玉川大学の数学
玉川大学の一般入試(全学統一入学試験・給付型奨学金入学試験)は多くの学部学科で定員が最大の方式。
英語は外部試験(英検や共通テスト)なので、数学の汎用性が非常に高いです。
工学部や農学部だけでなく、経営学部や観光学部などでも利用できます。
苦手な生徒も多い数学ですが、玉川の数学は実は点がとりやすいです。
文系だと国語との選択
理系だと理科との選択
になりますが、安定して高得点をとりやすい出題となっています。
範囲は一般的
数学の範囲は
ⅠAⅡBC
A:図形の性質・場合の数と確率
B:数列
C:ベクトル
一般的に文系数学といわれる範囲となります。
数学が選択できる学部・学科
教育学部
芸術学部
経営学部
観光学部
リベラルアーツ学部
農学部
工学部
各大学の分析は → こちら
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工学部(数学教員養成プログラム)のみ問題が少しだけ違う
全体で大問は3つ。
ただし、大問3は工学部の一部とそれ以外で問題が異なります。
今回は農学部や経営学部を含む大半の学部学科で使える問題を選択した場合で分析を行います。
工学部(数学教員養成プログラム)を受験する場合も3つ中2つの大問は同じです。
大問1は満点も狙いやすい
大問1は8つに分割された小問集合になります。
ここ数年は8つですが、さらにさかのぼって過去問を分析すると7つの年もありました。
幅広い出題
数Ⅰの初期に習う計算やデータ。
集合や平面図形など基礎的な問題が多いです。
年によって微妙な違いがありますが、
(1)と(2)は数Ⅰ
(3)と(4)は数A
(5)~(7)は数Ⅱ
(8)は数Bもしくは数C
というのが基本です。
数BCでも、大問1(8)で使われなかった方が大問2(3)で使われるので、数Bの数列と数Cのベクトルは出題率100%と考えておきましょう。
基本的にはどの大学でも計算問題として出題率が高い分野が、玉川大学でも出題されています。
数Ⅱの図形と方程式
数Aの数学と人間の活動(旧:整数の性質)→現在は範囲外
などは苦手意識を持ちやすい分野ですが、玉川大学では一定の出題率があります。
大問1は満点を狙うことが理想ですが、1,2問は間違えたり、最初から捨てても合格点には十分に到達できます。
基礎的な難易度
どの問題も式は1~2つで解答まで到達でき、基礎レベルの問題が立ち並びます。
一方で、基礎の要素や公式を使いながらも一つレベルを上げており、しっかりと考えるステップが必要な問題ばかり。
何も考えずパターン暗記ばかりをしていると間違えやすいような問題が多くなっています。
これは2026年や2025年など複数の年で見られる傾向。
今後も継続していくでしょう。
大問1の理解が甘ければ勉強方法を今すぐ変えなければいけない
高校1年生の夏の時点で数Ⅰは半分以上終わっている生徒ばかりでしょう。
中高一貫校であれば中学校3年生の冬休みくらいでしょうか。
その時点で大問1が3問くらいは当然のように解けていなければ、勉強法を確実に間違えています。
高校2年生の春~夏であれば8問中4,5問は無理なく解き方を理解しておいてください。
それが出来てない場合は、今すぐ勉強方法を根底から変えた方がいいです。
現状の延長に合格はないと考えてください。
ちゃんとした先生の指導の下、そこそこ真面目に頑張っていれば2年生の夏で8問中6問以上は普通に正解できます。
3つの問題にも傾向がある
ここ数年は大問2で3つの問題が出題されています。
ただし1つの問題に2~3つの答えを記入するので、基本は7,8問解くことになります。
5年以上さかのぼると、大問1が7問の代わりに大問2が4問になる年もありました。
基本は3つで、もしかしたら4つかも、と考えておくとよいでしょう。
出題分野は比較的読みやすい
大問2は
数A
数Ⅱ
数B or C
の3つで構成されることが基本です。
きれいな流れの出題が多い
