大学受験はいつから準備すべきか?|プロ家庭教師ならロジティー

大学受験のための塾や家庭教師はいつからスタートすべきか?

結論から言うと、どれだけ遅くとも1年半前にはスタートしたいです。

現実的には2年前くらいが目安でしょう。

これは学力メインの一般選抜でも、推薦入試(総合型など)でも変わりません。

実際には、生徒の学習状況と進路によって大きく変動します。

高校入学と同時にスタートした方がいい場合もあれば、1年~半年前でもなんとかなる生徒もいます。

また、病気などの特殊事情がある場合は以下の条件設定は当てはまりにくいでしょう。

集団指導塾・個別指導塾・家庭教師としての指導実績がある私からすると、遅くとも1年半前(高校2年生の夏休み)には来てくれないと受験は非常に厳しくなりやすいです。

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早まる大学受験

現在は推薦入試(総合型・AO入試)の割合が高まっています。

多くの推薦入試は高校3年生の11~12月にあります。

推薦入試といっても、過去のように出願すれば高確率で合格するような方式(指定校・内部進学)はほんの一部。

大半の生徒は(公募)推薦入試用の対策をしっかり行う必要があります。

また、公募の推薦入試は合格率がそこまで高くない大学も多く、推薦対策と同時に一般入試の勉強も並行して行わなければいけません。

推薦は高校1年からはじめたい

推薦入試は高校での成績や課外活動なども選考基準になりやすいです。

高校1年の時点で成績が低かったり、遅刻や欠席が多いとそれだけでマイナス評価になる可能性があります。

遅くとも高校2年生の最初には推薦入試の可能性がありそうかどうかを考えておくことが現代の入試では必須事項。

前述した1年半前(高校2年の夏)は小論文や面接と並行して大学の分析を行い、さらに学校の成績を高めるために必要な最低限の期間です。

高校2年の夏からはじめればこれくらいは出来る

実際問い合わせをいただく機会も多く、1つの目安となるのが高校2年生です。

私の生徒でも文理が決まって高校2年の最初もしくは夏休み前後でスタートする生徒が多いです。

2年生であれば現時点でE判定とD判定の間くらいでもB判定くらいまで行ける可能性は十分に高いです。

また、生徒の中には進路相談が必要なケースも多く、ここから進路を固めていく場合にもある程度対応ができます。

迷ったときには高校2年の春~夏をめどにしておくといいでしょう。

推薦対策もある程度は可能

推薦をメインの入試とすることが決まっていれば、高校2年生の夏からでもある程度はうまくいきやすいです。

一方で、勉強法を間違えていたり、いくつかの条件がそろっていないと推薦対策もしつつハイレベルな大学の一般入試対策を並行して行うことは難易度が高くなります。

不可能ではないのでお子さんとご家庭の努力次第ではありますが、推薦も一般入試もどちらも高いレベルで行うには厳しい可能性があります。

小論文など推薦入試が高度化しており十分な準備が必要なためです。

高校3年になるとこれくらいしかできない

高校3年生になりたての春から指導がはじまった場合、現在D判定のレベルであればBくらいにできる可能性は十分にあります。

また、基礎力はあるけどうまく実力が発揮できていない場合は、E判定の大学でもC~Bまで到達するのは不可能ではないでしょう。

私の生徒でも、1年前の問い合わせは少なくないですし、浪人生が浪人した時点でお問い合わせいただく場合もあります。

最後の仕上げとして4カ月前に指導を開始して、E判定だった大学に合格した生徒もいます。

ただし、指導期間が短くなればなるほど予測が難しく、上手くいかなくなる可能性も高まります。

基礎力がないと非常に厳しい

恐ろしいのが逆パターンです。

つまり、模試などでそこそこ点数が取れているようにみえるのに、基礎力が正しくついていない生徒です。

基礎力がないと現時点で判定が悪くなくても、勉強方法を改めなければ時間とともに判定は悪くなります。

目標のランクの大学より下げなければいけなくなることもあり得ます。

理解の4段階などの勉強の基礎理論が理解できているだけでなく、実践・継続できていないと厳しい現実と直面することになるでしょう。

高校1年からスタートすると2~3ランク上の大学も現実味がある

高校1年生のお子さんに関して問い合わせが多いのが、

入学時
夏休み前後
文系理系の選択を出す時期

の3つです。

高校1年生の時期に指導を開始できれば、たとえ新年からであってもいろいろな修正がききます。

文系を選択した生徒が理系に変わることも可能です。

単に受験勉強をするだけでなく、予定の立て方や思考法なども一定の時間を割くことが出来るので、自分で考える力を育成することができます。

復習する量が少ないことが最大の強み

実際問題として、偏差値70以下の生徒は勉強法の根本的な修正が必要な確率が95%を超えています。

さらにいうと、偏差値60以下の場合根本から勉強法を見直す生徒が99%です。

根本から複数科目の勉強方法を見直す場合、高校1年生にお問い合わせを頂かないと難しくなります。

特に3科目を超える場合はほぼ必須です。

実際には高校2年生の途中にお問い合わせをいただいたとしても、科目にある程度の差をつけながら出来る限りの改善を目指しますが、全科目高い質を維持することが出来る保証はありません。

根本からの見直しの場合、高校1年生の初期内容から復習するので、高校1年生の間に問い合わせてもらえば学校のテスト対策などを行いながら、過去の内容を復習できます。

高校2年生の夏からだと、約1年半の内容をまるまる復習することが必要になるので、時間的にハードになります。

大学受験まで時間があるのになぜ中学生から家庭教師をつけて勉強するのか?

