「数学(算数)の文章題が解けない」を解決する方法

文章題を算数(数学)単独で考えると成長しない

文章題は、

中学受験
高校受験
大学受験

だけでなく、

一般企業での就職試験や公務員試験

でも出題される分野となります。

「文章題が出来ないということは一生の問題となる」 といって、差支えないでしょう。

似ている科目・似ていない科目

問題です。

算数(数学)と根本が一番似ているのは、以下のどの科目でしょうか?

 

  1. 英語
  2. 国語(現代文)
  3. 理科(生物・地学分野)
  4. 社会(歴史)

 

 

答えは










あと少し






②の国語(現代文)です。

 

その理由を以下で説明します。

文章題を算数(数学)単独で考えると成長しない

算数(数学)と国語(現代文)がどちらも、根本理解をもっとも求められる科目であるということ。

言い方を変えると、論理的思考力を育てるための科目なのです。

さらにどちらも=(イコール)をつなげていくことで最終的な解答に達するという面でも同じです。

現在話題の就職戦線では何十年も言われている、地頭力に直結しているのが、この論理的思考力ですし、今大人気のプログラミング思考も論理的思考力とほぼ同じです。

 

こういった論理的思考力を上げる第一歩として、正しい理解の工程を知るということがあります。

にもかかわらず、一般的な塾や予備校では教えてもらえません。

 

英語、理科(生物・地学分野)、社会(歴史・公民)においても、もちろん根本理解は非常に重要ですが、
国語や算数(数学)に比べると暗記要素が圧倒的に強いです。

 

文章題が解けないのは、論理的思考力が身についていない証拠

算数(数学)の基本的な計算問題は、その計算ルールさえ暗記してしまえば、誰でも解くことができます。

 

なぜそうなるのか?

が、わかっていなくても、ひっ算をすれば、桁数の多い掛け算や割り算を解くことは誰にだってできる、ということです。

 

ですが、

  • 小学校4年生から増えてくる算数の文章問題
  • 中学受験で求められる高度な算数の問題
  • 中学校2年生で習う2次関数とxy平面
  • 中学校3年生で習う数学証明問題
  • 高校の偏差値50以上で求められる難しい数学

 

こういったレベルでは、計算力+論理的思考力が求められます。

いわゆる、「暗記では算数(数学)は解けない」ということです。

 

以下の本は、タイトルでは数学は暗記だと言っていますが、根本理解の上に暗記のパターンを乗せましょうと言っており、単純暗記ではないことをしっかり説明してくれています。

高校数学用の良書です。

 

暗記力が高い生徒は、定期テスト前に覚えることである程度解けることもありますが、
学年末テストや実力テスト、もちろん入試などでは完全に忘れていて、解けないということになります。

 

文章を読んで論理的思考力を問う問題は、難関中学の入試だけでなく、
都立をはじめとした公立高校入試の理科社会でも出題頻度が高まっています。

 

また、2021年1月からスタートした大学入学共通テスト(旧センター試験)では、数学での文章題が大幅に増加しました。

今の小中学生だけでなく、高校生も文章を論理的に正しく理解するということは必須事項である証明といえます。

この傾向は、社会人になってからの方が役立つ能力ですので、いいことしかありません。

 

中学入学前にはこちらをご覧ください

 

文章題が解けない原因

解答を見たときに、計算式さえあれば答えば出る生徒が多いです。

つまり、文章から式が作れないから、文章題が解けないのです。

 

なぜ式が作れないのか?

 

日本語で書かれている文章の意味が理解できていないからです。
つまり、国語(現代文)が出来ていないんです。

 

子供たちに聞くと、

「日本語なんだから当然読める」

なんて解答が返ってきます。

 

それは、読めている(発音ができている)だけであって、
読めている(理解できている)わけではないのです。

 

文章題は、論理的構成に従って、書かれています。

日本語の論理のルールを理解していれば、内容もしっかり理解できます。

 

文章題が苦手な生徒に、数学の文章題の内容について聞いてみて下さい。

びっくりするほど、文章の意味が理解できていません。

ですが、文章自体は難しくないものが多いので、しっかり説明すれば理解をしてくれます。

 

計算の上達が、論理力向上の近道

実は、論理的思考力を上達させるには非常に時間がかかります。

 

ちなみにその一助となるのが理解の4段階です。

そのためにも、算数(数学)では、論理的思考をしていく時間を増やす必要があります。

 

実際には計算に時間がかかったり、計算に意識が奪われることで、論理をちゃんと考えられていない場合が非常に多い。

 

それを小学校の高学年や、中学のはじめに繰り返すと、自然と算数(数学)が解けなくなります。

 

理解ができない→問題が解けない→つまらない→勉強しない→次の分野も理解ができない

 

このサイクルで、1か月もすれば算数(数学)が苦手科目に変わります。
少なくとも計算ができれば基礎問題は解けます。

 

もちろん計算に自信があれば論理の部分を考える余裕ができ、論理に頭を使うので論理力も向上しやすくなります。

 

だから、論理力向上のためにも、まずは基礎計算力を向上させましょう。

計算ミスを減らす方法は → こちら

 

論理的思考力の育成には王道が必須

論理的思考力とは根本を理解し、物事を分解し、関係性を明らかにしていくことで、育っていきます。

そのためにも、王道の勉強方法を読んでください。

 

暗記やその場しのぎに頼らない、王道の勉強方法を続けると論理的思考力は自然と育つように、作られています。

現代文と算数(数学)は、それ自体が論理的思考力を育成するための方法になっているのです。

まとめ

  • まずは基礎計算力を身に着ける
  • 正しい勉強方法で国語(現代文)と算数(数学)を学ぶ

 

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