【数学】上智大学の経済学部を徹底分析 | 早慶上理ならプロ家庭教師のロジティー

上智大学 経済学部の数学

上智大学の経済学部では

  • TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試)
  • 学部学科試験・共通テスト併用方式
  • 共通テスト利用方式(3科目型・4科目型)

の3種類の試験があります。

ここでは定員も多くメインの試験である

学部学科試験・共通テスト併用方式 の、上智大学独自の問題における経済学部の数学を解説します。

範囲はⅠAⅡB。

時間は75分となります。

上智大学 →  理工学部 総合人間科学部(看護など)

経済学部分析 → 慶応義塾大学 青山学院大学 中央大学 法政大学 学習院大学

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TEAPスコア利用方式(全学統一日程入試)の文系数学は別で分析を作成していますが、 難易度はあまり変わらないので、すべき対策は非常に近くなっています。

7割近い点数は難易度が高い

合格点は方式や学科で微妙に違いますが、だいたい65%程度。

つまり、2/3の正解率が必要となります。

逆に言えば、大問がまるまる一つ不正解でも他で点を取れていれば合格できます。

以下の傾向に照らし合わせて正しい勉強を継続できれば、現在の偏差値が40くらいでも合格を狙うことができると言えるでしょう。

ただし、相応の努力と時間(遅くとも高校2年からスタート)が必須です。

3つの大問は比較的読みやすい

共通テストになり、今後変化がみられる可能性はありますが、これまでの傾向は比較的明確です。

大問2と3は順番が逆になることもありますが、出題範囲としては変化が少ないです。

大問1は数A

大問1は数A。

場合の数・確率 が中心になりやすいです。

大問1は2~4つに分割されているので、数A以外からも出題があります。

大問2は数B

大問2は数Bの数列もしくはベクトル

他の経済学部でも出題頻度が非常に高い数Bは、上智大学でも大注目となります。

ただし、単独で出題される可能性は低く、 数Aの論理と集合(命題) などと複合される可能性が近年では主流になりつつあります。

大問3は微積

最後は微分積分。

数Ⅱの微積はパターンが少なく、難易度を上げることに限界があるので、実は対策がしやすいです。

ただし、上智の数学は経済学部でも難しいので、微積でも綿密な対策が必須といえるでしょう。

また、2018など、微積が大問で出題されない年もありました。

多少の変化には動じない精神力も必要になるでしょう。

全分野で理解が必須

分野として比較的傾向が明確ですが、年によっては傾向と違うこともあります。

また、一つ一つの問題の難易度が高く、範囲はⅠAⅡBと文系ですが、上智の経済は理系と同等クラスの数学理解力が必須です。

公式暗記は選択肢としてあり得ず、丁寧な理解を行いながら演習をしていく中で自然と公式を覚えてしまっているという状況を目指しましょう。

理解しているという状況

公式の8割は自分で作れる、もしくは作る流れをなんとなくは理解している必要があります。

公式を作るということはその分野で必要な思考法を身に着け、複数の分野(たとえば微積と二次関数、図形とベクトルなど)の考え方を複合して考えられる基礎力が身についているといことです。

微分とは何か?と言われたときに一文以内で答えられなければいけません。
(微分は「一瞬の傾き」です)

確率のP(順列:permutation)とC(組み合わせ:combination)の違いが起こる理由を明確に区分し、公式上での違いを把握しておかなければいけません。

理解がない数学は、早慶上理クラスの難易度では、たとえ文系でも通用せず、合格率を大幅におとす原因となります。

合格を目指すのであれば数学を理解しましょう。

参考書・問題集

基本は青チャートやニューアクションLEGENDレベルがおすすめです。

上智の数学に対応するには、理解が必須なので、問題を解く前の授業の段階が最重要。

家庭教師やなどで、いかに正しい理解を得られるか?で、合格できるかどうかがわかります。

夏の赤本でレベルを確認

各問題集の章末レベルの問題が、実践では出題されています。

本格的に解けるようになるのは高校3年生でも浪人生でも冬の時期になりますが、 夏ごろに1年分チャレンジしてみて、壁の高さを感じておきましょう。

逆に高校3年生の春より前に見てしまうと、難易度が高すぎて心にマイナスの影響があります。

早ければいいというものではなく、生徒の精神力と学力で時期を見極める必要があります。

まとめ

  • 理解の数学は必須
  • 過去問を上手く使おう
  • 傾向は目安で引っ張られすぎないように

保護者の方へ

上智大学を目指す数学の勉強法は、四工大やMARCHを目指す数学と勉強法が異なります

「文系だから数学はこの程度でいいか」 といった甘い考えは、早慶上理では通用しません。

お子さんの数学の偏差値が60以下であれば、9割以上の確率で勉強法を間違えています。

そのままでは合格率を上げることは難しいでしょう。

お子さん自身が現実の厳しさに気付くのは遅れがち。

保護者の方が素早く現実を理解し、プロ家庭教師など有効なサポートを用意してあげることが必須でしょう。

私の指導でもweb指導など、日本中でプロなど良質な指導を受けやすい環境になりました。

上智など難関校の経済系学部を目指すなら、保護者の皆さんの動きが最重要です。

まずは無料のお問い合わせをしてみてください。

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