日獣の獣医に合格するのための基本情報
日本獣医生命科学大学には獣医学部と応用生命科学部があり、
獣医学部にも獣医学科と獣医保険看護学科の2つがあります。
当然あなたが獣医師志望であれば、獣医学部獣医学科に入学するのが、その入り口となります。
獣医学部保健学科は → こちら
他の獣医学科との比較は → こちら
アクセス
住所:東京都武蔵野市境南町1-7-1
最寄り駅:武蔵境駅(中央線、西武多摩川線)
私立獣医大学として、唯一東京にキャンパスがある日獣。
中央線という新宿駅や東京駅に直通で、非常に便利です。
駅からも徒歩で2分なので、忙しい獣医学科でも、一人暮らしではなく通うという選択肢を取りやすいです。
第二校舎も同じ武蔵境駅から徒歩7分のところにあります。
試験に関して
日獣は東京にあり、小動物に強い獣医系ということもあって、人気は非常に高いです。
しかし、国立大に合格した場合、そちらに行く生徒もいるので合格者は定員より多くなっています。
また、共通テストの開始によって、共通テストのみの試験タイプは3科目式と5科目式の2つにわかれました。
日獣は試験科目が他と違う
日獣の主な入試は、
一般の1回、2回、3回試験、そして共通テスト利用選抜の第1回、第2回です。
共通テストは第1回と第2回がありますが、獣医学科の募集は第1回のみです。
日本獣医生命科学大学は、試験に必要な科目が大きく変わることはありませんが、ちょっとした変更はよくあります。
試験方式などの変更には十分注意しましょう。
2022年2月からの入試では、
一般1回・3回試験が独自試験のみ、
一般の2回試験が共通テスト併用型になります。
一般1回試験
1回試験は、いわゆる個別入試。
3回試験も同じ科目構成(定員5名)となっています。
独自試験のみであり、1回試験は定員も37人と最大(全体で80人なので約半分)。
ここがメインの試験なので、基本的にここで合格を狙いましょう。
試験科目は、
【英語】リスニングなし
【数学】ⅠAⅡB
【理科】化学、生物から1つを選択
英語、数学、理科(生物・化学から一つ選択)と
他の私立獣医と同じとなっています。
配点も各100点の300点満点です。
時間は各科目60分ずつとなっています。
合格最低点は、一般1回試験と同様75%前後です。
一般2回試験
【英語】共通テストを100点に換算(リーディング80点、リスニング20点)
【数学】共通テストのⅠAⅡBの合計を100点に換算
【理科】日獣の独自試験、化学、生物、1つを選択
理科(生物か化学から一つ選択)は日獣の独自問題による個別試験となっています。
配点は、
英語は100点に換算、
数学は100点に換算、
理科が100点、
合計で300点満点です。
合格最低点は年によって多少ばらつきはありますが、大体75%前後です。
年によっては80%弱になるといわれているので注意が必要になります。
共通テスト利用選抜(第1回)
共通テストの点数のみ。日獣の個別試験はありません。
定員はどちらも4名ずつと少なくなっています。
3科目方式
【外国語】英語(リスニングあり)
【数学】ⅠA
【理科】生物・化学・物理1つ選択
英語、数学ⅠA、理科(生物or化学or物理)の3科目。
一般入試では選べない物理が理科の選択肢に入っています。
各100点計算なので合計で300点満点です。
センター試験時代はリスニングなしでしたが、共通テストではリスニングありとなりました。
リーディング80点、リスニング20点で、英語の合計が100点満点です。
5科目方式
【外国語】英語(リスニングあり)
【数学】ⅠA
【国語】現代文のみ
【理科】生物・化学・物理から2つ選択
英語、数学ⅠA、国語(現代文)、理科(生物or化学or物理)の4教科5科目。
各100点計算であり、理科は2つで200点なので、合計で500点満点です。
リーディング80点、リスニング20点で、英語の合計が100点満点です。
国立の理系であれば、センター国語が必須ですが、私立の理系で国語を試験科目に組み入れるのは独特です。
共通テストで現代文が利用できるのは、日獣の大きな特徴です。
確かに受験生にはハードルが高くなりますが、現代文に必要な論理的思考力は、獣医学に必要な科目といえるでしょう。
数学はⅠAのみというのも特徴です。
合格最低点は毎年85~90%程度です。
他の私立獣医との違い
私立獣医最難関ともいえる日獣。
獣医学部と、生物系の応用生命科学部の2学部という完全生物系の大学であり、私立獣医では唯一の東京にあるということで、人気は抜群。
中央線という、東京でも便利な立地。中心である新宿までもすぐに行くことができます。
人気で難関なので、国公立の獣医に近い、部分的には超えるほどの学力が求められます。
第一志望に日獣という人もいると思いますが、国立獣医(東京農工大学など)に惜しくも届かなかった人も多く受験しているので、そういった人達を上回る必要があります。
学費・男女比・現役浪人比
初年度は毎年かかる授業料、施設費などに加えて、入学金や同窓会などの費用もかかり、高くなっています。
初年度 :263万1千円(入学金や学費など250万+諸会費13万1千)
2年目以降 :222万円
もちろん教科書代や実習に必要な道具、定期代などを考えると6年間で1400万円ほどかかります。
男女比
5:5~4:6で大体同じくらいか、少し女性が多くなる傾向にあります。
とくにここ数年は女子の方が多いです。
日獣自体が全体で女子の方が多いので、日獣全体でみると普通になっています。
他の私立獣医は、男子が多い学校がほとんどなので、比較すると若干女子が多めになっています。
現役浪人比
現役:浪人はだいたい5:5程度。
獣医学科は浪人率が高く、特に私立獣医では浪人比率が60%を超えることが多いです。
他の私立獣医と比べると現役比率が高くなっています。
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コメント
[…] 私立獣医で長文が短い大学には日大がありますが、400語程度と、200語以下のが数個。 他の大学でも600~1000語程度の長文が1つでる(昔の日獣は2つだが、今は1つ)のが一般的です。 […]
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[…] 同じ私立獣医の日本獣医生命科学大学や日本大学も電車で気軽に行ける距離であり、 国立の農工大学も近く、サークル活動や実習、学会などで顔を合わせることもあります。 […]
[…] 都市型の特徴として、小動物臨床(いわゆるペットのための獣医さん)に強い傾向があります。 国立では東京農工大が、私立では日本獣医生命科学大学が似たような特徴を持っています。 […]