立教大学では学部別入試の廃止
立教大学では、前回入試である2021年1月~試験方式が大きく変わりました。
いわゆる学部別で入試問題がことなる入試方式がなくなり、 問題が学校単位として統一されました。
他の大学でいう、全学部統一入試がスタンダードとなります。
政治経済は60分で100点満点。
基本的に時間の心配は不要です。
GMARCH分析 → 学習院大学 明治大学 青山学院大学 中央大学 法政大学
その他の大学分析
政治経済が選択の学部
経済学部
経営学部
社会学部
法学部
観光学部
コミュニティ福祉学部
現代心理学部
スポーツウエルネス学部
立教大学で政治経済と選択対象になるのは、
日本史B・世界史B・数学・地理B の4教科です。
(地理Bが選べない学部もあります)
また、倫理と現代社会は、どの学部でも利用ができません。
短期間で1科目仕上げるなら政治経済
政治経済は、受験科目になりやすい社会の科目で最も短時間で一定の点数がとれます。
暗記の分量も地理歴史より圧倒的に少なく、理解の習慣がある程度ついていればさらに暗記を減らすことができます。
理系と文系をギリギリまで迷った生徒や、暗記が苦手だけど立教の文系の学部を目指したい場合には、政治経済もしくは数学になるでしょう。
政治は暗記中心
立教の政治経済は大問が2つのみ。
前半が政治
後半が経済
となっています。
暗記には単語記述の能力も必要
私立大学入試の政治経済では、完全選択式の大学もありますが、立教では単語を書く問題があります。
分量としては決して多くないですし、日本史や世界史(中国史)のように漢字で困ることもありません。
間違いなく記載できるように最低限の練習はしておきましょう。
ところどころ細かい知識も必要
基本的には、標準レベルの難易度です。
求められる知識として共通テストで9割を狙うような感覚で勉強しておけば、合格点を上回る学力があるといえます。
一部細かい知識もありますが、そこまで気にする必要はありません。
文章記述はありませんが、選択肢として「当てはまらないもの」などややこしい部分も少しありますが、あまり気にする必要はありません。
近現代史がわかるとさらに有利
政治には歴史的背景が欠かせません。
ある程度で構わないので、ヨーロッパと日本の近現代史を知っておくと、理解しやすくなるでしょう。
大半の生徒は、単純暗記でなんとなる分量です。
経済分野もほとんどが暗記テスト
政治分野よりも、経済分野の方が理解が重要になりますが、立教では大問2も暗記比率が非常に高いです。
正直、あまり将来に役立つような入試問題とはいえませんが、経済の流れを暗記しておくことは大学以降で一定の役にはたつでしょう。
難易度は標準的
政治分野と同様に、大問2の経済分野も標準的な難易度となっています。
経済分野では、日本の現代史、とくに1970年以降の理解があると、勉強がしやすくなるでしょう。
日本単独に加えて、世界の中での日本という観点も必須ではありますが、細かい知識は問われません。
中学受験で公民を真面目に勉強してきた生徒は、似たような問題も結構あります。
時事への言及もほぼないので、テキストにあるものを愚直に覚える真面目さが合格への道となってくれるでしょう。
参考書・問題集
参考書は、とにかく自分が暗記をしやすいものを選びましょう。
自分が使いやすいことが、選定基準となります。
難易度は標準レベルが中心になります。
細かい知識はいりません。
共通テストは使いやすい
全般的な知識の復習や選択肢に対する慣れ、さらには難易度も考えると共通テストは非常に便利です。
普段の演習に利用しましょう。
赤本はいつでも
立教の独自性が強い問題はほぼありません。
自分のなかである程度自信がつけば、いつ解いても構いません。 赤本なしでも合格は普通にできるでしょう。
まとめ
- 暗記テスト
- 標準レベルを大切に
保護者の方へ
立教の政治経済は、非常にスタンダードで取り組みやすい暗記テストとなっています。
その分、真面目にコツコツ取り組んできた生徒が有利です。
一方で、他の科目とのバランスが大切になるので、一人の先生が包括的に複数科目と予定管理まで指導をしてくれていれば、かなり合格が近づくでしょう。
政治経済だと油断する生徒が多く、勉強をスタートするタイミングが他の科目より遅れがちになります。
お子さんがスタートすべきタイミングを、保護者の方がおしえてあげてください。 手遅れになる前に始めましょう。
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