられるシンプルな4択の文法問題とは違い、理解も入っているので、反射的には選択せずに、2つの文をしっかり比較しましょう。
選択するまでに時間をかけましょう。
参考書・問題集
幅広い長文読解には、共通テストが有効です。
ただし、共通テストだけでは難易度が少し不足します。
700語程度の中堅~上位私立対策の長文読解練習が最終的には必要になります。 3年生の秋~冬にかけて練習しましょう。
早慶レベルまで解けると理想的ですが、現実的には難しすぎるので、手をつける必要はありません。
まとめ
- 英単語力が合否を分ける
- 直訳ではなく意訳しよう
- 文法問題を単純に処理しない
保護者の方へ
明治大学の英語ははっきり言ってハイレベルです。
一方で基礎力がしっかりあれば勝負ができるので、高校2年生までに半分勝負が決まるといっても過言ではないでしょう。
英語は中学(現在は小5)から、いかに正しく積み上げてきたのか?がポイントです。
お子さんは難しい問題ばかりに手を出していませんか?
高校1年生までの単語と文法を受験生になる前に固めることが必須です。
復習の大切さを理解させてくれるいい先生を用意してあげてください。
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