複数科目を教えられる先生は少ない
学校では一般的に中学校から(最近では小学校5年生から)科目で先生が分かれます。
理想としては学校でも一人の先生が複数の科目を指導することです。
現実的には複数科目を指導できる能力を持つ先生は少なく、
そもそも学校の先生が単一科目を指導する前提で教育されてきています。
これから10年たっても、20年たってもこの制度は変わらないでしょう。
学校や学校の先生が悪いわけではありませんし、普通の学校にも優秀な先生は間違いなくいらっしゃいます。
大学を卒業したての先生であれば、複数科目を教える能力がある先生はいらっしゃいます。
しかし、現行制度に縛られ、生徒の指導以外の事務作業や雑務、度重なる方針変更などに振り回されている学校の先生に期待しすぎることは、お子さんの教育のために最適か疑わしいでしょう。
制度を批判したり、政府方針を嘆いてもお子さんの教育のためにはなりません。
お子さんのためを考えるのであれば、行動にうつすべきでしょう。
複数教えられる先生は社会に出た後のことを考えている
実社会にでると、学校の勉強は役に立たないということを平気で言う人がいます。
そして、それが間違っていることを知っているのは、勉強を社会に活かせる事実を知り、実行できている人だけです。
数学(算数)で学んだことを国語に活かす
英語で学んだ基礎を利用して社会の理解を深める
といった、科目に縛られない考え方が、
理科で学んだことを料理に活かす
英語で学んだことをプレゼンに活かす
国語で学んだことを営業や会議に活かす
社会で学んだことを投資(お金の使い方)に活かす
という風に、応用力を育て、優秀で柔軟性のある思考に育てていきます。
応用力のある柔軟な思考には、コーチングが不可欠であると私は考えています。
私の指導では、そうなるように設計しています。
これがさらに進化すると、音楽や体育といった副教科にも応用がきくようになります。
副教科では理論を理解しても実行には違った努力が必要であるという事実も理解させてくれます。
プロなら2科目以上は義務
プロの家庭教師や個別指導塾の先生であれば、最低でも2科目は教えてほしいです。
英語と数学、
数学と物理、
英語と国語、
国語と歴史(日本史や世界史)
といった組み合わせは、最低限でしょう。
単一科目しか教えられなかったり、複数指導といいつつも質の低い指導しかできないにも関わらずプロを名乗っている先生は指導力が低い場合が多いです(100%そうだとはいいません)。
学生のアルバイトの延長ととられても仕方ないでしょう。
学生アルバイトや、そういった先生は安さという魅力があります。
安さがご家庭にとっても非常に大きなメリットですので、デメリットを理解した上で利用することは有効です。
ただし、質に関して理解した上で利用しましょう。
集団指導は例外
大手予備校など、映像授業を撮影したり、何十人という集団を同時に指導する場合には、完全にワンウェイで一人一人の思考や傾向を授業に組み込むことを最初から目的としていません。
そういったケースでは複数科目を指導することをそもそも条件にしていないので、求めるのはやめにしましょう。
1科目のみが許されるのは東大レベルのみ
1科目しか指導しない先生に価値がないわけではありません。
実際、東大や京大レベルの問題は難しく、科目専任の先生が必要になってきます。
私も数学などで東大志望の人を教えることは出来ません。
ですが、実際に東大や京大レベルを目指す人以外に1科目しか教えない先生をつけるメリットはないといえるでしょう。
文系科目と理系科目の両方を教える先生がベスト
数学と理科(物理や化学)
国語と社会(日本史や地理など)
といった例のように、
理系の2科目、
文系の2科目+英語、
のような組み合わせで指導できる先生は一定数います。
こういった先生は単一科目を教える先生よりも価値が高いことが多いだけでなく、指導がうまい傾向にあります。
しかし、最上といえるのは、
理系科目(数学や理科)と文系科目(国語と社会)
を組み合わせて指導できる先生です。
特に国語(現代文)と数学(算数)は根本的な思考にかかわるので、
この2科目をどちらも上手く教えられる先生は非常に貴重であり、
お子さんのためになる可能性が飛躍的に高いといえます。
質問力が高いことに加えて理系と文系を網羅する先生は、
中学受験・高校受験・大学受験のすべてでお子さんのための最適解になるでしょう。
本記事を書いている講師の指導科目
以下の科目以外にも小論文や資格試験、就活対策や論理思考レッスンなども行っています。
進路指導や予定管理、簡易ダイエット指導なども実績があります。
小学生(中学受験含む)
算数・国語・理科・社会
中学受験で4科目指導を行い合格実績もあります
中学生(高校受験含む)
英語・数学・国語・理科・社会
高校受験では5科目一気に指導することは少なく、お子さんの状況に合わせて1~3科目をメインにし、 他の科目は宿題を中心に勉強法を指導することが多いです。
こちらも合格実績があります。
高校生(大学受験含む)
英語(リスニングは除く)
数学
現代文(古文と漢文は除く)
化学
生物
物理(一部のみ)
政治経済
現代社会・公共(一部除く)
日本史(一部除く)
大学受験では、東大や京大、旧帝大レベルは一部指導ができません。
一般的な国公立大学や共通テスト、私立であれば早慶上理やSMART、MARCHなども指導可能ですし、合格実績もあります。
保護者の方へ
お子さんの将来を本気で考えるのであれば、
勉強のための勉強ではなく、社会に出て活かすための勉強を身に着けてほしいご家庭がほとんどだと思います。
実生活に役立つ勉強をしていると、日々の生活に変化が出るので、保護者の方が日常的に成長を感じられるようです。
分かりやすい例でいうと、ゲームなどの動画ばかりを見ていたお子さんが、ニュースなどに関心を持ち、日々の親子の話題に出てきたりします。
(ゲームも有効に使えばお子さんの成長に役立ちます)
一つの科目で学んだことを、他の科目に応用する癖がついていれば、日常生活や社会的問題に対して これは日常生活でも非常に役立つ習慣です。
これまでの常識を疑い、時代をリードするお子さんに育てるためには、
保護者の方がよい先生と出会う機会をお子さんに与えてあげることが重要になるでしょう。
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