開智の社会
埼玉県でトップクラスの共学校として有名な開智中学。
共学校ですが、他校と同様に女子の倍率が高いので、女子生徒は注意が必要です。
主な入試として、
第1回
特待A
特待B
があります。
社会の配点は60点。
他の科目は国語100点、算数は120点、社理科60点の合計340点。
また、算数特待は定員が非常に少ないですが算数のみです。
社会のテストはありません。
また、当方では中学入学後に備えるために、中学入学前の準備も行っています。
3つの分野のバランスを考えた勉強が必要
開智中学の入試問題では、地理・歴史・公民の3つのバランスが非常に高いです。
他の中学入試では、勉強量の比率を考えて、
公民比率が低かったり、
歴史比率が高かったり、
しますが開智では公民もしっかりとした分量が出題されます。
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思考問題がないわけではない
開智では暗記中心。
各小問が独立しており、それぞれの知識を問う問題が多くなっています。
中心は暗記ですが、一定量は思考問題が出題されいます。
知識をもとに考え、相手に伝わるように説明する国語力との複合が重要です。
国語との複合は理科でも多く見られます。
開智を志望校の一つにいれるのであれば、理想をいえば4科目を一人の質の高い先生に指導してもらうことがベストです。
塾では先生がバラバラになるので、追加で4科目を見てくれる家庭教師を週1でいれるだけでも、かなり効率に差が出るでしょう。
真面目に勉強してきたことが問われる
近年の中学入試の社会では、暗記に思考力を加えた問題が増えていますが、開智では違います。
図表やグラフに関連する問題が少なく、一問一答形式の暗記問題の比率が高いです。
図表もありますが、文字の暗記がしっかりしていれば、図表があまりわからなくても解答できるように作られています。
細かい知識も問われる
思考力には基礎知識が必要です。
開智の入試問題を見ると、思考力は中学入学後に育てていこうという方針が見えます。
だからこそ、入試では基礎知識を真面目に積み上げる能力が問われているのでしょう。
理科とは違いがあるので、注意が必要です。
地理・歴史・公民のそれぞれの分野で知識力が問われ、難易度も高いといえるでしょう。
高い難易度に対応するためにも、まずは基礎~標準の知識問題を中心に行いましょう。
過去問に振り回されすぎないことが大切になります。
図表は限定的
中学入試の社会では、歴史的事項の絵や、国際的な表が良く出題されます。
地図と絡めた出題も多いです。
一方で開智の社会は、図表もありますが限定的。
さらに図表でも深く難しくトリッキーなものよりも、より確実に正しく読み取ることが重要視されます。
算数や国語としっかり複合できれば、内容自体は取り組みやすく点にしやすいといえるでしょう。
時事問題の対策は家庭から
開智の中学入試では、時事問題が一定比率出題されます。
時事対策は塾でも一定量ありますが、完璧にはできません。
ご家庭でニュースなどを見たり、新聞などで話題となったことを話すことが重要です。
ネットニュースや動画での時事解説を利用することも有効です。
最新の話題が過去問に出ている
過去にはコロナや疾病関連などからの出題があります。
近年増加する地震や、戦争に関連した領土問題など、ただ知識を増やすだけでなく、関連知識をひとつ深堀りすると、最上の結果につながります。
私もそうですが、プロ家庭教師などは時事問題を授業で入れ込む先生が多いです。
まとめ
- 標準レベルを知識中心に真面目に学習しよう
- 時事問題はご家庭でできなければ家庭教師がおすすめ
- 3分野をバランスよく
保護者の方へ
開智中学の社会は、知識の難易度は高めです。
暗記を中心にしつつも、思考力の問題の対策・時事問題に対する勉強も必要です。
また、中学入学後を考えた勉強を行うことで、本当にお子さんのためになる中学受験にできるでしょう。
社会の知識を現実に活用できる基礎を作らなければ、ハイレベルな開智では入学後にすぐついていけなくなるかもしれません
目先の点数以上にお子さんへの影響がある科目です。
大変かと思いますが、保護者の方にはいい先生や塾をしっかり見極めてもらいたいです。
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