【数学】昭和薬科大学の入試(過去問)を徹底分析 | 薬学部ならプロ家庭教師のロジティー

昭和薬科大学の数学

昭和薬科大学で、大学独自の数学を使うのはB方式(とT方式:旧C・D方式)があります。

本分析では定員が最も多いB方式の数学に焦点を当てて分析していますが、T方式(旧C・D方式)でも使える分析となっています。

昭和薬科大学の数学(Amazonリンク)は80分で、大問はおそらく3つ。

2023年までは70分で大問3つでしたので、大問数が4つになる可能性もあります。

以下では2023年までのデータをもとに分析を作成しています。

時間が不足する可能性はほぼない

大問1は6つの小問集合なので一定のボリュームがありますが、正しい勉強をしていれば時間は十分に足りるように作られています。

急いで解くのではなく、ゆっくりでも正しい答えを導けるように準備をしていく方が、確実に合格に近づきます。

難易度は基礎的な部分も多く含む

全体の難易度は標準レベルが中心。

薬学系の数学としては一部難しい問題も含まれていますが、合格最低点を考えると難しい問題は解ける必要性がありません。

いかに基礎問題を正確に解いて、標準レベルを一定以上解くか、がポイント。

基礎を固めれば合格点を超えることが一気に楽になるでしょう。

とにかく基礎、と覚えておきましょう。

昭和薬科大学 → 大学分析 化学分析

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大問1が勝負の分かれ目

大問1は小問集合で6問。

基礎~標準レベルの問題のみで構成されています。

公式をある程度理解し、よくあるタイプの問題を正確に解くことができれば、最低でも5問。

さらには6問すべてを正解することも十分に見込めます。

これは、現在の数学の学力が低くても実行可能であり、この基礎力は昭和薬科以外の薬学部がターゲットに入っている場合でもかなり役立ちます。

大問2と3に行く前に、必ず大問1の理解度をあげておきましょう。

重要範囲はまんべんなく

出題範囲はⅠAⅡBからジャンルを問わずに幅広く設定されています。

おそらく2025年から数Cが入っても同様の傾向になるでしょう。

また、数B(数列・ベクトル)や微分積分など重要分野は小問集合でも頻出であり、大問でも出題されるのに特に強化が必須です。

大問2と3はミスが出ても片方の完答を目指そう

大問1で高い点数が取れていれば、大問2と3である程度間違えても合格点を超えます。

合格基準を理解しながら大問への勉強も進めましょう。

微分積分が出題されるとは限らない

多くの大学で微分積分は大問で確実に出題されますが、昭和薬科では出題されないこともあります。

特に小問が多く、独立した大問が2つしかないことが要因でしょう。

微積や数B(ベクトル・数列)の出題率が高いのは事実なので、優先度は高めておきましょう。

難易度は標準レベル

大問2,3は大問1よりも難易度は高いですが、各ジャンルの標準問題から出題されます。

正しい問題集を自分に合った勉強法で継続出来ていれば、確実に類似問題は勉強しているはず。

遅くとも高校2年生の夏~秋から取り組めば十分に合格が狙えます。

基礎と標準の問題を大切にして、質の高い積み上げをしましょう。

特に学校や塾と自分のペースが合っていない場合は、基礎を固める前に難易度が上がるので、非効率になりがち。

志望校と自分の学力を理解しておきましょう。

参考書・問題集

問題集のレベルとしては、基礎~標準を網羅したものがよいでしょう。

昭和薬科や同レベル以下の薬学部・薬科大学が第一志望であれば白チャート(Amazonリンク)で十分に合格レベルに到達できます。

昭和薬科に加えて、もう少し偏差値の高い薬学部・薬科大学を視野に入れているのであれば、黄色チャート(Amazonリンク)くらいをメインに使いましょう。

青チャートは確実に不要です。

まとめ

  • 基礎と標準が重要
  • 自分の学力を理解しよう
  • 昭和薬科以外の志望校があるかどうかもチェック

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