鳥取大学の共同獣医学科に合格するのための基本情報
他の獣医学科同様、ここを6年間通い、卒業することで、獣医師になるための国家試験を受ける資格を得ることができます。
鳥取大学の生命環境農学科は、生命科学や農業、植物などに深くかかわるコースはありますが、動物を中心としているのは獣医学科のみです。
難易度と偏差値
獣医学科でいうと、国立大の獣医としては入りやすいといわれています。
ですが、そもそも国立獣医はどこも難しいです。
偏差値でいうと60~63程度です
(偏差値は計算式があり、ベースとなるデータによって変動があります。私立の60と国立の60では基準が違います。)
立地
鳥取大学は、獣医学科の中でもわかりやすく郊外型だといえます。
県庁所在地であり、鳥取県の中心の一つである鳥取駅まで、鳥取大学前駅から電車で10分。
鳥取駅までいけばなんでもそろいますし、非常に便利です。
空港から近いのも非常に利点です。
アクセス
住所 :鳥取県鳥取市湖山町南4丁目101
最寄り駅は「鳥取大学前駅」
名前の通り、大学のためにある駅であり、大学の目の前にある駅になります。
試験に関して
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試験科目と配点
前期試験は
共通テストが920点満点、
2次試験(一般個別試験)が600点満点
さらに自己評価シートと調査書が20点。
合計1540点満点です。
共通テストで情報が加わり、2次試験も3科目となりました。
共通テスト
国立獣医としては一般的。
新課程となり、情報が加わりました。
共通テスト試験科目と配点
【外国語】英語:リーディング160点、リスニング40点換算(200)
【数学】IA・IIBC(200)
【国語】国語(200)
【理科】物・化・生・地から2(200)
【社会】(100)
【情報】情報Ⅰ(20)
理科は,基礎科目の選択不可、社会は地歴公民から1つ選択。
新課程となり、歴史や地理は総合も入り、公民は公共も追加となります。
2次試験は数学がない、は過去
かつての2次試験は、英語と理科の2科目でしたが、数学が追加となりました。
しかも数Ⅲありの理系数学であり、多くの獣医学科(国立・私立)より科目としての難易度は高まります。
理科は1科目選択になります。
各200点、合計で600点満点となっています。
【外国語】英語
【数学】ⅠAⅡBⅢC
【理科】化学・生物・物理から1
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学校推薦型選抜Ⅱでは個別の学力試験がなく、面接と小論文があります。
合格最低点(前期)
学力テストはかつては1320点満点でした。(2025年1~3月の試験は、1540点満点)
1000~1050点程度が合格最低点の目安でしたが、2022年2月の試験では共通テストの影響もあり合格最低点が926点でした。
2016、2022年以外では1020点以上を常に必須でした。
共通テストへの変更によって合格最低点が読みにくくなったと言えます。
新課程となる現在の高校2年生や1年生および浪人生(2025年2月の試験を受ける生徒)は共通テストだけでなく2次試験の科目も増えるので、試験が易化するか合格最低点が下がるでしょう。
共通テスト目安は70~80%
共通テストの配点が高いので、
共通テストで73%を切るとかなり厳しいですが、2022年のような例もあります。
2024年1月に実施された最新入試では75~78%くらいがC判定のぼーだーとなりました。
多少のぶれを考えても、75~80%が目標で、73%前後ならぎりぎり可能性がのこるでしょう。
情報は20点しかなく、影響は軽微となりそうです。
2次試験は数学の影響が絶大になりそう
過去の2次試験では70%前後が目標点でした。
2025年以降も、英語と理科は70%前後が目標となることは変わらないでしょう。
数学は数Ⅲが入る理系数学ですので、かなりの生徒が避けるでしょう。
倍率が下がる可能性も十分に考えられます。
逆に言えば、数学が得意でほかの科目に不安がある生徒にとっては有利に働く可能性があります。
また、東京農工大学や大阪公立大学を狙っていたけど、共通テストの点数が思ったより取れなかった生徒には、志望度が高くなりそうであり、大学側もそういった生徒を狙いっていることが予想されます。
学費
学費は6年間で350万円程度が目安です。
国立大学は学費や入学金が全国で一律であり、学部や学科が異なっても費用が同じです。
実際にはさらに教科書代が年で3~10万円程度はかかります。
(獣医学の本は高いです。発行部数が少ないので、1冊が高いです。1冊1万円を超えるものも当然のようにバンバン出てきます。ですので、試験前などは図書館をフル活用する生徒が多いです。1年次は専門科目がほぼないので、教科書代は少額です。)
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