勘違いしがちですが、勉強の本質的な目的は大学に合格することではありません。

目標の大学・偏差値の高い大学などに合格をすると事を目標の1つとされるのは賛成ですが、最終目標にされるのはおすすめできません。

大学は新しいことを学び・研究する場だからです。

勉強する目的は人それぞれ違う部分もあると思います。

しかし、大学受験まで時間があっても、大学受験が終わっても、社会人になったとしても勉強は続くものです。

そして、勉強は楽しいものです。

中学校から勉強に力を入れると、成績以外のメリットがたくさん

中学校や小学校から質の高い教育を受けており、本人に一定のやる気があれば成績を上げることは難しくありません。

近年はweb家庭教師などもあり、場所や地方特性に縛られず質の高い教育を受けやすくなりました。

本質的でいい先生から指導を受けると、

予定管理や学ぶ意義を知りやすい
自己肯定感を上げられる
論理的思考力など地頭を向上させる
進路選択の幅を広げ、深さも増す
部活や趣味と勉強との両立ができる
推薦や留学などの選択肢を早くから知れる

などなど、数多くの利点があります。

実際、中学受験終了時から質の高い家庭教師を利用されるときは、勉強だけではなく総合的な指導を希望されるご家庭が多いです。

注意してほしいことは、一般的なや質の高くない家庭教師、単一科目しか指導しない先生では得にくいメリットも混ざっていることです。

実際の例を見てみよう

実際の例として注意してほしいことが、ほんの1%くらいの奇跡的な例を紹介する塾や団体が多いということです。

過去にはこれだけすごい例もあります。 ということはできます。
(当然、実際に例があればの話です)

ですが、それってその生徒だけでは?という話を保護者や生徒が勘違いしても仕方ないような伝え方をする人もいるので、十分に注意してください。

私が以下に示す例は、十分に再現性が可能なレベルで話をしており、生徒に特別な前提条件がないことを基本としています。

面談などで実例をお話しすることもありますが、その中の一部には生徒の努力が私の予想を上回ったケースもあります。

1年半で推薦も一般も対策しながらランクを一つアップ

Aくんの実例です。

Aくんが通っていた学校は、3つのコースに分かれており、A君は真ん中の一般コースに通っていました。

半分くらいは推薦でGMARCH下位か日東駒専。

一般入試もGMARCH下位か日東駒専くらいがメインの進学先でした。

本人の希望としては、GMARCHレベルでしたが、実際の学力は日東駒専でもギリギリなくらい。

コースでは真ん中より少し下でした。

また、部活動もしっかり頑張りたいという要望がありました。

あわよくば推薦でGMARCH。

難しければ日東駒専の中ではハイレベルでやりたいことが出来る学部。

部活は3年生の引退まで。

を理想の条件として、出来る限りのことを頑張りましょうということで指導がスタートしました。

紆余曲折はありましたが、推薦を狙うには1,2年生の成績から評点が厳しいとなり、一般入試をメインに変更。

最終的に一般入試でGMARCHに複数合格し、進学しました。

3年の指導で高校でトップクラスの偏差値へ

Bさんの実例です。

Bさんが通っていた高校は、いわゆる進学コースと一般コースがある私立の中高一貫校。

Bさんは一般コース。

一般コースの生徒は大半が推薦で日東駒専もしくはそれ以下の偏差値の大学へ進学。

学力で受験する場合は、

成績がいい生徒でMARCH下位(偏差値52.5~60)が数人
何十人かが日東駒専(偏差値50~55)
その他の多くの子が偏差値としてはそれ以下の私立大学

に入学することが基本でした。

Bさんが私と出会った頃は、まさに高校の典型例で自宅の勉強量はほぼ0。

模試での偏差値は40くらい。

勉強より圧倒的に部活に力を入れていました。

結果的に途中で進路が変わるなどもあって、浪人期間も含めて私と3年勉強し、難関大と言われる偏差値60の大学に入学しました。
(Bさんが合格・進学した学科が偏差値60です)

Bさんは、部活動は3年生の夏休みいっぱいくらいまではしていました。

一般コースではほぼありえない、進学コースでも上位の偏差値。

数字だけでなくBさんにとっても第一志望の進学先へ行くことが出来ました。

Bさんが非常に頑張ったこともありますが、生徒にやる気があればほかの子でも2年半~3年で同レベルへの可能性は十分に再現性があります。

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