【生物】酪農学園大学獣医学類の入試を徹底分析 | 獣医学科ならプロ家庭教師のロジティー

酪農学園大学の生物

酪農学園大学の理科は、生物か化学から1科目選択。
時間は60分です。

こちらの分析は1期2期のどちらでも活用できるように作成しています。
(1期と2期はそもそも出題傾向が非常に近いが若干1期が取り組みやすい)

2022年の変更点

2021年から英数が共通テスト利用になりました。

また、2022年1月から始まる入試では、
獣医学類(獣医学科に相当)の理科重点型で理科の配点が2倍になります。

第1期の通常定員が50名。
第1期の理科重点が  7名。

第2期は理科重点型のみで6名です。

英語と数学は共通テストでそれぞれ100点満点。

通常は理科が100点満点。
理科重点型では200点満点となります。

基本内容は変わらない

記述式であり、用語の記述や短めの論述、計算なども出題されています。

他の私立獣医とは出題形式も傾向も異なります。

大問は5つが基本でしたが、2021年は6つの大問が出題されました。

2021年は初の共通テストが始まったこともあり、変化が生まれた年。

2022年も大問が6つになる可能性は十分ありますが、大問数が増えても対策は変わりません。

最も形式が近いのが、用語の記述も長めの論述もある岡山理科大になります。

ただし、岡山理科と比較して、実験思考系は酪農が明らかに多いので、全く同じではないことを理解しておきましょう。

酪農学園大学の獣医学類に合格する方法 → 基本情報 英語分析 数学分析 化学分析

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基礎知識で点を稼ぐ

各大問の最初には、生物で一般的な長文内の空欄に用語を補充する問題が出題されます。

記述式なので、漢字などで用語を正確に記載できる必要があります。

おそらく配点は低いですが、問題数が多く、合格最低点が6割程度の酪農学園にとっては非常に重要な得点源となります。

聞かれている内容も基礎~標準がメインなので、ほぼ満点を目指したい部分となっています。

変化形もある

2019年は最初に特徴を持つものをすべて選んだり、2015年には〇×問題がでるなど、大問1を中心に例年とはことなる出題形式での出題もあります。

浪人生など、演習量が増えてくると、よくあるパターンにばかり目がいきがち。

客観的な思考を育てるか、家庭教師など外部の力を上手く使いましょう。

私が指導している生徒には、私立獣医以外にも、国公立獣医、関関同立、GMARCHなどの過去問を中心に様々なタイプや範囲の問題で演習を重ねています。

出題範囲は幅広い

出題方法に趣向を凝らす酪農ですが、範囲は他の獣医同様に、まんべんなく出題されます。

植物や進化と系統、細胞生物からも出題はしっかりあり、動物系ばかりを勉強していると不十分になります。

難易度としては標準レベルがメインであり、一般的なレベルを、全範囲しっかりとマスターしていくことが求められます。

記述が多いことから、麻布大学のように微妙な選択肢を求められることがない分、ズバリと書けなければいけない部分が難しい点です。

大学で使うテクノロジーに注目

2019年に悪性腫瘍(癌)、
2021、2018年にPCR、
2017年にGFPと遺伝子組み換え、
2016年にES細胞とiPS細胞、
2015年に再生医療と胚、

といったように、高校で基礎理論や考え方を学び、大学でより深く学ぶ実践的な手法に関して、よく聞かれています。

この部分は、最近では増えてきたものの、古めの教科書や参考書でも扱いが比較的少なく、よく理論がわかっていないままにうやむやにしてしまう生徒がよく見られます。

大学受験で必要な理論はそこまで難しくないので、塾や家庭教師などを活用して、しっかりと理解をしましょう。

なんとなくのまま受験を迎えるのは危険です。

計算・実験・記述

生物学の難易度を上げる細かい知識問題はあまり多くなく、知識レベルは標準的です。

しかし、計算問題や論述問題はここ3年ほど非常に多くなっています。

2020年は遺伝のちょっと面倒な計算がしっかりしたボリュームで出題されていました。


それ以前は論述や計算が少なかったことから、出題方法はどのような変化をしてくるのかわかりにくくなっています。

国の方針を考えると、記述や実験、計算が減っていくことは考えにくいです。
丸暗記ではなく、記述や実験でも対応できるような理解を行いましょう。

実際、思考力を問う実験問題は増加傾向にあります。

計算自体は簡単

遺伝を中心に計算問題も1,2問程度出題されます。

遺伝の計算は基礎~標準レベルであり、それ以外の分野からの計算も難易度は標準以下。

計算が苦手だから化学ではなく生物を選ぶ人も見られますが、酪農の生物レベルの計算は、捨てるにはもったいないです。

合格最低点を考えると、計算が解けなくても大きな問題とはなりませんが、遺伝を中心に計算問題は練習しておきましょう。

対策・勉強法

対策の方針として、

  1. 標準的知識を書けること
  2. 実験思考問題・記述問題に対応できる根本理解を行うこと

の2つが必要になります。

参考書

「よくわかる生物基礎+生物」
「生物合格77講」
「大森徹の最強講座117講」

などの王道の参考書をしっかり理解することが重要です。

前述しましたが、それぞれの用語がかけるだけでなく、出題形式の変更や、30~100字程度の長めの記述問題にも対応する必要があります。

単なる丸暗記では、絶対に対応できません。

また、PCRやキメラ細胞といったバイオテクノロジーに関しても理解を徹底しましょう。

問題集

「基礎問題精講」
「チャート式生物」
「セミナー」

など標準的な問題中心で、記述タイプもある問題集が適切です。


学校レベルを中心に繰り返し問題を解きましょう。

私立獣医には、北里大学麻布大学のような、完全マーク式の大学もありますが、そういった大学とは問題集を変える必要があります。

共通テスト対策の有効性は高くない

共通テスト(センター試験対策)は基礎知識の確認には悪くないですが、基礎用語も記述する必要がある酪農には不向き。

実験思考問題や遺伝の計算には多少使えます。

私立大学のみしか受験しない場合には、無理をして共通テストやセンター過去問を多く解く必要性はないでしょう。

国公立も受験する場合は共通テスト対策が必須です。

まとめ

  • 正しい努力をすれば、記述は選択より解きやすい
  • 思考問題に備えて、基本理解を大切に
  • 標準レベルをまんべんなく

保護者の方へ

酪農学園大学は、他の私立獣医と英数の傾向が大きく異なりましたが、2021年から独自試験がなくりました。

理科では生物受験が多くなったので、一番合格に重要な科目です。

お子さんが私立獣医の受験を視野に入れている場合には、他の大学との関連性をしっかり考えて受験計画を立てる必要があります。

特に現在高校1,2年生の場合は、長期プランを立てれば現在の偏差値が40くらいでも合格を狙うことができます。

高校3年生や浪人生も学校を絞って対策をすることで入試が近くても合格率を高めることができます。

最後まであきらめずにお子さんを支援してあげてください。

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