【理学部】東京都立大学を徹底分析 | プロ家庭教師のロジティー

東京都立大学の理学部の基本情報

東京都立大学は、東京都の公立大学。

都内の国公立総合大学としては、東京大学に次ぐ存在ともなっています。

 

学部は7つあり、純粋な理系学部としては理学部(Amazonリンク)・システムデザイン学部の2つがあります。

理系と文系が混ざった都市環境学部や医療系の健康福祉学部はここでは扱いませんが、指導のための分析は行っています。

 

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理学部の学科

数理科学科
物理学科
化学科
生命科学科

アクセス

住所 :東京都八王子市南大沢1丁目1

試験に関して

入試形式としては、

一般選抜(前期・後期)
学校推薦型選抜(一般選抜・指定校推薦)
総合型選抜
特別選抜

とありますが、定員(4学科で200人)の多くは一般選抜の前期(97人)に集中しています。

一般選抜の後期(42人)と一般選抜(22人)が続きます。

 

ここでは一般選抜の前期のみに絞って傾向を説明します。

一般前期試験の試験科目と配点

1次試験として共通テスト
2次試験として東京都立大学の独自試験

があります。

 

共通テストは、学部ごとに受験すべき科目数や配点が異なるので、しっかり確認しましょう。

2次試験も学科によって、理科の科目や配点が異なります。

2次試験の数学は理系数学の範囲となります。

数理科学科

共通テスト

【英語】100点(リーディング80点、リスニング20点)
【数学】ⅠAⅡBC 100点
【国語】100点
【理科】2科目で100点
【社会】50点
【情報】50点

 

2次試験

【数学】ⅠAⅡBⅢC 400点
【理科】物理・化学・生物・地学から1つ 200点

 

物理学科

共通テスト

【英語】200点(リーディング160点、リスニング40点)
【数学】ⅠAⅡBC 100点
【国語】100点
【理科】物理必須、化学・生物・地学から1つ選択合計100点
【社会】50点
【情報】50点

 

2次試験

【数学】ⅠAⅡBⅢC 200点
【理科】物理必須 200点

『理科』化学・生物・地学から1つ選択 200点

 

化学科

共通テスト

【英語】100点(リーディング80点、リスニング20点)
【数学】ⅠAⅡBC 100点
【国語】100点
【理科】2科目で100点
【社会】50点
【情報】50点

 

2次試験

【英語】200点
【数学】ⅠAⅡBⅢC 200点
【理科】化学必須 200点

『理科』物理・生物・地学から1つ選択 200点

 

生命科学科

共通テスト

【英語】100点(リーディング80点、リスニング20点)
【数学】ⅠAⅡBC 100点
【国語】100点
【理科】2科目で100点
【社会】50点
【情報】50点

 

2次試験

【英語】200点
【数学】ⅠAⅡBⅢC 200点
【理科】化学・物理・生物・地学から2つ 400点

 

合格最低点(前期)

同じ理学部でも合計点が異なるので、合格に必要な点数が異なります。

2024年1~3月の入試までは、共通テストに情報がなく調査書の5点があるので、 各学科1155点満点になっていました。

2025年1月以降の入試も調査書の5点があり、共通テストで情報の50点が追加。

さらに科目と点数が変更されるので、学科によって満点が変わりました。

 

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数理学科

過去は715~750点(/1155点満点:62~65%)が合格最低点でした。

2025年2月に実施された前期試験は792.6点(71.7%:1105点満点)が合格最低点となりました。

 

全学科でだいたい同じくらいですが、共通テストで70~73%くらいがボーダーになりそうです。

物理学科

過去は710~780点(/1155点満点:62~68%)が合格最低点でした。 

2025年2月に実施された前期試験は858.8点(71.3%:1205点満点)が合格最低点となりました。

 

物理学科は物理必須の影響を強く受けるので、合格最低点が高くなる年と低くなる年の差が大きめです。

化学科

過去は710~750点(/1155点満点:62~65%)が合格最低点。

2025年2月に実施された前期試験は851.8点(65.3%:1305点満点)が合格最低点となりました。

 

化学科と生命科学科は2次試験に英語があり、科目が多いので合格最低点の得点率が下がります。

生命科学科

過去は705~720点(/1155点満点:61~63%)が合格最低点。

2025年2月に実施された前期試験は831.8点(63.7%:1305点満点)が合格最低点となりました。

 

生命科学科と化学科は2次試験に英語があり、科目が多いので合格最低点の得点率が下がります。

また、生命科学科は2次試験も共通テストも理科の自由度が高くなっています。

科目の多さの結果、合格最低点は低く見えますが、難易度は他の学科と大差ありません。

 

学費

東京都立大学は、都の政策により年収910万円未満の課程は授業料全額免除 910万円以上でも多子世帯は半額免除の仕組みがあります。

スタートは2024年4月入学からです。

 

注意してほしいのは、大学でかかる費用は授業料だけではなく、入学時に入学金(入学料)が28万2千円(都民は半額)かかるということ。

都立大は上記の年収以外にも減免措置や奨学金があるので、必ず確認してください。

また、学生寮もあるのでチェックしてください。

 

保護者の方へ

東京都立大学は都の政策で授業料が免除になる可能性があり、社会的にも受験生たちにも保護者の皆様にも大きな注目となっています。

 

理系人材の活用は国でも政策として支援されており、女子生徒の受験生も増えるでしょう。

授業料免除が浪人率を高める可能性もあります。

 

理学部は男子生徒も女子生徒も、お子さんが興味を持てる場合はオススメしたい学部の1つです。

もともと難易度の高い都立大(Amazonリンク)ですが、さらに人気が高まる可能性もあります。

 

塾や家庭教師などは一定の費用がかかりますが、大学費用を抑えられることを考えると、実力を高めることが最重要でしょう。

共通テスト科目も多く、配点も約半分もあるので、複数科目を指導できる先生がおススメです。

 

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