大問1との最大の違いは、1つの分野に対して流れがある2,3問でセットになっているということ。
最初の計算結果が次の問題につながることが基本であり、単なる計算問題より思考力が必要となります。
難易度は基礎~標準くらい。
教科書や主要な問題集に必ず記載されているタイプの問題なので、正しい努力が出来ていればほぼ確実に満点が狙えます。
継続して勉強が出来ている生徒はすぐにわかりますが、問題集だと黄色チャート(Amazonリンク)やニューアクションフロンティア(Amazonリンク)。
4stepなどでも過去問と同じタイプの問題をよくみかけます。
各分野の基礎計算をマスターすれば解ける大問1よりは確実に難しいですが、受験数学という範囲では無理なく解ける問題といえるでしょう。
玉川大学の合格最低点は公開されていませんが、問題の難易度と大学の難易度、倍率などを考えると3問中2問は確実に点数にしておきたいです。
ちゃんとした先生と継続的に自分に合った勉強ができていれば、大問2の満点も普通に狙えます。
大問3は解ける部分だけでも大丈夫
大問3が最も難易度が高く、年によっては複数の分野の複合問題になっています。
例えば
2026年は確率漸化式(数Aの確率と数Bの数列)
2025年は数Ⅱの三角関数と数Ⅰの二次関数
2024年は数Ⅰの二次関数or数Ⅱの図形と方程式と数Ⅱの積分
という要素が複合した出題でした。
さらにさかのぼると単独分野での出題もあるので、必ず分野複合ではありません。
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難易度でみれば典型的な標準レベル
大切なのは、難易度。
特に事前に対策がしやすい問題が出るのか、事前に予測や対策が難しい問題がでるのかで大幅に異なります。
玉川大学の大問3は前者。
質の高い勉強が継続できていれば、ほぼ確実に類題を解いたことがある状態で受験できます。
ただし、白チャート(Amazonリンク)や4stepだと各章の章末レベルも出題されることがあります。
黄色チャートくらいだと各章の例題の最後あたりの問題レベルです。
暗記中心だと結構厳しい
単純に合格を狙うのであれば、暗記の数学でも何とかなると思います(工学部除く)。
現実的には、理解出来るところはある程度理解して、理解が難しい部分は暗記を中心にすることがベストになる生徒が多いでしょう。
暗記が9~10割の勉強方法でも大問3は一定の点数がとれるのは事実です。
ただし、現実的には取りにくいとなる生徒がほとんどでしょう。
大問3が0点だとしても、大問1,2でほぼ満点であれば合格する学部は多いと思われます。
実際には大問3は部分点が狙えるくらいには理解を目指していきたいです。
勉強方法が正しければ大問3でも満点が狙える
高校1年生から学校の定期テストの範囲を真面目に復習し、質の高い勉強をしていれば文系受験の生徒でも最終的に満点を狙えます。
大問3でどれくらいの点数をとるべきかは、併願校や他の科目によって大きく変わると思います。
綿密な進路相談を、いかに早くからスタートできるかがポイント。
理想は高校1年生までに相談してほしいですが、3年生の直前対策でも一定の点数アップは普通に可能でしょう。
また、奨学金を狙うのであれば、数学は満点近い点数を目指していきましょう。
まとめ
保護者の方へ
玉川大学は英語が外部試験で、数学や国語、理科の選択はお子さんの状況に合わせて考える必要があります。
エッセイや小論文など推薦・総合型で必要な対策もあるので、数学は敬遠されがち。
一方で、玉川大学の数学は積み重ねさえ正しくできてれば満点も狙える点取り科目といえます。
実際には受験までの残り時間や、部活・趣味など普段の勉強に使える時間もあるでしょう。
なんとなく得意科目を選ぶのではなく、きちんとした戦略と分析に基づいて受験対策をしていきましょう。
ぱっと見の点数や偏差値だけで選ぶのは、おすすめしません。
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