【保護者向け】塾や家庭教師との面談内容とペースはどうすべき?| プロ家庭教師のロジティー

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面談の重要性は意外と知られていない

保護者の方で、
「勉強や受験のことはわからないので先生にお任せします」
とおっしゃる場合は少なくありません。

 

理想論を言えば 「よくわからないからこそ面談で知識と理解が必要だ」 ということです。

わからない部分は、素直にわからないと聞いてみてください。

そこで対応が悪い塾や家庭教師は、お子さんに対しての対応も悪いことが多いです。

 

逆に、面談対応がいいということは、面談の重要性を理解しているだけでなく、お子さん(生徒)のことを理解している証明になります。

面談はちゃんとした先生であれば、きちんとリードしてくれます。

これは、先生が授業において生徒をリードするのと全く同じといえるでしょう。

 

信頼できる先生であれば完全に任せるのも一つの方法ですが、信頼できると確認する前に任せきると、塾や家庭教師側の怠慢につながることもあります。

十分にご注意ください。

定期的な面談の「定期的」とはどれくらいの頻度?

面談は、生徒やご家庭の状況、勉強の進み具合によって必要性が変化します。

また、ご家庭として面談の機会があったら家庭教師の先生に聞きたいことがある、というケースも少なくありません。

 

時間に余裕があるご家庭であれば、

最初は1~2か月間隔で半年ほど様子をみて、
それ以降は年に2~5回くらいのペース、

が多いです。

指導の序盤は多くなる

指導をスタートしたばかりは、ご家庭の状況や指導方針の希望が不明瞭になりやすいです。

最初の面談で確認しますし、こちらの方針もお示ししますが、最初は信頼関係がないので、ちょっと話しにくい内容を保護者の方が伝えきれないことは非常に多いです。

 

警戒心はお子さんだけでなく、保護者の皆さんも間違いなく持ちます。

だからこそ、信頼関係を築くという意味でも、

授業の詳細な説明
日々変わるお子さんの学力状況の確認
指導方針や計画
進路や受験の情報
テスト結果の報告

といった面談が必要といえるでしょう。

 

初回の面談で大きな信頼をいただくこともありますが、数回の面談を経て信頼関係が構築されていくのが一般的です。

初回面談は目的を明確にするための面談になることもある

最初の面談で希望や目的をお聞きするのですが、違った活用もご好評いただいています。

私の面談をお子さんとのコミュニケーションツールの一つとして使われるということです。

 

例えば、初回面談では私の指導を受けるかどうか?よりも、家庭教師にするか塾にするかではなく、お子さんの目的を明確にする面談になることがあります。

面談の内容はご家庭ごとに変わりますし、お子さんと保護者の方の関係性でも変わります。

 

保護者が忙しくても、プロ家庭教師なら安心

例えば私が対面指導をしているご家庭で、保護者の方がお仕事等で忙しいというパターンがあります。

 

そういったご家庭では信頼をいただいた後は、保護者の方が不在の状態で私が伺い、授業をして帰るということになっています。

普段の授業は保護者の方と顔を合わせないのはよくあることですし、 Web授業の場合は、基本的に私と生徒のみで完結します。
(webでも、保護者の方が最初に挨拶だけされるご家庭もありますが、基本的に生徒と私だけで最初から最後まで行います)

 

普段の授業はご不在でも、
定期テスト後や夏休みなどには面談をしたい、
と希望されるケースもありますので、 その場合は普段と指導曜日や時間帯を変えて、面談が出来るように調整しています。

 

また、対面での面談が難しい、そもそも対面は希望されない、場所が遠いご家庭では、オンラインのテレビ電話を利用します。

オンラインでの面談も難しい場合は、メールをお送りするようにしています。

 

保護者の方がお子さんやご家庭のために頑張って、忙しいのは仕方がないことだと思いますし、家庭教師とはいえ人を家に招きたくないというケースは多いです。

塾や大手家庭教師だと仕方ないと済ませがちですが、方法を工夫することでコミュニケーションをとることは可能です。

忙しいご家庭こそ、様々なコミュニケーションを提案してくれる家庭教師や塾がおすすめです。

 

