【化学】日本大学獣医学科(生物資源科学部)の入試を徹底分析 | 獣医学科ならプロ家庭教師のロジティー

日大の化学はとりくみやすい

理科の時間は数学と合わせて120分で、英語や数学と同様に、全編でマーク式となっています。

理科は他の私立獣医同様に1科目選択。

獣医では多くの人が生物を選択し、残りの大半が化学、そして一部の人が物理選択となっています。

生物資源科学部で共通の問題なので、獣医学科以外の生徒も同じ試験となります。

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バランスよくまんべんなく

獣医をはじめ、生命科学系の化学では 有機化学や理論化学が中心で無機化学の比率が極端に少ない入試も少なくありません。

一方で日大は、理論、有機、無機のすべてからまんべんなく出題され、理論と無機、理論と有機を複合される大問も多いのが特徴です。

理論でも電気、熱、化学平衡、溶解度、凝固点、酸塩基、酸化還元と非常に様々。

無機でも毎回違った複数の元素から出題されているので、ジャンルを絞った勉強は非常に危険といえます。

基本的に、全範囲を勉強しましょう。

小問集合タイプがメイン

出題傾向として、ほとんどが独立した小問集合となっています。

後半に出題される有機化学などでは、1つの実験の流れに沿い、3問程度の連続した問題も一部出題されますが、あくまで一部。

小問集合が多い分、多ジャンルからの出題がしやすく、固めて正解することはできません。

幅広い理解に基づいた暗記が必要ですが、深さはあまり求められません。

化学だけではなく、獣医系に共通して見られる特徴がまさに当てはまる、深くはないけど広いということが重要です。

微妙な選択問題に注意

無機化学と理論化学でみられるのが、ややこしい選択問題。

特に無機化学では暗記勝負になってきます。

化学の基本は化学基礎に見られる理論化学。

その分細かい暗記の無機化学は、多くの人がそこそこな数のミスを起こしそう。

計算に自信がない人、有機化学があまり得意でない人は、ここの精度をまずは上げるといいでしょう。

ちなみに、生物ではこの傾向が顕著にみられます。

計算の難易度は基礎~標準

化学での計算問題は、

大問3で理論化学の計算が多数
大問5で有機化学の計算

が基本となっています。

計算も独立しており、1つのミスが他のミスを誘発する問題は非常に少ないです。

難易度も複雑な計算はなく、標準レベルがメイン。

2問程度は中学生でも解けそうな基本的な計算が混ざっています。

問題数は25問前後ありますが、そのうち計算問題は5~8問程度と化学の中では一般的な分量。

計算の難易度を考えると極端に時間がとられることもないでしょう。

有機化学が最終勝負

日大でも最後は有機化学。

 

どの大学入試でも、有機化学は一定の割合は出題されますが、日大では2大問で有機化学。

有機化学比率約4割は高めであり、有機化学が勝負の分かれ目となりやすいです。

基礎理解不足の生徒が多い

有機化学は一見難しいですが、流れが決まっている問題が多く、正しく理解すれば必ず高得点がとれる美味しい分野です。

集中的にすれば初心者から1~2か月程度で合格点レベルになります。

生物でいう遺伝に近いです。

私が指導した生徒でも、落ち着いて解説を聞くと、すぐに理解ができて、驚いていました。

しかし、序盤で躓いて、そのまま放置という生徒が非常に多い。

正しい先生に教えてもらい、理解を絶対にしましょう。

単純暗記では、安定した高得点はとれません。

計算も典型的

有機の計算は難しい問題も作りやすいですが、日大ではよくあるパターンの中からしか計算問題は出されません。

ただし、よくあるといっても、そこまでの過程が理解できていなければ計算に入れません。

手技の意味を理解したうえで、計算できるうように、計算と理解を結び付けましょう。

高分子化合物は有機化学の変化形

糖や油脂、重合などの高分子化合物は有機化学としては暗記の分量が多いです。

日大では暗記でも合格までいけますが、理解を中心にした方が明確に合格率が高まります。

鎖式と環状(主に芳香族)の理解をしっかりしておけば、高分子化合物でも活かせます。

目先の暗記ではなく、合格のための理解をしましょう。

参考書・問題集

理解中心で、正しい化学の勉強を行うのであれば、参考書が最重要です。

一方で、残り時間が極端に短く、暗記するしかない場合は、参考書はどれでもあまり変わりません。

なんとなくで済ませず、なぜ?という疑問を一つ一つ解消していくことが重要です。

浪人生や、高1時点で化学が苦手になった生徒をみてみると、中学の延長で「理科だから暗記」と勘違いしていることが原因になっています。

漫然と読むのではなく、基礎をしっかり理解しましょう。

チェックには理解の4段階などを利用するといいでしょう。

問題集

学校レベルの問題集にしっかり時間をかけることが重要です。

できれば、高校2年生の1年間をつかって、問題集を2周くらいすると合格率が大きく高まります。

 

「基礎問題精講」、「チャート式 新化学」などもいいレベルです。

特に日大は基礎~標準レベルなので、難しい問題集ではなく、上記のようなものを受験の直前まで繰り返し繰り返し頑張りましょう。

かなり近いレベルの問題が実際の入試にでます。

共通テストやセンター過去問を復習に使おう

一定の基礎力がついていれば、共通テストやセンター過去問などは総合的な演習として便利です。

ただし、出題傾向に多少の違いがあるので、使い方には注意して下さい。

正しく使うと非常に有効です。

まとめ

  • 基礎~標準をまんべんなく
  • 暗記の前にまずは理解
  • 有機化学は難しくない

保護者の方へ

日大の化学は、私立獣医らしい問題が多く、対策が比較的しやすいです。

化学基礎から丁寧な理解を続けていれば、誰でも高得点がとれる一方で、勉強方法を間違えると大きなロスにつながります。

お子さんが今すべき勉強を理解しているのか
正しい勉強法を理解した上で継続的に実行できているのか

といった部分を保護者の方がチェックし、ずれていそうなときはサポートしてあげてください。

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