立教池袋中学の理科
立教池袋中学は、東京都の池袋という立地もあって、
東京に加えて埼玉県からの受験者も多くなっています。
中高一貫の男子校であることに加えて、高校の9割が立教大学に進みます。
中学受験直後にすべき入学準備
埼玉県での中学受験を考える
一般1回が最大の定員
一般試験は2回
一般1回は、2月2日で4科目
一般2回は、2月5日で2科目
となっています。
理科の配点は低め
1回試験の理科の配点は50点。
算数100点
国語100点
社会50点
となっています。
他の中学でもよくあることですが、理科の配点は低め。
一方で、理科や社会の1点2点が合否を分けることもあります。
お子さんの個性を正しく分析し、どれだけ理科に力をいれて勉強するかを考える必要があります。
2回試験では理科はありません。
徹底的に思考力
立教池袋もそうですが、中学受験では偏差値が高まるほど考える力が必要になります。
理科は特に顕著であり、論理的思考力が必須です。
そして、論理的思考力の大部分が国語と算数によって養われます。
難関校の受験が視野に入っているのであれば、論理力が高く、複数科目を一人の先生に教えてもらうことが望ましいといえます。
当サイトはサイト名からそうですが、論理的に考えて、自分から成長できる生徒の支援に力をいれております。
当方だけでなく、そういった理想をもった先生は各所にいらっしゃるはずですので、保護者の方は塾や先生選びには力を入れられることをおすすめします。
図表との組み合わせ
各分野で図や表、写真が添付された問題があります。
文字だけでなく、数値なども含めた思考には練習が必要です。
ポイントを理解しながら練習を重ねると、効率が非常によくなります。
図表問題が苦手な生徒の多くは、そもそも図表の見方を間違えており、これは大学受験生や社会人の方でも多いです。
今のうちから正しい図表への取り組みを理解しましょう。
論理力の土台は知識である
論理的思考力を育てるためには、知識があることが前提になります。
実際には知識と論理力を同時に育てていきますが、最低限の知識がないと問題の難易度が跳ね上がります。
立教池袋の理科でも同様であり、生物・物理・化学・地学の4つの分野で知識も身に着けていきましょう。
最初は一問一答形式から
受験問題は応用問題ですが、立教などに向けた勉強をする知識をつけるためには、一問一答形式が入りやすくなっています。
難関校を受けるのだから応用問題を、という気持ちは理解できますが、最初は基礎~標準レベルの徹底をしましょう。
各大問の特徴を理解しておこう
立教池袋では、7つの大問が近年の定番となっています。
各大問で一定の文章量があり、計算問題も含まれているので、時間内に全て解き切ること自体が簡単ではありません。
お子さんの性質に合わせて、解く順番や、そもそも全部解くのかどうかの戦略は必須でしょう。
生物と地学に求められる思考力
生物と地学の出題は大問2~3つ分であり、少なく設定されています。
生物や地学は中学校高校では暗記が重要になりますが、中学受験では思考力が非常に重要です。
大人の感覚で、生物や地学は暗記だけと勘違いしている方が多いですが、立教池袋の生物地学は思考力のテスト。
特に、大学生や専門職に求められるような実験と条件付けの意味を、小学生レベルでありながらも難易度高く変換することで入試問題となっています。
知識と計算が必要な化学
大問2~3つが化学。
実験や表が出しやすい分野であり、実際に出題されますが、意外と知識比率も高いです。
計算も出題されるので、学ぶ大変さが一番大きな分野といえるでしょう。
化学が出来れば、中学受験の理科がスムーズにすすみます。
物理はお子さんの特性に合わせて
物理も大問2つ程度は出題され、重要性が高いです。
男子校なので問題はないですが、物理がわかりやすく苦手な生徒もいます。
物理を全くやらないのはよくないですが、分野を絞って勉強することで効率的に点数をとることはできます。
数値と図表の関連を本能的にとらえるのか、数値的にとらえるかで指導法も変わってきます。
生徒に合わせた指導を出来る先生を選んであげましょう。
参考書・問題集
塾に入っていない生徒には、一般販売されている予習シリーズ(直接四谷大塚のHPから購入するのが一番安くて新しいようです)や市販の参考書・問題集を使えば塾に入っている生徒と変わらない対策ができます。
○○塾の立教池袋対策のテキストが絶対必要という先生は、残念ながらいい指導はできません。
問題集ではなく、勉強法が合否を分けます。
塾に通っているから、それを活かすために塾のテキストを上手く活用することは、とてもいいことです。
参考書はお子さんが開きたくなるもの
立教池袋クラスになると、お子さんが自主的に相当な時間勉強しなければいけません。
解説がわかりやすく、深い部分まで調べられることは前提。
その上で、お子さんが「なぜ?」と思ったときにすぐに開きたくなるものを選びましょう。
オススメは示しますが、最終的にはお子さんの個性に合わせるのがベストです。
問題集
基礎~標準レベルの問題集は、時間がかかってでも出来て当然まで頑張りましょう。
その上で思考系の問題が多く、難易度の高い問題集に少しずつ取り組む必要があります。
最初から難しい応用・発展レベルではなく、ある程度の実力がついてからにしましょう。
まとめ
- 他の科目の学びを活かそう
- お子さんの分析に力をいれよう
- 基礎が論理を支える
保護者の方へ
立教池袋クラスになると、お子さんの才能に加えて保護者の方のサポートが非常に大きくなります。
お子さんの興味を刺激し、様々な事象で考えて深堀する習慣が必須。
理科の実験問題・思考問題は、お子さんが楽しみながら勉強するところから出来るようになっていきます。
問題集をいっぱい解きなさい、勉強しなさい、覚えなさいという勉強法はやめましょう。
いい先生であれば、お子さんの興味を引き出しつつ、立教池袋まで導いてくれるでしょう。
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