看護学部の国語(現代文)
関西医科大学は
看護学部
医学部
リハビリテーション学部
の3学部をもつ医療系総合大学です。
看護学部の一般入試(3科目入試)では国語と英語が必須科目。
国語の勉強は学校推薦型選抜試験でも課される小論文にも効果的です。
2つの大問はどちらも現代文
大問が2つ出題され、どちらも現代文。
そして、どちらも評論文となります。
論理的思考力が要求される入試になっているのは、論理的に考えることが看護師にも強く求められるからです。
他の看護学科でも、現代文は評論文のみ、もしくは評論文比率が高めに出題されやすくなっています。
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漢字や語彙(ごい)の重要性は高い
大問1も大問2も出題の構成は似ています。
最初に漢字が5問ずつ。
次に語彙やことわざなどに関する問題が2~3問。
配点には違いがありますが、全体で約30問出題される中で、15問程度が漢字や語彙の問題です。
漢字は高校一般レベルの難易度
全て選択問題なので、漢字を実際に書くことはありません。
出題されている漢字の難易度は一般レベル。
高校で一般的に習う漢字が中心であり、教科書レベルをメインに扱うこととなります。
実際には受験勉強として教科書は非効率ですが、漢字や熟語などの参考書・問題集があれば活用してもよいでしょう。
無理に新しいテキストを買う必要はありません。
ことわざや慣用句は勉強方法がわかりにくい
漢字や英単語と比較したとき、国語の勉強のためにことわざや慣用句を勉強している生徒は意外と少ないです。
理由は3つ。
勉強方法がよくわからない
学校でテストがなかったり、習慣化していない
重要性が低いので価値を感じにくいので、やる理由がない
やらないよりはやった方がいいけど、優先してやるほどじゃない。
やろうと思ったときには勉強方法も微妙だし、調べたとしてもぴんとこない。
その程度のものにたいしてやる気がでない。
といった感じで結局やらない生徒が多いでしょう。
実は勉強方法の問題じゃない
ことわざや慣用句などの勉強方法は、漢字や語彙と大差ありません。
ひたすらに読んでもいいし、ノート一杯に書いてもいいです。
単語帳のように熟語帳やスマホアプリを使ってもいいですし、長文内で出てきたものをピックアップして調べてリスト化してもよいでしょう。
でも、そうじゃないんです。
勉強方法がわからないことではなく、やるきっかけがなく、途中でやめたときに再開する理由が乏しいんです。
こういった状態の生徒には、勉強方法より親身に相談や面談をしてくれる先生が必須。
この場合は一対一でなければ効果が薄いので、集団指導塾では難しいです。
上手く習慣化してくれる先生がいれば、英単語や現代文の用語、理科の暗記などにも活かせます。
さらに、看護学部に入ったあとも大量の暗記があります。
高校時代にちょっとした暗記の習慣化訓練をしておくと、大学入学後も非常に役立ちます。
長文読解は内容理解とテーマへの興味
大問は2つあり、どちらも評論文。
論理的に文章を読み解いていくことが求められます。
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内容把握の問題が中心
各大問は前述したように漢字や語句の問題が最初に出題。
後半は内容把握に関する問題が出題されています。
形式としては共通テストの大問1に近くなっており、他の看護学科における現代文でもよく見られる形です。
ゆっくり正確に理解する
長文が2つあり、どちらも一定以上のボリュームがあります。
実は内容自体はそこまで複雑ではありません。
ただし、聞いたことがありそうなテーマを皮きりにしつつ、徐々に深くなっていきます。
正しい現代文の勉強方法を普段からしていないと途中で読むのが辛くなる生徒も多いでしょう。
だんだん難しくなっていき、ボリュームもあることが最大の要因。
こういった長文には、時間をある程度かけてでも正しく読む方法で読み進めていくことが重要です。
正しく読み進めるやり方が身についているかどうかは、その長文ごとに指導を受けながら確認してく方法がベストです。
すでに高得点を安定してとれているのであれば勉強方法はそのままで大丈夫ですが、点数が安定しない生徒は要注意。
ほぼ確実になんとなく読んでおり、正しく読めていません。
客観視が必要なのにテーマへの知識は必要か?
