英語はとにかく重要
あなたや、お子さんの目標が何であれ、受験をするのであれば、英語はかなりの高確率で受験科目になります。
共通テストを受ける生徒も、
私立や推薦をメインにする予定で、共通テストを受けない生徒でも、英語は必要な可能性が高いです。
学校によっては、
推薦でも英語の受験のみ必要であったり、
一部の大学では学科テストは英語のみということもあります。
この解説は、英語の偏差値が45~60(メインは50~55程度)の高校2~3年生と、その保護者を対象にしています。
情報に踊らされてはいけない
共通テストでリスニングの重要性が注目されたり、
特定の問題が出る、出ないなどの話がニュースに出ています。
2021年11月現在では、
共通テストであれ、国立大であれ、私立大であれ、
受験に要求される基礎的な英語力は変わりません。
リスニングを重要視する大学比率は高まっていますが、
以前としてリーディングの方が配点が高いのが基本ですし、
私立大では基本的にリスニングは今後もありません。
新しい情報が出るので、勉強法を変える、対策を変える、というのは本末転倒。
根本的で、正しい勉強をすれば、どんな変化にも対応できます。
これまでも、センター試験をはじめ、形式変更などは何度も行われてきました。
正しい勉強法の人はしっかりと点が取れていましたが、
ブレて勉強法が安定せず、情報に踊らされた人は、簡単に失敗していました。
とにかく正しい勉強を行い、小手先のテクニックは極力控えましょう。
やっぱり英単語
目指す大学によって変わりますが、
共通テストで平均(50~60%)~平均以上を狙う生徒、
日東駒専~GMARCHを狙うのであれば、
共通テスト(センター)の英単語は95%以上(発音やリスニング含む)必要です。
英単語帳としては、
「ターゲット1400」、
「ユメタン 赤色(1)」、
「キクタン 黄色(Basic 4000)」
などのイメージです。
よく、偏差値50を超える程度の高校なのに、
無理してターゲット1900など難しい単語帳を使っている学校を見かけます。
単語帳のレベルを間違っている理由を聞くと、
たいていが高校や予備校の指示がお子さんの学力に合っていないからです。
学校や集団指導塾、ビデオ授業は集団に対して指示をだしており、お子さん一人一人の学力まで考えて指示は出来ません。
自分の目標に合わせて、単語帳のレベルは十分に吟味しましょう。
学校で使っているかどうかは基準ではありません。
志望大学のリスニングや長文読解を見据えると、おのずと単語帳のレベルは確定してきます。
学部にもよりますが、学習院、法政、中央などでは、
上記のどれかを極める方が、ターゲット1900を使うより合格率が高まるといえるでしょう。
基礎文法は大丈夫?
あなたの基礎文法レベルは、どれくらいでしょうか?
果たして、中学レベル(高校入試レベル)で95点以上とれる力があるでしょうか?
偏差値が55~60程度の学校に通っている生徒でも、
thereの使い方や、接続詞の利用法、比較と受動態など、
中学レベルの文法でも穴がある生徒が見受けられます。
そのまま勉強すると、浪人しても基礎文法の重要性に気付かないで失敗するパターンに陥ります。
また、英語の偏差値が50を下回る生徒では、確実に中学レベルの英文法や単語力で不足があります。
もう高校3年生だからといって、高校3年生の演習ばかりが必要とは限りません。
実際の英語の長文では、GMARCHクラスでも中学~高校1年くらいの英文法で対応できます。
複雑な英文法は、文法問題ではもちろん役に立ちますが、長文読解では中学レベルがメイン。
長文読解を考えるのであれば、高校3年の1学期までに、中学レベル+高校1年生の半分くらいまでの英文法は完璧にしておきたいところです。
長文読解は、日本語読解力も必要
偏差値50強くらいの生徒で、現代文力が低いことにより、英語の長文がうまく読めていなかったり、質問の意味を読み違えている生徒が見られます。
また、近年のセンターや共通テストで出題傾向が高い、
図表読み取りの問題にも、現代文力が不可欠となっています。
国語の授業は、つまらない授業をする先生が多いこともあり、勘に頼っている生徒がかなり見られます。
文系の生徒でも、論理的に現代文に取り組めている生徒は少数。
中学校時代に、数学の文章題が苦手だった生徒や、現代文(特に評論)の偏差値が50以下の生徒は、今の現代文の勉強法をもう一度見直してみることをおすすめします。
現代文力は、正しい勉強によって向上し、それが英語の長文読解力の向上に大いに役立ちます。
まとめ
- 英単語は背伸びしない
- 英文法は高校1年までをしっかり復習
- 現代文の重要性を見直す
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