【全統の日本史】明治大学を徹底分析 | SMARTならプロ家庭教師のロジティー

明治大学 全学部統一入試の日本史

明治大学の学力が重要な入試である一般選抜は、

全学部統一入学試験
学部別入学試験
共通テスト利用入学試験

の3種類があります。

中でも全学部統一入学試験は、問題が全学部で共通。

一度の受験で複数学部を併願でき、全国の8都市で受験することが出来ます。

全編マーク式で、試験日は2024年2月5日の予定です。

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日本史が全学部統一入試で【必須】の学部・学科

なし

日本史が全学部統一入試で『選択』の学部・学科

法学部
商学部
政治経済学部
文学部
経営学部
国際日本学部
情報コミュニケーション学部
農学部(食料環境政策学科のみ)

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2025年1月以降(新課程)の入試に関して

現時点で高校1,2年生および浪人生が対象となります。

2025年1月からスタートする明治大学の新課程の入試も、一般選抜は

全学部統一入学試験
学部別入学試験
共通テスト利用入学試験

の3種類。

全学部統一入試は2月上旬、全国8都市で実施される予定です。

全学部統一入学試験における、新課程入試での変更点

基本的に大幅な変更点はなく、試験科目がいくつか変更されます。

歴史に注意

中でも大きな変更は、日本史と世界史。

これまでの『日本史B』は日本史だけ。『世界史B』は世界史だけでした。

新課程では『日本史探究・歴史総合』と『世界史探究・歴史総合』となります。

歴史総合には日本史と世界史の両方が入っており、
歴史選択者は日本史であれ世界史であれ、歴史総合にかかわる部分はどちらも勉強が必須となります。

文系数学は科目名だけ

数学Cが新設(復活)し、文系数学はⅠAⅡBCとなります。

ただし、これまで数学Bにあったベクトルが数学Cにいき、明治を含めた多くの大学での文系数学におけるテスト範囲は、

数学Bが数列のみ
数学Cはベクトルのみ

これまでと変化はありません。

実際に旧課程と新課程で同じテーマ名でも若干内容に違いはありますが、全体としてはほぼ変化がありません。

浪人生も含めてですが、科目名の変更に惑わされないように注意してください。

旧課程と新課程が入り混じるときは、参考書や問題集の買い間違えも増えます。

史料の重要性は高くない

4つの大問で、

大問1が古代~中世
大問2が中世~近世

くらいとなっています。

絵や写真、図表は限定的なので、文化史の重要性は高くない

日本史で絵や写真といった歴史的史料は重要です。

明治の入試では時代を問わず、図表などが少し出題されますが、かなり少ないです。

基本は文章理解によって選択問題を解くことが出来るので、絵や写真が重要な文化史の優先度はさげましょう。

ただし、日本史選択者は文系率が高く、学部別やSMART・早慶・難関国公立を目指すのであれば、史料の理解と暗記は重要になります。

自分の第一志望が明治なのか、それともさらに高いのか、で勉強法が変わります。

一部分に惑わされず、広い視野をもちましょう。

前半で丁寧に点数を稼ぐ

中世や近世は、流れと暗記のバランスが難しいです。

逆に古代史は暗記比率が明らかに高いので、流れはそこそこで暗記中心の勉強でもなんとかなります。

知識問題は多いですが、求められる知識は典型問題が多く、深さはいりますが、深すぎるほどではありません。

定期テストくらいの深さは必須ですし、学校の偏差値や方針でレベルはまちまちなので、学校基準はやめましょう。

明治の全学部統一にあったレベルの勉強が効率的です。

満点を狙うような勉強は非効率です。

ハイレベルすぎると細かすぎる知識に時間をかけてしまい、他の科目がおろそかになる生徒も多いです。

複数科目を一人の先生に教わることが理想であり、日本史とその他の科目のバランスにも気をつけましょう。

近現代から勉強をはじめるのもおすすめ

大問3と4はほぼ近現代からの出題。

ただし、単純に近現代といっても、年によってはテーマが限定されている文化史に近いような出題もあります。

2000年をこえる日本史の勉強で近現代は200年ほどと短いですが、非常に濃いです。

勉強にも時間がかかりますし、まとめや復習の時間を十分にとれるようにしましょう。

知識を深くが重要

出題だけをみると、流れよりも知識の深さが目立ちます。

そして、時代として濃い近現代の深い暗記をみると、受験生が勉強法を間違えます。

深い、細かい暗記には、基本的に流れの理解が必須となります。 流れを理解が浅いままで、一問一答の細かい暗記をしようとしても忘れやすく間違えやすいです。

暗記が重要だからこそ、いかに基礎を大切にして流れの理解を行うか?が暗記が重要で記述がない明治の日本史の攻略法といえるでしょう。

経済面などは流れが役に立つ

現代史は政治や経済、国際情勢など現代の論理的思考力が暗記を大いに助けてくれます。

単純暗記が中心なのは事実ですが、古代や中世よりも理解が暗記に役立ちます。

歴代総理や戦時下など、細かそうでありながら、王道の項目が中心に出されているので、実は暗記は細かすぎず典型知識が重要。

中には中学受験や高校受験の社会で聞かれるレベルも混ざっているので、日々の積み重ねがポイントでしょう。

論理力をいかに日本史の暗記に応用するかが、SMARTや早慶クラスの受験に有効となります。

参考書・問題集

日本史は丸暗記ではなく、流れの理解が最初です。 何よりも流れの理解を重要視した参考書がおすすめ。

参考書で重要なのは、暗記でもテストに出やすいかどうかでもありません。

流れを理解できて、あとは単純暗記するだけにするためのものです。

問題集

問題集には主に2種類(私の指導では3種類)の考えを持つ必要があります。

暗記が中心の物と、総合問題です。

知識は一問一答形式がメジャーですが、流れの勉強を先にしてください。

よくある間違いが、目先の定期テスト対策で一問一答の勉強ばかりしてしまい、受験に非効率になるパターン。 ほぼ歴史選択者の8割くらいはこのミスをしています。

総合問題は理解と知識の融合で、使い方が非常に重要です。

問題集選びだけでなく、今の自分がすべき勉強を考えて、使い方に注意しましょう。

 

まとめ

  • 近現代が重要
  • 史料は意外と重要じゃない
  • バランス管理は簡単ではない

保護者の方へ

明治大学の全学部統一入試や学部別に限らず、MARCHや関関同立クラスを目指す生徒でも、日本史の勉強方法を間違えている生徒が非常に多いです。

全国模試で偏差値55以下の生徒はほぼ100%間違えているといっても過言ではありません。

明治クラスで日本史や世界史をお子さんが選択するのであれば、歴史を教えてくれる先生を探してはいけません。

お子さんのことを理解し、歴史を含めた勉強法を教えてくれる先生にしてください。

勉強法の指導が上手い質の高い先生は、たいてい3科目以上は教えています。

そういう先生は面談で日本史のことを聞けば、勉強法の話をしてくれるので、判別しやすいです。

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