高校受験お疲れ様
まずは、長い期間頑張って勉強した自分をしっかり褒めてあげてほしいです。
保護者の方はお子さんを、
そして受験を頑張ったお子さんは保護者の方にしっかり感謝しましょう。
受験は家族での勝負でもあります。
みなさんが受験を頑張れたのは、保護者のご協力あってのことです。
これは中学受験が終わった小学6年生でも似た動きが必要です。
保護者の動きがお子さんの高校生活をきめる
偏差値が高い学校や中高一貫校では入学前に宿題が出ますが、出ない高校も多く存在します。
高校入学前に復習をしっかりしようとする生徒は少ないです。
そして、そのまま高校生活に入ると、「受験を頑張ったんだから」という理由で、高校1年の秋くらいまでほとんど勉強しないこと生徒が非常に多いです。
さらに、進路においても同様の傾向がみられます。
そうならないためにも、保護者の方がしっかりサポートし、切り替えのタイミングや、勉強方法の指導を行うべきです。
また、とりあえず、なんとなくで塾に入れても効果が薄いことが非常に多いことも理解しておくとよいでしょう。
やりたいことを思い出そう
今まで高校入試のための勉強に忙殺され
自分がなぜ高校に入るのか
高校卒業後どうしたいのか
今一番なにを楽しみたいのか
そういった思いがぼやけている生徒もいるでしょう。
また、普通科であれば高校1年生の終わりごろには文系か理系かを選択することになります。
(現在は文系理系の区分そのものを見直す大学が多いですが、まだまだ文理の考えは大学受験も含めて残っています)
夏休みに留学を考えることになる生徒もいるでしょう。
今のうちに自分が将来何をしたくて、そのために今何をすべきか、思い直す貴重な時間です。
やりたいことはひとそれぞれ
高校生活で頑張りたいことは、社会人になった後に関係していなくても大丈夫です。
そもそも現時点で夢ややりたいことがなくて、
なんとなくやとりあえず高校に行く生徒の方が多いでしょう。
部活でも、恋愛でも、勉強でも、趣味でも、友人関係でも、・・・
他人に左右される必要はありません。
自分で考えて、これに興味がありそうだぞ、というものを考えておきましょう。
1個でも10個でも100個あったってかまいません。
高校に入る前に得意を伸ばす
公立中学校は、学力も性格も家庭環境も非常に多様。
そして、学力差が大きいのが特徴です。
一方で、高校は学力や家庭環境が近くなりやすく、とくに公立高校で5教科の受験をしていると似ている部分が大きくなり、自分の個性がわかりにくくなります。
私立高校の受験で英数国の3科目の場合、理社の格差はさらに大きなものになります。
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1~2科目の好きを磨いておく
大切なのは、自分なりに自信があり、頑張れる科目を作っておくこと。
そのために好きで楽しめる科目のみでいいので、高校入学前に復習しておきましょう。
偏差値が55以上の生徒や、塾や家庭教師などを使っている場合は予習までしておくとさらによいでしょう。
私の生徒では、生徒の学力に合わせて得意科目は高校1年生の分を中学3年生で先取りしている子もいます。
現在はオンライン授業も自由にでき、地方の中高一貫ではない中学生でも大都市圏と同じかそれ以上の教育が受けられるようになりました。
準備が早い生徒と、準備をしない・遅い生徒の差は広がりやすくなり、高校入学前から努力がしやすくなったといえるでしょう。
具体的な行動
まずは勉強量です。
本来は量を決めるべきですが、とりあえず時間を決めるのがわかりやすいでしょう。
高校から入学前課題が出ていない場合は、3月からで大丈夫ですので、1日45~60分を目安にしましょう。
入学前課題が出ている場合は、課題以外に1日30分を目安にしましょう。
ちなみに私が指導している生徒では、中学3年の春休みでも1~2時間を目安に宿題を生徒自身が考えています。
英数国の科目別勉強内容
英語・数学・国語の主要3教科は私立高校での受験科目になりやすく、
比較的復習が進んでいる生徒が多いです。
3つすべて行うことが理想的ですが、最低でも得意な1つは頑張っておきましょう。
英語は文法と単語
高校受験で英語の長文を中心に対策してきたと思います。
ですので、英語長文の練習は必要性が低く、入学前には基礎文法を復習しましょう。
特に高校の最初にSVOCという品詞(名詞とか動詞とか形容詞とか)が最初に勉強することになります。
品詞と時制にかかわる、進行形、助動詞、過去形、動名詞とto不定詞あたりを中心に復習しましょう。
また、接続詞・疑問詞・関係代名詞は高校になっても重要度が高いので、合わせて復習しておきましょう。
無理に高校レベルの予習をするのではなく、まずは中学レベルの復習を行いましょう。
数学は計算
高校に入ると数Ⅰという分野から始まります。
数Ⅰの最初は計算です。
特に中学2~3年生で頑張った、
2次方程式やルートの計算は考えなくてもすらすら基本問題が解けないと厳しいです。
高校では数学Ⅰ以外にも、数Aという科目が出てきます。
そちらは図形から始まりますが、図形よりは数Ⅰのための計算の方が重要です。
余裕がある生徒は、三角形や四角形の証明や性質の復習もしておきましょう。
国語は文法と漢字・語句
国語の勉強が難しくて苦手、という生徒に見られるのは語句不足です。
難しい語句や慣用句、ことわざなどが出てくると、自然に読み飛ばし、気づいたら読めない部分ばかりになっています。
これは漢字でも同じことがいえます。
まずは漢字と語句を頑張りましょう。
国文法は全科目で重要
英語でも基礎文法という話をしましたが、英文法を理解するためには国文法ができている必要があります。
また、共通テストでは数学での文章理解力が問われます。
つまり、数学でも国語力が必要であり、そのためには国文法を理解しておかなければいけません。
理社を絞る
高校1年生では理科も社会も必須になっています。
理科は基礎分野
社会は地理総合と歴史総合
が基本です。
理社も得意を1つ
高校入学前にすべきは、自分が得意な1つでいいので、しっかり中学分野の復習しておくことです。
理数系であれば、物理や化学
生命科学に興味があれば、生物の復習をしておきましょう。
社会は普段のニュースや、動画などが有効です。
最近では桃太郎電鉄で地理の勉強に活かされたり、大河ドラマといった歴史系のドラマや映画が興味につながります。
折角受験が終わったばかりなのに、勉強ばかりではつまらないかと思います。
勉強に少し役立つけど、そこそこ興味が持てて楽しいものが最適です。
新型コロナウイルスの影響で社会情勢が大きく変化しており、今までと違った社会へのかかわり方が求められています。
ですので、普段のニュースで気になったものを家族と話すだけで十分勉強になります。
まとめ
保護者の方へ
2023年4月時点でのすべての高校生は、学習課程が新しくなります。
当然、新高校生も新しい課程。
社会や数学の科目名や区分が変わるだけでなく、理科や社会で暗記要素がさらに少なくなり、全科目で理解力が求められます。
理解力・思考力を鍛えるには現代文の能力が必須であり、すべての科目を複合して教えられる先生がいると圧倒的に効率が高まります。
高校生になると、さらに勉強の難易度が高まります。
高校の偏差値が60以下である場合、勉強方法を間違えている確率は90%以上。
保護者の方がいい先生をサポートとして用意できるかどうかで、お子さんの未来が変わるといえるでしょう。
今はネット授業を行う家庭教師もふえており、都市部以外でも質の高い先生を探しやすくなったので、保護者の方の重要性がさらに高まっています。
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