受験相談のタイミングは、想定よりも早い方が有利

受験で考えるべきことは、偏差値と志望校だけではありません。

大学受験であれば、文系理系の選択は高校1年生の終わりごろ
中学受験であれば、最低でも1年、標準で2年~2年半。小学校4年生の最初から始める人も多い
高校受験だと私立か公立(東京などは中高一貫の私立も多いので、ない場合もある)だけでなく、個人差が非常に大きい

 

実際の志望校選択は受験の半年前からでもなんとかなりますが、それまでの情報収集や、本人が迷う時間は意外と時間がかかります。

一番質問多い大学受験の勉強スタートは、早めが基本です。

基本的に私の生徒では、受験の2年前を一つのキーポイントとしています。

面談をしてみて、実際に今すぐ指導が必要ではないという場合には、指導は面談の半年~1年後という生徒もいます。

 

受験の3ヶ月~半年前の指導でも一定の成果は出せますが、短い時間で出来ること、と考えざるを得ないので、長期指導している生徒と差が明確に出てしまいます。

志望校を決めるのは驚くほど時間がかかる

中学受験では、保護者が主導となっているので、生徒が考える時間は短い傾向にあります。

逆に、保護者の方がひとたび学校を見始めると、いくつも見たくなり、想像よりはるかに時間がかかります。

さらに、コロナ対策があり、なんでも予約が必須なので、数年前より時間がかかります。

 

一番時間がかかるのが大学受験。

現状で目指すものが明確でない場合は、夢の選び方からスタートします。

 

夢の方向性がなんとなく見えてきてから、学校を調べたり、学園祭に行ったりするので、2年の秋にはとりあえずの志望校が見えているのが理想です。

進路相談では、上記のようなスケジュールも理解した上で面談を進めていきます。

基本的には2年前に動き始める、と覚えておいてください。

 

面談をどんどんしてくれるのはいい先生

家庭教師や塾からすると、授業料はご家庭に理解してもらえますが、面談料は理解してもらえません。

 

私の指導でもそうですが、面談料は授業料に含まれているので、指導中の生徒で面談料はいただいていません。

大半の塾でも同様です。

つまり、面談をたくさんするほど金銭的に負担になる、というのが実情です。

 

面談を嫌がったり、重要性を理解できていない塾や家庭教師は、お金儲けが第一目的となっている可能性が高いと言えるでしょう。

お金は大切ですが、それが第一目的となっている塾や家庭教師はおすすめできません。

 

面談を活かせるのはいい先生

私は一般的な塾や家庭教師と異なり、「面談(を含むコミュニケーション)をどんどんしましょう」とお声かけしています。

 

面談などが難しい場合は、希望に応じた頻度で報告のメールをお送りしています。

理由は簡単。

保護者の方とのコミュニケーションによって、情報と目的を共有すると、生徒への指導効果が高まるからです。

 

指導効果が高まると、生徒の普段の行動に変化がみられ、点数だけではない成果が保護者の方にも感じられます。

そういった積み重ねによって、指導が継続されたり、他の生徒のご紹介があったりと、私(塾や家庭教師)にもメリットがあります。

 

面談を負担と考えるか、
指導に役立つコミュニケーションと捉えるか

で、家庭教師や塾を見極めるヒントとなるでしょう。

 

指導している先生が面談しないと効果が薄い

面談は保護者の方とのコミュニケーション要素が強いです。

 

成績表の数値を見ることは重要ですが、数値では表面的な面談になりやすいです。

特に、

生徒が実は○○が最近好きだ
親には言っていないけど△△大学(高校・中学)に興味がある
本当は学校の□□が嫌で悩んでいる

といった、普段授業で接している先生にしか言ってくれない情報に触れることができません。

 

普段授業で指導に当たっている先生と面談を行う塾長やチューターが異なる塾は100%質が低い、 というわけではありませんが、事情があるからそういう形式をとっていることをご理解ください。

これは、

大学生やバイトの先生を雇っている、
面談担当者は営業マン、

としている塾や家庭教師派遣などに多く見られます。

 

さらにいうと、できれば単一科目だけ指導している先生ではなく、複数科目(3科目以上)を指導している先生が進路指導および保護者も含めた面談をしてくれることがベストです。

複数科目指導していて、なおかつ中身の濃い面談もこまめにしてくれるような塾や家庭教師は少ないです。

単なる希少価値だけでなく、実力の証といえるでしょう。

 

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