鳥取大学 獣医学科に合格するために | 獣医学科ならプロ家庭教師のロジティー

鳥取大学の共同獣医学科に合格するのための基本情報

他の獣医学科同様、ここを6年間通い、卒業することで、獣医師になるための国家試験を受ける資格を得ることができます。

鳥取大学の生命環境農学科は、生命科学や農業、植物などに深くかかわるコースはありますが、動物を中心としているのは獣医学科のみです。

 

何故か2018年は倍率が低かった

現在、いわゆる獣医学科には国立が10校、公立は1校、そして私立は6校となっています。

私立では滑り止め受験や複数校の受験が可能なので倍率が高いですが、2018年の鳥取大学は3倍程度。

2018年はなぜか倍率が低かったですが、例年は4~5倍程度あります。

2020年も3.8倍と、近年は低めの傾向にあり、ねらい目といえるでしょう。

ただし、獣医学科は定員が極端に少ないことから、ちょっとしたきっかけで倍率が変わることはよくあるので、倍率に左右されない力が求められます。

1年で私立獣医に合格する勉強法 → 英語 数学 生物 化学

難易度と偏差値

獣医学科でいうと、国立大の獣医としては入りやすいといわれています。
ですが、そもそも国立獣医はどこも難しいです。

偏差値でいうと60~63程度です
(偏差値は計算式があり、ベースとなるデータによって変動があります。私立の60と国立の60では基準が違います。)

立地

鳥取大学は、獣医学科の中でもわかりやすく郊外型だといえます。

県庁所在地であり、鳥取県の中心の一つである鳥取駅まで、鳥取大学前駅から電車で10分。

鳥取駅までいけばなんでもそろいますし、非常に便利です。

空港から近いのも非常に利点です。

アクセス

住所 :鳥取県鳥取市湖山町南4丁目101

最寄り駅は「鳥取大学前駅」
名前の通り、大学のためにある駅であり、大学の目の前にある駅になります。

勘違いしないでほしいのが、どの大学の獣医学科を卒業しても獣医師になることができ、
大動物診療(牛や豚などの産業系の獣医さん)も、
小動物診療(犬や猫などのペットの獣医さん)、
研究や公務員など(その他の獣医さん)の
すべての職に就くことができます。

試験に関して

他の獣医学科との比較は → こちら

試験科目と配点

前期試験は

共通テストが900点満点、
2次試験(一般個別試験)が400点満点

さらに自己評価シートと調査書が20点。

合計1320点満点です。

共通テスト

いわゆる5教科7科目900点のスタイル

国立獣医としては一般的。
理科は基礎科目は選択できません。

共通テスト試験科目と配点

【国語】国語(200)
【数学】IA・IIB(200)
【理科】物・化・生・地から2(200)
【外国語】(200)
【地歴公民】(100)

理科は,基礎科目の選択不可、社会は地歴公民から1つ選択

2次試験は数学がない

2次試験は、英語と理科の2科目

数学はなく、理科は1科目選択になります。

各200点、合計で400点満点となっています。

【外国語】英語(200)
【理科】「物基・物」・「化基・化」・「生基・生」から1(200)

数学が2次試験でない、という点が他よりも入りやすいとされている理由です。

逆に数学が得意な生徒からすると、鳥取大学に入学するのは難易度が高いといえます。

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新課程

新課程対象生(2025年2月3月の試験:現在の2023年4月現在で高2生以降および浪人生が対象)では以下のように科目が変わります。

共通テスト

【国語】国語
【数学】IA・IIBC
【情報】
【理科】物・化・生・地から2
【外国語】
【地歴公民】1つ

変更点は

数学C
情報

の2つが入ることです。

2次試験

【英語】
【数学】ⅠAⅡBⅢC
【理科】化学、生物、物理から1つ選択

数学ではⅢCのどちらも試験範囲に入ることが予定されています。

後期日程では個別の学力試験がなく、面接と小論文があります。

合格最低点(前期)

学力テストは1320点満点で、

1000~1050点程度が合格最低点の目安でしたが、2022年2月の試験では共通テストの影響もあり合格最低点が926点でした。

2016、2022年以外では1020点以上を常に必須でした。

共通テストへの変更によって合格最低点が読みにくくなったと言えます。

国立獣医で2次試験に数学がないのは、
この鳥取大学と、共同獣医となっている岐阜大学
(帯広畜産大学は科目選択上、数学なしにもできる)

数学を避けたい受験生が集まるので、鳥取大学の2次試験は、高得点が必須なことは変わりません。

新課程となる現在の高校2年生や1年生および浪人生(2025年2月の試験を受ける生徒)は共通テストだけでなく2次試験の科目も増えるので、試験が易化するか合格最低点が下がるでしょう。

共通テスト目安は70~80%

共通テストの配点が高いので、
共通テストで73%を切るとかなり厳しいですが、2022年のような例もあります。

多少のぶれを考えても、75~80%が目標で、73%前後ならぎりぎり可能性がのこるでしょう。

共通テスト80%(720点)と2次試験70%(280点)で1000点です。

学費

学費は6年間で350万円程度が目安です。

国立大学は学費や入学金が全国で一律であり、学部や学科が異なっても費用が同じです。

実際にはさらに教科書代が年で3~10万円程度はかかります。
(獣医学の本は高いです。発行部数が少ないので、1冊が高いです。1冊1万円を超えるものも当然のようにバンバン出てきます。ですので、試験前などは図書館をフル活用する生徒が多いです。1年次は専門科目がほぼないので、教科書代は少額です。)

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