東京理科大学の薬学部
東京理科大学は、私立理系大学の最高峰ともいわれる1校。
早慶上理の理にあたり、関東の理系私立大学といえば東京理科大学。
工学部や理工学部に加えて、経営学部も保有しています。
薬学部では、慶応に次いで日本の私立大学で2位の高偏差値。
高難易度から非常に人気となっています。
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学科
東京理科大学の薬学部では、
薬学科(6年制)
生命創薬科学科(4年生)
の2学科があります。
アクセス
理科大のメインキャンパスは、東京のど真ん中。
飯田橋・神楽坂エリアです。
薬学部は、都心から少しはなれた、千葉県の野田市にキャンパスがあります。
試験に関して(定員・試験科目・配点)
メインである学部入試には、
A方式(大学入学共通テスト利用入学試験)
B方式(独自入試)
C方式(共通テスト + 独自試験)
の3つが中心になります。
他にも英語資格試験を利用したものや、各種推薦があります。
入試科目
A方式(共通テストのみ)
【国語】現代文 + 古文 + 漢文 200点
【数学】ⅠA・ⅡB 200点
【英語】リーディング150点、リスニング50点 200点
【理科】化学・生物・地学・物理から1つ選択 200点
B方式(理科大の独自試験のみ)
【英語】 60分・100点
【数学】ⅠAⅡBⅢ 100分・100点
【理科】化学のみ 80分・100点
C方式(独自試験 + 共通テスト)
共通テストは国語と英語
【国語】現代文 + 古文 + 漢文 100点
【英語】リーディング75点、リスニング25点 100点
独自試験は理系の数学と理科
【数学】ⅠAⅡBⅢ 100分・150点
【理科】化学・生物・物理から1科目選択 100分・150点
定員
A | B | C | |
薬学科 | 15 | 40 | 10 |
生命創薬科学科 | 15 | 40 | 10 |
2025年1月以降(新課程)の入試に関して
現時点で高校1,2年生および浪人生が対象となります。
薬学部・工学部などでは、共通テストを利用するA方式で、
情報Ⅰ
が選択できるようになります。
国語か情報を選択します。
また、薬学部ではB方式とC方式の数学の範囲がⅠAⅡBⅢCとなり、数学Cが追加されます。
数学Aは図形の性質、場合の数と確率
数学Bは数列、統計的な推測
数学Cはベクトル、平面上の曲線と複素数平面
が範囲です。
合格最低点
薬学科
薬学科では、
共通テストの科目は83~90%
独自試験は65%前後
が目標点になります。
A方式
640~690点(81~86%)
B方式
180~210点(60~70%)
C方式
370~430点(74~85%)
生命創薬科学科
生命創薬科学科では、
共通テストの科目は80%前後
独自試験は60%前後
が目標点になります。
A方式
620~660点(78~83%)
B方式
165~200点(55~67%)
C方式
360~400点(72~80%)
学費・男女比・現役浪人比
学費は、
初年度は234万円(薬学科)、
190万円(生命創薬科学科)
となります。
これは入学金(30万円)を含んだ金額。
薬学科は6年間でだいたい1200万円超かかります。
男女比
男女比はだいたい5:5
半分が男子生徒で、半分が女子生徒です。
薬学部は一般的に約7割が女子生徒と、女の子の多い学部。
理科大は、非常に男子率の高い薬学部といえるでしょう。
現役・浪人比
理科大の薬学科では、
現役生が6~7割
浪人生が3~4割
となっています。
だいたい3人に一人は浪人生。
薬学部の中では非常に難易度が高いこともあり、浪人率は少し高めとなっています。
理系の難関大は浪人率が高いのが一般的であり、
理科大の他の学部学科ではさらに浪人率が高くなっています。
現在の学力にもよりますが、1浪で理科大の薬学部は、非常に優秀といえるでしょう。
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