学習院大学の理学部を徹底分析 | GMARCHならプロ家庭教師のロジティー

学習院大学の理学部に合格するのための基本情報

学習院大学の理学部には4つの学科があります。

    • 数学科
    • 物理学科
    • 化学科
    • 生命科学科

それぞれの学科の名前が、学ぶ内容になっており、わかりやすく明確です。

また、学習院大学全体では、 学習院は皇室の多くの方々が通われる系列の大学としても非常に有名であり、

幼稚園
初等科(小学校)
中等科(中学校)
高等科(高等学校)のみならず、

女子中・高等科も存在しており、幼稚園から大学までの一貫教育を受けることができます。

どの大学においても、現在は文理の壁という考え方は古く、
どちらの要素も重要で、学ぶべきことになってきています。

文系だから学習院に行こう、理系だから学習院はやめておこうという短絡的な考え方ではなく、自分がやりたいことを実現できる学校選びが重要です。

学習院大学の理学部の入試分析 → 数学分析 生物分析 化学分析

学習院大学分析 → 経済学部(数学政治経済

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アクセス

住所:東京都豊島区目白1-5-1

最寄り駅:目白駅(山手線)、から徒歩1分

試験に関して

学習院大学は2018年2月からの試験で新制度が導入されました。

2022年1月からの試験でも以下の3つの試験タイプがあります。

  • 普通の大学における一般試験である「コア試験」
  • 他学部のコア試験の問題を用いる「プラス試験」
  • 共通テストを利用する「大学入学共通テスト利用入学者選抜

この3種類です。

理学部のプラス試験は、文学部のコア試験と問題が同じです。

一般入学試験における定員

  コア プラス 共通テスト
数学科 34 6
物理学科 35 5
化学科 35 5
生命科学科 35 5

一般試験における。各学科での定員は40名。
学部全体では120名となっています。

理学部では、公募制推薦入学と海外帰国入学試験も行っていますが、若干名となっています。

他の学部ではAOや自己推薦での入学試験も行っているので、理学部は難易度が高いといえるでしょう。
(偏差値はあまり高くないのが実情ですが、科目差があるので単純比較はできません)

試験科目

コア試験の科目は3教科です。
ただし、理科の選択において学科で違いがあるので、よく確認してください。

【英語】
【数学】ⅠAⅡBⅢ
【理科】学科によってことなります。

数学科   :物理、化学、生物から1科目選択
物理学科  :物理が必須
化学科   :物理、化学から1科目選択
生命科学科 :物理、化学、生物から1科目選択

全学科で150点満点×3科目で450点満点です。

プラス試験

プラス試験(試験日が同じ文学部のコア試験と同じ問題)も同様の試験科目になりますが、

数学科のプラス試験では英語と数学のみ。
理科は試験科目から除外されています。

また、化学科はプラス試験なし。
代わりに共通テスト利用入試があります。

試験時間は各科目90分で配点は各150点。

プラス試験では、3学科はコア試験と同じですが、
数学科のみ150点満点×2科目で300点満点となっています。

コア試験でもプラス試験でも理科が選択できる学科において、得点調整が行われます。
理科は試験の得点が完全にそのままにはならないので注意が必要ですが、
大幅に変わることはないので、受験生は基本的には気にする必要はありません。

大学入学共通テスト利用

理学部では、かつては実施されていませんでしたが、現在は

化学科

のみで実施されています。

【外国語】
【数学】ⅠAⅡB
【理科】物理・化学
【国語】

他の学部でも共通テスト利用は一部学科に限定されているので注意してください。

2025年1月以降(新課程)の入試に関して

現時点で高校1,2年生および浪人生が対象となります。

理学部のコア試験・プラス試験、文学部のプラス試験

数学が

ⅠAⅡBⅢC

となります。

2025年2月の試験としては

新課程と旧課程の共通範囲のみから出題されます。

新課程では、

数Bは数列、統計的な推測

数Cはベクトル、平面上の曲線と複素数平面

ですが、統計的な推測は旧課程の範囲外なので入りません。

共通テスト利用入学者選抜

2025年1月の試験から、従来の化学科に加えて生命科学科でも共通テストが利用できるようになる予定です。

両学科で情報Ⅰは試験科目に入らない予定です。

合格最低点

ここではメインであるコア試験の合格最低点を扱います。

数学科

近年の上昇傾向を考えると315/450(70%)前後は必要になるでしょう。

かつては数学科の合格最低点は265~310点(450点満点なので59~64%)と6割が目安でしたが、入試制度が変わり合格最低点が高くなりました。

物理学科

物理学科でも310~330点(69~73%)ほどが必要になります。

物理学科が理学部では最難関になります。

化学科

化学科は理学部の中では合格最低点が一番低いです。

300点前後(66%)が多く、3問中2問正解がボーダーになります。

生命科学科

生命科学科は300~310点(66~69%)くらいが目安です。

コロナの問題があり、世界的な生命科学への関心が高まっていることから、点数が下がることは考えにくいでしょう。

男女比・現役浪人比・学費

男女比は学科によって大きく異なり、 生命科学科と化学科は男女比が同じくらい。

生命科学科は女性の方が若干多くなることが多く、化学科は男性が若干多くなる傾向にあります。

一方で、数学かと物理学科は圧倒的に男性が多く、学習院全体でも男性が圧倒的に多くなる学科はこの2つのみです。
学習院はそもそも女性が多い大学として有名で、5~6割くらいは女性です。

その中で男性が多い理学部は異色といえるかもしれません。

生命科学科のように女性が少し多いのは、学習院としてはよくある男女比の学科といえるでしょう。

現役浪人比

学習院全体では浪人率が3割くらいとなっており、2浪以上となると5%以下になる年も少なくありません。

しかし、理系では浪人率が高くなる傾向にあるので、他の学部より理学部の1浪、2浪率は高くなっていると予想されます。

2浪までであればGMARCHくらいでは普通です。

医学や獣医学とは異なるので、3浪以上の生徒は比較的少なくなるのが現状です。

学費

学費は4年間で約650万円(数学科のみ約615万円、父母会費等を含む)となっています。

入学金が20万円で、それを含めて初年度が約177万円(数学科のみ約169万円)

2~4年が年額約157万円(数学科のみ約149万円)となっています。

理学部は文系学部より専門の機械など充実した設備が必要なので、他学部より年額40~50万円の差があります。

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コメント

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