【化学】日本獣医生命科学大学の入試問題を徹底分析 | 獣医学科ならプロ家庭教師のロジティー

日本獣医生命科学大学の化学を徹底分析  

理論化学が中心

無機は完全暗記ではない

有機化学が差をつける

勉強法・参考書・問題集

まとめ

日本獣医生命科学大学の化学を徹底分析

日本獣医生命科学大学の理科は、第1回試験と第2回試験の2種類があります。

2020年の2月にある試験は、
1回試験が英数理のすべてが日獣独自の試験。
2回試験が、英数がセンター利用で、理科のみ日獣独自の試験です。
(2019年以前は、1回試験がセンター併用でした)

日獣の理科は、
1回試験では英語と合わせて120分。
2回試験は理科のみなので、60分です。

日本獣医生命科学の獣医学科に合格する方法は → 基本情報 英語分析 数学分析 生物分析

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他の学部学科はセンター併用なし

ここでは獣医学部 獣医学科向けの解説となります。

獣医学部の獣医保険看護学科と応用生命科学部では、センター併用がなく、すべて日獣独自の試験。

また、2回試験での獣医保険看護学科と応用生命科学部の理科は、獣医学科とは問題が異なります。
難易度が異なり、記述や図示の問題も少ないので、獣医学科とそれ以外の学部学科では勉強が異なります。

反応式・構造式・計算

私立獣医では日本大学麻布大学など、理科は完全マーク式のみもありますが、
日獣では化学反応式や、有機化学における構造式の記載があります。

また、計算問題には有効数字も設定されています。
名称などを漢字で記載できる必要性はありますが、理由などをしっかり書く記述問題は出題されていません。

出題形式を考えると岡山理科に近いですが、難易度は1~2ランク日獣の方が高いです。

圧倒的に理論中心

獣医の1回試験(2020では2回試験)は大問が6つ、2回試験(2020では1回試験)は大問が5つありますが、大体半分が理論化学から出題されます。

1~2問が有機化学で1問程度が無機化学が中心であることからも、理論化学の重要性がよくわかります。

理論化学はまんべんなく

この範囲が必ず出題されるというのはほぼなく、理論化学の全範囲からきれいに出題されています。

熱化学、コロイド、酸塩基、化学平衡、…と全範囲から出題されており、どこが出題されるか予測がつきません。

また、無機化学もそれぞれの原子の性質から物質との反応、各用語を単純に暗記するだけでは解答できないように作られています。

私立獣医より国立に近い

私立獣医の化学はセンター試験のような1問1答形式が多く、大問内での小問同士のつながりが浅いケースが多いですが、日獣ではそれぞれの大問が関連しており、大問がしっかりと塊となっています。

その分野に対して、しっかり理解していれば、大問丸ごと点が取りやすい反面、
苦手な分野だと大きな失点につながる可能性があります。

計算と反応式は基礎~標準レベル

生物のように記述問題は少ないですが、代わりに計算反応式の問題はふんだんに出題されています。
反応式を一つ一つ丸暗記するのでは対応できません。

反応が起こる根本原理を理解し、その場で作れるという化学での王道の勉強法    をしましょう。

反応原理がわかれば、計算原理は自動的に理解できます。
反応と計算を結び付けて教えてくれる先生に習いましょう。

無機化学と理論化学は複合

年によって違いはありますが、無機化学のみの場合と、理論化学と複合させる場合があります。

事実として、無機化学は8~9割は暗記で合っています。
ポイントは10割暗記ではないということ。

勉強において、基本的に単純暗記は存在しないと考えましょう。

無機の反応式も作ります

無機の反応式を書く問題は日獣でもそこまで多くはありません。
しかし、実際に出題されたこともあります。

そもそも、反応式は作るものであり、暗記でなんとなく終わらせるものではありません。
さぼらず、逃げず、つくりましょう。

最後はやっぱり有機化学

有機化学は標準レベルが中心ですが、応用レベルの問題も一部出題されています。
求められる知識や、理解の流れは標準的なので、難しいとは感じないはずです。

実際に合格点を考えると応用レベルもある程度の点は必要になります。
標準的な理解をしっかりしていれば、日獣の応用レベルは半分以上は絶対にとれます。
合格点は標準レベルで十分にとれます。

有機の計算はくせもの

計算は理論と有機で多いですが、有機の計算は一定以上のレベルが保たれており、しっかりと対策が必要です。

また、複雑な有機化合物の構造式を書く問題もおおく、名前の付け方から構造式を書けなければいけません。
有機化学の最初のところで、なんとなく暗記に頼ると、日獣の有機化学は無理でしょう。

勉強法・参考書・問題集

反応式や計算も重要ですが、基本の暗記が不十分であれば何もできません。
原理を理解しながら、付随してでてくる物質や特性などの暗記をしましょう。

理解の4段階に一つ一つを照らし合わせながら、基本原理は説明できるようにしましょう。

注意すべきなのは、難易度は標準レベルが最重要であり、難しい発展応用レベルの量は少ないということです。
いきなり高難易度にチャレンジするのではなく、しっかりと基礎固めし、標準問題を解くことに十分な時間を使いましょう。

参考書

「化学が初歩からしっかり身につく」
「化学(基礎)をはじめからていねいに」
などがいいでしょう。

教科書では理解が不十分になるので、最初から教科書は使わないようにしましょう。

何度も繰り返し読むことになりますが、理論化学と有機化学の理解を考えると、化学基礎の理解は深く、ある程度早めに終わる必要があります。

できれば高2の夏休みが終わる頃には、化学基礎の理解に自信がある状態が理想的です。
浪人生の5月時点で、化学基礎の理解が不十分であれば日獣や国立獣医の合格は難しいくなっていくでしょう。

問題集

「セミナー化学」
「リードα」
「ニューステップアップ」
などの、学校で配られている問題集は非常に有効です。
これが95%以上できるようになれば、合格はかなり近いですし、日獣以外の私立獣医はこれだけでも合格できそうなレベルです。

ニューステップアップはこの中では一番簡単なので、ちょっとレベルが足らないことに注意しましょう。

現役生であれば上記の問題集は高校1年~高校3年生の夏休み、場合によっては10月くらいまではメインとして使いましょう。
浪人生は夏休みの中頃までのイメージです。

その後は赤本や
「基礎問題精講」→「標準問題精講」の組み合わせであったり、
「重要問題集」や「理系標準問題集」の難しくない問題(A問題)を中心に半分程度
くらいがおすすめです。

センターは日獣には向かない

計算対策や基本知識の理解にはセンター過去問やセンター対策は有効です。

もちろん、共通テストもセンター試験と計算内容はほぼ変わらない見込みですので、同様の効果が期待できます。


実際に、夏休みはセンター過去問を解きまくって、知識の定着をはかることはおすすめです。

しかし、記述問題や構造式、化学反応式や無機化学と理論化学の複合問題には不足がでます。

センター(共通テスト対策)だけでは全般的な化学の勉強であり、日獣対策とはいえないことに注意しましょう。

まとめ

  • 反応式と計算は最重要
  • 化学基礎の完璧理解が勝負をわける
  • ぎりぎりまで標準レベルに時間をつかおう

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