岡山理科大学の獣医学部 獣医学科を徹底分析 | 獣医学科ならプロ家庭教師のロジティー

 

受験生から注目される岡山理科の獣医

岡山理科大学の獣医学部は2018年の4月入学の生徒が第1期生となりました。

2024年3月卒業の生徒が、最初の卒業生たちとなり、国家試験の合格率も注目を集めています。

以下は2024年1~3月の受験生をメインターゲットとしています。

2025年1月以降の入試である新課程(現在の高校2年生およびそれより下の世代)は未発表ですが、おそらく大きな変化はなく、獣医学部ではほぼ以下と同様になるでしょう。

他の獣医学部や獣医学科に関しては → こちら

岡山理科大の分析 → 英語 数学 化学 生物

私立獣医を目指す勉強法 → 英語 数学 生物 化学

獣医学科としては新設校でしたが、入試の傾向も固まってきました。

浪人比率も他の私立獣医同様に高いものになっています。

難易度を考えると、現在では最も入学しやすい獣医学科が岡山理科でしたが、近年は少しずつ他の私立獣医との差が詰まってきました。

「他の私立獣医には合格したけど、岡山理科は不合格だった」
という話も聞こえてきています。

私立獣医であれば、現在の偏差値が40程度でも本気で頑張れば十分に合格を狙えます。

実際に私の生徒での合格者は偏差値40程度、数学はⅠAも満足にわからない状況から岡山理科を含む複数の獣医学科に合格しました。

学力的に厳しいけど、絶対獣医になりたい方は、まずはご連絡ください。

岡山理科大学の獣医学部には獣医学科と獣医保健学科の2つがありますが、
当然あなたが獣医師になりたいのであれば、獣医学部獣医学科に入学するのが、その入り口となります。

アクセス

住所:愛媛県今治市いこいの丘1-3
最寄り駅:今治駅

岡山理科大学という名前ですが、獣医学部のキャンパスは、愛媛県の今治市にあります。

四国枠が大きくある

そもそも岡山理科大獣医学部設立の一つの意義として、四国初の獣医学科というのがあります。

受験でも四国枠が存在。

「四国獣医師養成奨学制度」というのが正式名称です。

これは、卒業後に四国で獣医師になることが条件になっています。

卒業時に、獣医師免許を所得し、5年間四国に勤務するなどの条件があります。

2018年は4人、2019年は1人しか合格者が出ていません。

2020年は0人でしたが、2021、2022年は11人と増加傾向にあります。

枠は20人分あるので、四国の高校出身の受験生で地元も動物も好きという人からするとかなり有利といえるでしょう。

当方ではweb授業を利用して四国在住の生徒も指導を受けることが出来ます。

試験に関して

試験科目は試験タイプが多く、科目の組み合わせが複雑

一般入試には

前期A日程
前期B日程
後期日程(共通テスト + 独自試験)
共通テスト利用(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)

の4種類があります。

他にも、総合型や推薦があります。

定員はすべての方式を合わせて140人です。

前期A日程

最も一般的な方式で、合格者数42人と最も多くなっています。

スタンダード3科目型

【英語】100点・60分
【数学】ⅠAⅡB・100点・90分
【理科】生物・化学・物理から一つ選択・100点・60分

合計で300点満点です。

指定科目重視3科目型では、数学が200点満点となり、3科目合計で400点満点となります。

B日程(定員14名)もA日程と同じ科目構成で、スタンダード3科目型と指定科目重視3科目型の2種類があります。

獣医の後期試験

後期試験は、共通テストと個別試験の組み合わせです。

定員は7名と限定的。

【英語】(共通テストのリーディング)200点
【数学】(個別問題)ⅠAⅡB、100点
【理科】(個別問題)生物・化学・物理から1科目選択、100点

の合計400点満点になっています

共通テストと個別試験を組み合わせる方式は日本獣医生命科学大学でもありましたが、組み合わせ方は異なるので注意してください。

合格最低点は不明

2018年入試の結果は、合格者数などは公表されていますが、合格最低点は公表されていません。

他の私立獣医との違い

岡山理科大はいい意味でも悪い意味でも他の獣医学科と異なる面があります。

受験生はしっかり吟味して、決断をする必要があります。

獣医人気が高く、獣医師になれる学校であれば、どこでも入学したいという学生が多いのは事実です。

しかし、社会的問題は解決していません。

私が会ってきた獣医師さんは、優しい人が多く、産業獣医や公衆衛生獣医は若手が少ないことも相まって、かなりの高確率で若手に優しい人達でした。

世間の風当たりとして優しくない面が見えることがあるかもしれませんが、日本中の獣医師は、仲間に非常に優しいです。

なので、岡山理科出身でも安心していいというのが、獣医学科出身の私の考えです。

過去問の利用と学費に関して

各科目に言えることですが、これまでの過去問は利用することができます。

これまでの入試は、過去問と基本的に傾向が同じでしたが、少しずつ難しくなっているように思われます。

各科目で追加の獣医学科のみの問題があります。

学費は6年で1500万円近く

初年度は入学金の22万円を含む250万円。

2年目から243万6千円となり、6年間合計で1468万円となります。

私立の獣医学科はどこも学費は1200~1400万円程度なので、岡山理科が一番高くなっています。

しかし、新設校であり建物や設備の面ではその値段に相当する新しいものが多いのも事実です。

奨学金や特待生制度が充実しており、獣医学科は四国枠の特待生があります。

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コメント

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  3. […] 岡山理科大の分析 → 入試情報 数学 化学 生物 […]

  4. […] 近くの獣医という意味では、愛媛に岡山理科大学の獣医が新設されましたが、私立の新設校である社会的な問題を残していることもあって、山口大学へ影響は軽微。相変わらず難易度は高いです。 […]

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