豊島岡女子学園中学校の算数を徹底分析
豊島岡女子学園中学校には
第1回(2月2日)
第2回(2月3日)
第3回(2月4日)
と3回の入試がある女子中学・高校です。
240人中160人が第1回試験の定員であり、今回の分析も第1回がベースとなっています。
一方で、第1回試験と、2回、3回試験の問題に大きな差はありません。
第一志望が豊島岡女子のご家庭だけでなく、第二第三志望の場合でも、役に立つ内容となっています。
具体的にお子さんにあった指導に興味があるご家庭は、お問い合わせからご連絡ください。
算数の重要性は高い
算数100点
国語100点
に対して、
理科と社会は2科目合計で100点と半分の配点です。
こういった算数と国語の配点が高い中学入試は女子校、男子校、共学にかかわらず多いので、算数の対策が非常に重要になります。
豊島岡女子分析 → 理科分析
中学受験直後にすべき入学準備
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大問1と大問2で満点を取ろう
大問1は基本的な計算問題が4問
大問2は短い文章や図による計算が4問
この2つの大問で合計40点にもなります。
計算自体の複雑性がありますが、(4)以外は思考力がほぼ要求されない計算問題。
絶対に満点を狙いましょう。
大問1の計算はミスを防ぐ工夫をしよう
最初の大問では、4問の計算問題が出題されます。
純粋な計算だけは最初の1~2問ですが、のこりの2~3問も
整数の性質にかかわる問題や、
方程式を模式図にしたもの、
四則計算にかかわるもの、
といった、計算に強く結びついた問題となっています。
2~3行程度のシンプルな文章題であり、豊島岡女子をターゲットにしている子なら確実に満点が必要。
難易度は高くなく、落ち着いて解ければ無理なく点数が取れます。
ただし、本番で落ち着けるレベルまで実力を高めなければいけません。
難関中学に向けた対策をしていれば、かならず通る問題ですので、ここを正確に行える練習を徹底しておきましょう。
正確性は普段の勉強から
計算ミスを防ぐ方法はあります。
完璧に防ぐことは人間なので不可能ですが、最小化できます。
計算ミスを最小化するには、お子さんの性格に合わせたシステムをつくることが最上です。
豊島岡クラスでは、細かい部分へのこだわりが合否にかかわるでしょう。
計算ミスには早期に解決できるものと、そうではないものがあります。
どちらの解決にも、お子さん自身の分析が必須となるので、やみくもに問題集を解きまくることでは非効率といえるでしょう。
中学受験の算数は、とりあえず量を解きましょうという指導者が多いのも事実です。
量は一定の効果があるのは事実ですが、ハイレベルな算数になると効果が薄くなります。
3,4年生までは通用したやり方が5年生で怪しくなり、6年生で通用しなくなる。
当然受験でも通用しません。
昔はできたのに、というのはやり方を昔から間違えている証拠になります。
正しく、お子さんに合った計算方法は、中学校からも非常に役に立ちます。
4問目は少しずつ思考力が求められている
注意すべきは大問1の(4)です。
もともと簡単ではありませんが、以前より思考力が求められる規則性や記号の計算が増えています。
中学受験の算数は、とにかく時間が足りません。
最初の大問から思考力を求めてくる部分からも、自分で考える習慣がない子は合格しにくい構造といえます。
親や先生の言うことをただ聞いているようなレベルでは難しく、しっかり自分の意志と工夫が染みついている子が合格しやすくなっています。
大問2は国語力も活かす
算数と国語は非常に密接な関係があります。
短い文章題が4問(面積が一問出ることも多い)の大問です。
女の子では、国語の点数はいいのに、算数が苦手という生徒が非常に多いです。
国語と算数は別物になっているのでしょう。
正しい教育では、複数科目を複合させ、国語力を算数に活かす勉強方法をします。
特に、基礎教育である小学校のときから科目を融合し、勉強を現実に活かす習慣がついていると、勉強の効率が上がるのはもちろん、将来に大きく役立ちます。
算数と国語、国語と理科、算数と社会といった、複数の科目を教えてくれる質の高い先生を選択しましょう。
大学受験でも複数科目指導の先生は重要ですが、中学受験で最大の効果を発揮します。
短い文章題は理解9の暗記1
