【英語】北里大学看護学科の入試を徹底分析 | 看護学科ならプロ家庭教師のロジティー

看護学科の英語

北里大学に限らず、多くの看護学科で英語は必須科目となっています。

もちろん北里大学の看護学科でも必須科目。

60分で100点の配点があります。

学科200点(英語、数学or理科)
小論文の3段階評価

の入試なので、必須科目である英語は最重要科目といえるでしょう。

本分析である一般試験は2月の前半に実施されます。

長文が最初にあり、文法問題が3種類ほどあります。

一般的な私立大学の英語としても、看護学科の英語としても標準的な出題方法であり、すべて選択式になっています。

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北里大学の他学科分析 → 学部 獣医学部

まずは長文

最初は500~700語の長文読解。

長文は看護学科らしく、基本的に医療系の内容になります。

過去の使われたテーマ例としては、

精神的負荷を乗り越える(コロナの例を含む)
悪い日が与える影響
インターネットゲーム障害という精神病
ランニングと足
感情と医療

という感じでした。

また、内容理解だけでなく、文法や単語要素が非常に強いのも看護としてよくあるパターン。

長文があるから長文理解と勘違いせずに、しっかり出題内容を確認しましょう。

テーマからもわかるように、医療系の単語に強いと有利ですが、多くの看護学部で要求されるのは一般的な単語レベル。

専門性の高い単語は注釈があるので、医歯薬系単語は余裕がある生徒向けです。

空欄補充は文法中心

最初の小問は空欄補充。

文法的な問題が中心になっています。

内容は動詞の意味や接続詞、名詞の使い方など様々ですが、レベルは基本~標準。

学校レベルをしっかり復習すれば十分に対処できます。

単語の意味は点になる

実は点が最も稼ぎやすいのがこの小問。

対象となる前後さえ読んでおけば選択肢を選ぶことができるので、長文読解力に自信がなくても点がとれます。

その代り英単語の意味が分かっていないとほぼ解けないので、単語の勉強は徹底する必要があります。

基礎~標準レベルの単語が中心なので、専門性はここでは必須とはいえません。

内容理解はできればで大丈夫

長文で内容理解の問題は基本的に配点が高いです。

しかし、問題数が多くなく、解答するのに時間がかかります。

ここで時間が取られると、後半の文法が不十分になる可能性があるので、最後に余った時間でゆっくり解答するのがおすすめです。

選択式なので、時間が不足しても必ずマークを忘れないようにしましょう。

内容自体は高校2年生程度で、共通テストの前半くらいの難易度。

共通テストの後半よりは簡単に作られています。

北里は看護の中でも難関とされていますが、1文1文丁寧によめば、難易度は看護でも標準的です。

長文対策

まず重要なのは英単語をしっかり勉強することです。

長文の問題の中にズバリ単語力を直接求められる問題が一定量あります。

当然長文を読むためにも、文法問題にも単語力は基本であり、最重要。

まずはとにかく英単語です。

使う単語帳は共通テストレベルで大丈夫。

単語力が上がったら、入試基礎~標準くらいの英語長文を勉強できるとよいでしょう。

傾向が明確なので、文系的文章はほとんど対策しなくて大丈夫です。

文法書も1冊

文法問題集は旧センターレベル・私大標準レベルを1冊やりこむのがおすすめです。

共通テストでは文法問題がないので、基礎~中堅私大向けの文法問題集が有効でしょう。

また、後半で文法問題が出題されるのはもちろん、アクセントが問われる問題も出題されたことがあります。

長文練習よりも文法練習

看護を目指す生徒の指導をしていて、よく感じるのが、周りに流されて正しい対策に時間を使えていない生徒が非常に多いということです。

長文読解の対策に時間を使いすぎてはいけません。

そんな余裕があるのなら、英単語と英文法にとにかく時間を割きましょう。

長めの会話文が出題されることもある

評論の長文読解はほぼ100%出題されています。

そこに加えて大問の2あたりに会話文形式の長文が出題されることもあります。

特に近年では大問3で会話文が定番となりつつあります。

医療系では看護だけでなく、医学部でも会話文は頻出。

北里大学の看護では、会話の長文が出題されない年には、会話の短めの対話文を読んで、解答する形式の問題が出題されています。

つまり、長いか短いかの違いはあっても、会話文は頻出ということです。

会話文対策は単語力+基礎文法

長文読解でも会話文でも単語力は必須です。

会話文と聞くと、会話文のための特別な対策が必要な気になります。

しかし、北里の会話文は、特別な対策はほとんど不要です。

もちろん、中学~高1レベルの会話表現は必須ですが、それ以外は長文読解と同等の和訳力があれば大丈夫。

 

細かい意味が分からなくても、単語がすべてわかっていれば十分に解答できます。

文法と合わせて基本的な会話表現は対策をしておきましょう。

他の大問は文法がほとんど

大問1は長文が出題され、もうひとつ、会話文が出題されることもあります。

しかし、それ以外の問題は基本的に文法問題。

近年は大問4で短めの長文が出題される傾向にありますが、内容把握ではなく、熟語や文法も問題になっています。

文法は王道の4択問題だけでなく、並び替えや会話文、アクセントに文章の書き換えなど出題タイプは様々。

ただし、難しい並び替えには和訳があります。

文法問題は基本を中心に1冊を仕上げる

文法問題や並び替え、短文の空所補充などの問題は、基本的に文法問題集をしっかり1冊仕上げることで十分に対処できます。

フォレストやヴィジョンクエストなどの文法解説書を基本的事項だけで構わないので一通り復習しましょう。

そして、問題集をひたすらに解く。

毎日の量や時間を決めて量をこなしましょう。

同じ問題集を3~5回は解き、9割以上の点が取れるまでにはしておきたいところです。

まとめ

  • 英単語が最重要
  • 英文法は反復が大事
  • 長文読解には時間を使いすぎないようにしよう

保護者の方へ

北里の看護に合格するためには、英語の攻略は必須事項です。

私立看護でも非常に難しい北里ですが、正しく分析すると極端に難しい問題はなく、基礎と標準の組み合わせで構成されています。

いい先生の指導を半年~1年半くらい受ければ、合格率を飛躍的に高めることができるでしょう。

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