例えば
2026年のA問題は経済学と社会問題(サステナビリティ)、情報弱者と情報格差
2025年のA問題は情報と感情および解釈、知覚と文化の変化
2024年のA問題は視点の固定化(常識)がもたらす社会への影響、ポール・ヴァレリーから考える
2023年のA問題は西欧の近代科学と日本、コミュニケーションと脳の仕組み
と与えられているテーマも様々です。
社会学的なテーマが多いですが、そもそも社会学は幅が広い学問ですし、文化や情報などの文章もあります。
脳科学や歴史をテーマにした文章も出題されており、理系的な側面も必要。
今後はAIや戦争といったテーマから出題される可能性も十分にあります。
テーマに対する勉強は効率化すると一石四鳥か、もっと上
私が多くの生徒で実施しているテーマ学習があります。
現代文のテーマ学習
英語長文対策
時事問題などの面接対策
興味や進路の幅を広げる学習
の4つ、さらにはそれ以上の効果があります。
生徒にも保護者にも好評をいただくことが多い勉強方法です。
実際に行う時期や、本当に行うかどうかは生徒に合わせることになります。
合わない生徒もいるので無理強いはしませんが、9割以上の生徒が無理なく継続できている方法です。
これをやっていれば、現代文の長文が非常に読みやすくなりますし、同時に読む楽しさを感じやすくもなります。
自然と語句などの知識も深まりますし、短時間なので無理なく継続しやすいです。
看護師さんが実際に応対する患者さんは多様です。
様々なお仕事やバックグラウンドを持つ人がいます。
常識的な知識があるだけで、患者さんとのコミュニケーションにも役立つでしょう。
ニュースなどを毎回1つ~2つ
方法は簡単。
生徒が好きなテーマに基づいて、ニュースなどを一つ先生とお話するだけ。
TVやアプリなどのニュースを活用するので、ネタに困ることはありません。
テーマは何でもいいですし、深く調べることが目的ではないので、生徒が準備にかける時間は5~10分程度で終わります。
AIを使ってもいいです。
やり方があまりわからない生徒の場合は、最初の1,2回目は先生が行います。
お堅いテーマばかりとは限りません。
スポーツや芸能、流行りの音楽や食の話をすることもあります。
生徒にとって習慣化してしまえば授業で扱わなくなることもありますが、生徒がニュースなどに継続的に関心を持っているかは普段の授業での会話でわかります。
上手くいき始めると、生徒が保護者の方とニュースについて話すことも多くなります。
親子のコミュニケーションが増えたことや、社会性が高まったことに喜んでくださるご家庭も多いです。
欠点もある
ほぼ唯一といっていい欠点は、短期間では成果にも習慣化にもつながりにくいことです。
最低でも三カ月。
できれば半年以上は継続する前提がほしいです。
一定期間継続していると、現代文や英語が読みやすくなる実感が得られるので、テーマの後に長文に活かす練習も多少の時間がかかります。
テーマ学習だけでいえば、1年以上継続している子もいます。
やればやるだけ知識や興味の幅が広がりますので、どれだけの期間続けるかは生徒の状況によってかわります。
今回は関西医科大学の対策として導入をする場合を想定していますが、他の大学どころか高校受験や、場合によっては中学受験にも有効です。
参考書・問題集
漢字や語句、ことわざなどは標準的なレベルを網羅することが大事です。
高校の漢字・語彙が1冊でしっかり身につく本(Amazonリンク)
入試漢字・語彙2700(Amazonリンク)
入試に出る漢字と語彙2400(Amazonリンク)
といった候補があります。
これらは一例であり、大切なのは無理なく継続すること。
どの問題集や用語集を使うかではありません。
長文読解に必要なテーマ学習を一人ですすめるなら
現代文におけるテーマを増やし、語彙力を高める方法はいくつかあります。
一人で学習するのであれば、以下のような参考書は一定の効果があります。
現代文重要語一問一答(Amazonリンク)
スキマ時間の思考で差がつく現代文常識(Amazonリンク)
現代評論キーワード講義(Amazonリンク)
こういった参考書や用語集は好みの差が大きく、漢字などと同様もしくはそれ以上に継続が難しいです。
お子さんの得意不得意に合わせて、こまめな確認が必須となります。
読解力を高める問題集
高校生の時点で読解力が不安定であれば、本来は根本的に見直さなければなりません。
ただし、時間や予算の都合もあるでしょう。
個人的におすすめの参考書・問題集ですが、一人で改善できるかは個人差が非常に大きいです。
ゼロから覚醒 はじめよう現代文(Amazonリンク)
現代文講義 評論編(Amazonリンク)
単純な演習量を増やすのであれば、高校基礎~標準レベルの問題集や共通テストの大問1をテーマにした問題集がおすすめです。
まとめ
保護者の方へ
関西医科大学の国語(現代文)は決して難しくありませんが、前提条件でつまずいている生徒が非常に多いです。
勉強方法がわかっていない、間違えている生徒が本当に多いです。
やり方が正しくないと一人では解決できません。
現代文の正しい勉強方法は、英語にも役立ちますし、面接や小論文にも効果があります。
今お子さんに何が足りないのか、を正しく把握し、いいサポートができれば合格率は飛躍的に上がっていくでしょう。
問題自体の難易度はそこまで高くないので、質の高い対策があれば今の学力はあまり関係ないでしょう。
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