算数は理解して、文章をうまく処理することがベストです。
一方で、どうしても苦手なタイプの問題は、暗記を併用することをオススメしています。
最初から全て暗記は絶対にダメですが、お子さんの状態をしっかり分析して、一部のみ暗記を活用してあげると、お子さんの成績だけでなく、精神面でも大きな効果があります。
単位や速度、時計や比率に食塩水など、4問のうち1問くらいは苦手な分野があります。
難易度を考えると、出来れば大問2も満点をとりたいところ。
他の中学の対策にもなる、標準的な出題傾向ですので、徹底していきましょう。
大問での定番
大問は3~6では様々な分野から出題される大問となります。
大問1,2より1ランク2ランク上の出題となり、ここは満点ではなく、得意な分野の正解率を高めることが重要になります。
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得意分野を作ろう
豊島岡女子学園中の特に出題頻度が高い分野は、
平面図形
立体図形
規則性
速さ
点の移動
になります。
上記の分野は、他の難関中学でも出題頻度が高いですが、豊島岡女子学園では特に顕著にみられます。
4つの大問のうち3つ前後が出題されている年も多く、比較的対策がしやすいといえます。
制限時間内に全部の問題を完璧に近い状態で解答するのは、合格者でもほんの一握り。
現実的には解くべき問題と、あきらめるべき問題の取捨選択が必要となります。
ただし、5年生の時から取捨選択の技術ばかりに流されると、本質的に考える力が育ちにくくなります。
簡単にあきらめてばかりでは6年生以降で苦労しやすく、その習慣が中学入学以降にも悪影響を及ぼすパターンも多いです。
5年生~6年生の春や夏くらいまでは、苦手な分野もある程度粘って頑張る必要もあります。
実際にはお子さんのやる気と相性、考え方が理解できているかどうかによるので、無理やりすぎる状況をつくらないようにしましょう。
部分点は得られない
翌日に合格発表がある中学入試では、基本的に解答のみを記載します。
豊島岡女子も同様のルールであり、解答のみを記載します。単位は解答用紙に事前に記載されているので、単位ミスも存在しません。
算数では数値が合っているかどうかのみが判断基準。
途中までわかっていても、最終的な答えが出ないと正解がもらえません。
苦手分野をそこそこにするよりも、得意分野の質を向上させることに注力しましょう。
一つ一つの難易度の高さに注意
大問3以降は標準と応用の間が、応用レベルの出題になります。
整数と規則性、平面図形と点の移動、
といった、2つの分野を混ぜ合わせた問題が多くなります。
大問6では立体図形単独もありますが、立体図形と規則性の複合などが出題されることもあります。
参考書・問題集
中学受験では多くの生徒が4~5年生で大手塾に入ることが多く、そちらで使っているテキストを利用するのがよいでしょう。
塾に入っていない生徒には、一般販売されている予習シリーズ(四谷大塚のHPから直接購入するのが一番安くて、バージョンも新しい)や市販の問題集を使えば塾に入っている生徒と遜色ない対策ができます。
中学受験ではなぜか幻想がまかり通っており、「〇〇塾のテキストがあれば有利」といった特定の塾によるテキストの都市伝説が大人気です。
そんなことはありません。
過去問と市販のテキストをみればわかります。
難しい大問3以降の対策よりも、いかにして大問2の精度を高めるか?が初期のポイントです。
大問2を広く対策する中で、得意と不得意を判別していき、大問3以降の対策に役立てていきましょう。
5年生までの間は、標準レベルを徹底して育て、5年生の夏~クリスマスくらいから得意分野は難しい問題を増やしていきましょう。
まとめ
- 難しくない問題で点を稼ごう
- 得意を育てよう
- 生徒自身の分析をしよう
保護者の方へ
豊島岡女子学園中は難易度も人気も高く、算数でもその傾向がしっかりと表れています。
一方で、大問1と2でほぼ満点がとれていれば、応用問題がそこまで得意でなくても、十分に合格に必要な点数がとれます。
傾向が明確な分、お子さん自身の分析を徹底してくれ、本質的な理解を大切にする先生がお嬢さんを強力に後押ししてくれるでしょう。
ご家庭、お子さん、先生のグループで受験に挑みましょう。
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