東京農工大学の獣医学科に合格するのための基本情報
東京農工大学は、名前の通り農学部と工学部の2つがあります。
農学部は5学科
工学部は6学科
中でも知名度が高い農学部の共同獣医学科は、卒業することで獣医師になるための国家試験を受験する資格を得ることができ、人気が高いです。
東京農工大学大学自体が、国立大ということもありどの学科もレベルが高いです。
キャンパスは農学部と工学部で分かれていますが、自転車で行き来できる距離になっています。
他の獣医学部や獣医学科に関しては → こちら
学科
農学部
生物生産学科
応用生物科学科
環境資源科学科
地域生態システム学科
共同獣医学科
工学部
生命工学科
生体医用システム工学科
応用化学科
化学物理工学科
機械システム工学科
知能情報システム工学科
難易度と偏差値
獣医学科でいうと、北海道大学、東京大学に次いで、3番目の難易度です。
以前は上位2大学との差はわずかといわれていましたが、岩手大学との共同獣医の導入により、少しではありますが、入りやすくなったといわれています。
統合された大阪公立大学も高い難易度があり、近年では農工大と同じくらい難しいです。
試験に関して
本獣医学科に合格したい、興味があるから相談したい、という場合はこちらからご連絡ください。
保護者の方もぜひお問い合わせください。
現役生はもちろん浪人生も大歓迎。
私は1年浪人して獣医学科に合格しました。私が指導した多くの生徒が獣医学科に合格しています。
強力なバックアップが可能です。
試験科目と配点
前期試験は
共通テストが950点満点、
2次試験(個別学力検査)が1000点(農学部)or 900点(工学部)満点
農学部は合計1950点満点
工学部は合計1850点満点
に変更となりました(2027年1月から)。
獣医学科は全35人のうち前期が25人、後期が6人となっています。(推薦が4+若干名)
両学部で前期の定員が最大ですが、後期も意外と定員が多いです。
また、学校推薦型選抜も定員があり、工学部は5学科でSAIL入試(総合型選抜)が実施されています。
大学入学共通テスト
いわゆる6教科8科目950点。
情報Ⅰは必須ですが、50点分となります。
前期も後期も共通テストの科目と配点は同じです。
試験科目と配点
【外国語】英・独・仏・中・韓から1(200)
【数学】IAIIBC(200)
【国語】国語(200)
【理科】物・化・生から2(200)
【社会】選択1つ(100)
【情報】情報Ⅰ(50)
6教科8科目、合計で950点満点です。
農学部も工学部も共通テストはほぼ同じ科目設定と配点となりますが、工学部の一部学科は理科に指定科目があります。
英語はリーディング130点 + リスニング70点。
2次試験(農学部)
【外国語】英語(300)
【数学】IAIIBIIIC(300)
【理科】化学・生物・物理(・地学)から2(400)
他の学科の個別試験の科目と配点もほぼ獣医学科と同様になっていますが、獣医学科以外の4学科は理科で地学も選択できます。
以前は2次試験の配点が700点でしたが、現在は1000点となりました。
共通テスト比率より2次試験比率が高くなったことは大きな変化です。
A:図形の性質・場合の数と確率
B:数列
C:ベクトル・平面上の曲線と複素数平面
数学では数学と人間の活動(旧:整数の性質)が範囲外となっているのもポイントです。
2次試験(工学部)
【外国語】英語(150)
【数学】IAIIBIIIC(350)
【理科】物理・化学・生物から学科指定の2つ(400)
英語の配点が低く、数学の配点が高い設定で900点満点となります。
理科は、生体医用システム工学科・機械システム工学科・知能情報システム工学科の3学科は物理必須。化学と生物はどちらかを選択します。
獣医学科の合格最低点は1450点くらいに変わりそう
2025年1~3月の入試は、共通テストで情報Ⅰが導入され、満点が1600 → 1650点となりました。
2027年1~3月の入試は、2次試験(個別学力検査)が700点 → 1000点となり、1950点満点となります。
2025年と2026年
2026年の1247.8点(75.6%:1650点満点)
2025年の1247.7点(75.6%:1650点満点)
2年連続でほぼ同じくらいの点数となりました。
2020~2024年
共通テストが導入されてからの結果は、
2024年の1190点(74%:1600点満点)
2023年は1170点(73%:1600点満点)
2022年は1133点(71%:1600点満点)
2021年は1166点(73%:1600点満点)
2020年は1146点(72%:1600点満点)
でした。
共通テスト目安は82~85%
配点が、
共通テスト:2次試験=9.5:7
