東京理科大学の理学部(第一部・第二部)
東京理科大学は理学部を中心として多くの学部があります。
2026年4月から創域情報学部が増えます。
理学部(第一部・第二部)
工学部
薬学部
創域理工学部
先進工学部
経営学部
合計6学部のほとんどが、受験生にとって非常に近い分野の学部に見えます。
実際にはそれぞれの学部に特徴があるので、東京理科大学に興味がある学生や保護者は各学部の違いをしっかり調べてください。
私の指導では志望大学を選ぶよりも前からはもちろん、志望校が決まってくると各大学に合わせた進路指導を行っています。
東京理科大学における学部学科の違いと選び方 → 現在作成中
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学科
数学科
物理学科
化学科
応用数学科
応用物理学科(募集停止済み)
応用化学科
また、2026年4月から理学部第一部の中に「科学コミュニケーション学科」が新設される計画であると発表されました。
理学部は基礎学問を学ぶ学部。
理工学部や工学部や実用的で実践的ですが、それらは基礎学問が支えています。
現在の理系の様々なベースを作っており、欠かせない分野です。 生物系といえる生命生物科学科は創域理工学部にあり、理学部にはないので注意してください。
試験に関して(種類・科目・配点)
一般選抜には
A方式(大学入学共通テスト利用入学試験)
B方式(東京理科の独自入学試験)
C方式(共通テスト + 独自試験 併用)
グローバル(英語外部入試 + 独自試験)
S方式(理学部は定員なし:東京理科の独自試験)
があります。
B方式が最も定員が多くメインの入試です。
B方式に次ぐのがA方式です。
志望度が高い生徒はB方式を中心にしつつ、基本的にこの2つでの合格をめざしましょう。
推薦には指定校制と公募制があります。
B方式
【英語】60分 100点
【数学】ⅠAⅡBⅢC 100分 100点
『数学』ⅠAⅡBⅢC
『理科』事前選択
選択科目は80分 100点
数学科と応用数学科の選択は数学
化学科と応用化学科の選択は理科(化学)で150点
物理学科の選択は物理
A方式
東京理科のA方式は全て共通テスト。
これまで国語必須でしたが、2025年1月からは情報と国語が選択となります。
また、満点も800点→700点となります。
【外国語】英語はリーディング150点 リスニング50点に換算予定
【数学】ⅠAⅡBC
【理科】物理・化学・生物・地学から1つ
『国語』現代文古文漢文
『情報Ⅰ』
英語数学理科は各科目200点
選択科目は100点で、合計700点満点です。
合格最低点
基本的にはB方式の合格最低点をチェックしておきましょう。
A方式は2025年から満点が700点へと変化します。
以下では2024年までの800点満点での点数です。 得点率に注意してください。
数学科
B方式(300点満点)は180~202点(60~68%)
180点強になることが多いですが、年によっては200点を超えています。
普段の勉強では65~70%を目標にしましょう。
A方式(800点満点)は600~643点(75~80%)
国語と情報の得点がこれまでの半分となるので、少し合格最低点が高まる可能性が高いです。
得意科目は80%越えを目指しましょう。
物理学科
B方式(300点満点)は187~210点(62~70%)
基本的に200点を超えます。
普段の勉強では70%を基準で考えましょう。
A方式(800点満点)は618~660点(77~83%)
得意科目は80%越えが必須です。
化学科
B方式(350点満点)は215~235点(62~68%)
普段の勉強では65%を一つのラインとして上回ることを目指しましょう。
A方式(800点満点)は578~630点(72~78%)
国語や情報は70%を下回ってもカバーできる点数です。
応用数学科
B方式(300点満点)は180~190点(60~63%)
難易度の高い数学でも60%をしっかり上回ることが必要となります。
A方式(800点満点)は580~625点(72~78%)
得意科目で80%、苦手科目で70%が目安です。
応用化学科
B方式(350点満点)は180~245点(52~70%)
点数に波がありましたが、配点が高い化学で70%を超えれば合格が大きく近づきます。
A方式(800点満点)は580~660点(72~83%)
候補にいれたい併願校
東京を中心とした首都圏での、理学部・理工学部といえば、
立教大学 理学部
学習院大学 理学部
芝浦工業大学 理工学部
上智大学 理工学部
などがあるでしょう。
早稲田の理工3学部や慶応義塾の理工学部なども候補に入ります。
関関同立で単独の理学部があるのは
関西学院大学 理学部(兵庫県)
です。
理学部と理工学部は似ていますが明確な違いがあります。
やりたいことが明確で、それが理学部のみであれば理工学部は選択肢には入りにくいでしょう。
理系の生徒は進路・興味が明確な生徒が多いです。
一方で、ジャンルを絞り切れていな生徒は進路を広めに考えるのがよいでしょう。
早く進路が確定していることが、必ずしもいいこととは限りません。
ギリギリまで迷っていいですし、いざとなれば大学入学後に変更することもできます。
他人の正解と自分の正解は違います。
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