であった2026年までは、獣医学科では共通テストで80%が実質最低条件でした。
2027年以降の得点目標予想
2次試験(個別学力検査)の満点が700 → 1000点となったことで、どちらも高得点が必要となりました。
共通テストで780点(82%)
2次試験 で650点(65%)
これで合計1430点(73.3%)です。
おそらくこれくらいがぎりぎりになるか、共テの難易度によっては不足するでしょう。
共テで741点(78%)でも、2次試験で700点(70%)とれれば合計で1441点(73.9%)になるので、以前より逆転しやすくなったといえます。
個別学力検査(2次試験)のカギは数学 → 英語
農工大の個別学力検査の科目別結果をみると、以前は数学だけ極端に低いことがありました。
2021年は特に低く、合格者平均で99点、合格者の最低点は50点(当時は200点満点)でした。
2026年は数学の合格者平均で161点(200点満点)に対して、英語の合格者平均は127点(200点満点)
2025年は数学の合格者平均で162点(200点満点)に対して、英語の合格者平均は127点(200点満点)
2024年は英語も数学も合格者平均が120点台と同じくらいの差(合格最低点はどちらも90点台)
合格者平均点が低い科目は数学から英語に変化しつつあります。
(理科は毎年安定して高いことが多い)
配点の変化でさらに重要性が高まる
2026年までの2次試験の英語と数学比率は200/1650で12.12%でしたが、2027年からは300/1950で15.38%。
理科も18.18% → 20.51%と高まっていますが、前述の通り英語と数学の重要性がより高まりました。
英語が得意であれば逆転できる可能性は非常に高まったといえるでしょう。
ただし、また数学で差がつく試験になることも考えられます。
農工大もそうですが、国公立を本気で目指すのであれば最低3科目、できれば4~6科目くらい指導できる複数科目指導が得意な先生がよいでしょう。
定員
定員は35人。
国公立獣医の中では多めになっています。
前期は25人で、後期は6人。
推薦が4人となっています。
後期入試
後期は定員が少なく、個別試験は英語のみ(共通テスト950点、2次試験の英語400点:2027年も変更なし)。
基本的には前期で合格することが必要ですが、英語が特に得意であれば後期を受験する価値はあるといえます。
国公立獣医であれば十分満足ということであれば、農工大学以外の方が確実に難易度が低いです。
農工大学が、獣医を目指す人にとってあこがれなのは理解できますが、地方の国公立大学も素晴らしい大学ばかりなので、そちらに目を向けることもおススメします。
学費
学費は6年間で350万円程度が目安です。
国立大学は学費や入学金が全国で一律であり、学部や学科が異なっても費用が同じです。
私立大学などでは学費に加えて、設備費等もかかりますが、国立大学ではすべて学費に含まれています。
大阪府立大学が500万円弱、私立が1300万円程度なので費用的にはかなりの差があります。
この費用負担の差も、国立大の人気が高い大きな理由です。
当然ですが、上記は学校に払う金額。
一人暮らしの人はさらに家賃や生活費が大きくかかりますし、実家から通う人は、場所によっては定期代なども結構かかります。
東京ということもあり、他の大学よりも一人暮らしにかかる費用は大きくなります。
一方で車の必要性はなく、自転車があれば十分です。
実際にはさらに教科書代が年で3~10万円程度はかかります。
(獣医学の本は高いです。
発行部数が少ないので、1冊が高いです。
1冊1万円を超えるものも当然のようにバンバン出てきます。
ですので、試験前などは図書館をフル活用する生徒が多いです。
1年次は専門科目がほぼないので、教科書代は少額です。)
奨学金で払える金額
獣医学科の2年生以降は忙しいです。
バイトはあまりできないと思った方がいいでしょう。
(頑張っても月に数万程度くらいしかできません)
もちろん、バイトも頑張っている学生もいますが、かなりの少数ですしハード。
私もバイトをしすぎたり、勉強が不十分になって単位を落とした同級生を見てきました。
勉強を優先するために、バイトを全くしない生徒も多いです。
学業がおろそかになっては本末転倒なので、バランスを考えましょう。
保護者の方へ
東京農工大学は難易度は高いですが、かなりおすすめの大学です。
浪人率も高いので正しい勉強が必要になりますが、共通テストも2次試験も対策をしっかりとることで間違いなく合格率を高めることができます。
農学部も工学部も理系の中では知名度が高く、工学部は就職も強いです。
東京農工大学に詳しいプロ家庭教師にぜひおまかせください。
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