埼玉県公立高校入試の数学は対策するだけで確実に点が上がる
大問1は最も点が取りやすい計算問題
大問2は図形中心
大問3は予測しづらい
大問4は二次関数が出やすいが分野を絞りすぎてはいけない
まとめ
保護者の方へ
埼玉県公立入試の数学は対策するだけで確実に点が上がる
数学は基礎計算が多く、60点以上はどのような問題がでるのか、簡単に予想がつきます。
いい先生に教わりながら、正しい勉強をすれば、点をあげるのは他の科目よりも簡単です。
実際私の生徒でも、短期間で20~30点あげている生徒は珍しくありません。
もしも(埼玉県の)公立高校入試の数学でうまくいっていないのであれば、ほぼ確実に勉強方法を間違えています。
まずは徹底的に自己分析を行いましょう。
お子さんやご家庭で難しいのであれば、プロの力を使いましょう。
ちなみに集団指導塾の面談は、勉強方法の改善にはほぼ効果がないので注意が必要です。
学校選択問題の解説は別ページ
学校選択問題を実施する高校が23校あります。
この23校では、英語と数学でいわゆる共通問題よりも難易度が高い問題が出題されます。
学校選択問題を実施する埼玉県の公立高校
浦和(県立)高校
浦和第一女子高校
さいたま市立浦和(市立)高校
さいたま市立大宮北
さいたま市立浦和南
浦和西高校
大宮高校
春日部高校
春日部女子高等学校
川口北高校
川越(県立)高校
川越女子高校
川越南高校
熊谷高校
熊谷女子高校
熊谷西高校
越ケ谷高校
越谷北高校
所沢高校
所沢北高校
不動岡高校
和光国際高校
蕨高校
大問1は最も点が取りやすい計算問題
大問1は基本的事項ばかり。
近年は大問1だけで16問も出題があります。
100点中65点が大問1に配分されています。
大問1が8問以上取れない人は、確実に学校の授業についていけていないので、今すぐ勉強を根底から改善した方がいいでしょう。
塾や通信教育、AI活用などをしているのであれば、絶対に見直してください。
今すぐ行動に移さなければいけません。
まずは大問1を徹底的に勉強しましょう。
逆に大問1で14問以上正解できる場合は、数学だけでいえば学校選択問題を採用している学校の受験が視野に入ります。
最初の8問はほぼ出るものが決まっている
1問目の1次式は四則計算の中の一つが出ます。
2問目は四則計算。aやxなども文字はありませんが、掛け算割り算と足し算引き算が混ざっています。また、マイナスも必ず入ります。
3問目は文字の入ったかけ算割り算。
上記のように、(1)~(8)まで出題される問題がきまっており、大半が中学校1年生レベルの計算問題です。
一部2年生レベルも混ざっていますが、非常に簡単。
ここが解けないということは、それだけ致命的な状況にある証拠となります。
数学が苦手な生徒で得点率の低い、√(ルート)も必ず出題されます。
aの3乗といった指数が入った計算もよく狙われるポイントです。
大問1は、基本は各4点。
4問目までで16点、
8問目までしっかり解答できれば32点もあります。
練習としては過去問や他の私立の入試問題を解くのもいいですが、
都立高校の数学も近いので、練習としてはちょうどよいでしょう。
9,10問目以降も教科書レベルの基礎計算
10問目以降では、計算自体は難しくありませんが、少しひねった問題が出てきます。
確率や平面図形、早さ、割合などに加えて文章題がでることもあります。
(10)は図形が定番ですし、(16)は文章があるので読解力も必要となります。
また、近年ではほぼ毎年統計に関する問題も出ています。
統計は計算ではなく、グラフの読み取りや標本が問われやすいです。
一見難しそうですが、普段から数学の正しい勉強方法が出来ていれば、実は非常に解きやすいです。
埼玉県の公立高校入試の統計・文章題が出来ていない場合は、国語の勉強方法も間違えている証拠となります。
苦手な生徒が多い確率も、実はパターンが限られています。
一見すると難しく感じる生徒が多いのは事実であり、普段の勉強方法にも工夫が必要です。
難易度は低いので、確率が得意であればすぐ解けるとは思いますが、確率が苦手な生徒は確率の捉え方を改善してくれる指導が必須となります。
パターン数が少ないので、樹形図の意味を理解すれば多少時間がかかっても確実に正解を出すことができます。
大問2はシンプルな定理を工夫して使う図形が中心
前述したように、大問1を一定以上は安定して正解できるようになってから大問2のことを考えてください。
16問中最低でも10問。標準で14問は安定してとれるようにしてから、大問2を見るようにしましょう。
平面図形が多いが、立体がでることもある
大問2は平面図形が中心。
2026、25年をはじめ、最初は平面図形の作図が定番化しています。
(2)は高確率で証明が出題されます。
合同や相似の証明は難しそうですが、実は簡単。
点が取りやすいです。
2018、16年度には立体図形と確率、17年度には展開図からの立体図形も出ています。
2017年度から埼玉県でも学校選択問題が導入されたことで、大問2は少し簡単になりました。
証明は図形的な意味を若干理解できるだけで改善に向かいますが、いわゆる公式の丸暗記では解けない問題ばかり。
勉強方法を根底から改善する必要があるでしょう。
理解の4段階を理解しながら、暗記ではなく理解を基本とした数学の解き方を常に行いましょう。
作図は必須
大問2ではどこかに確実に作図が出てきます。
ここ数年は最初に作図が定番です。
数学が得意なら、理論をしっかり理解して作図をしましょう。
垂直二等分線や角の二等分線が、なぜ成立するのかを理解して使わなければいけません。
逆に、数学が苦手な生徒ほど、作図はねらい目。
高校入試の作図はパターン数が少ないので、理解をせずに暗記でも乗り切ることができます。
ただし、高校レベルの数学を受験後の春から学ぶことを考えると、中学時代に理解をしておかないと厳しくなるというリスクもあります。
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大問3は予測しづらい
今まで大問3は、小問が2問で10点配点でした。
ですが学校選択問題が採用された2017年度に16点になり、18年はまた10点でした。
2026~2024年をみると、13~14点で推移。
基本的に大問1が取れていれば、大問3の重要性はそこまで高くないといえます。
学校選択問題を採用している学校と迷っている生徒は注意が必要
大問3は合同の証明や整数の性質、動点問題に平面図形と出題分野が多様です。
2023年や2024年は二次関数と比率で、会話文から誘導が入っています。
2026年は苦手な生徒も多い速さに関する問題で、1次関数と範囲の組み合わせでした。
一方で2025年は規則性と円周だったので、驚いた生徒も多いでしょう。
最も狙いが絞りにくく、他の大問より条件となる文章が長かったり、仕組みが複雑なので、高い論理的思考力が求められます。
全体的なレベルでいえば標準ですが、数学が得意ではない生徒にとっては、簡単ではないでしょう。
分野を絞った対策が難しく、普段の積み重ねが重要となります。
中学1年生の時から勉強方法が正しい生徒にとっては、無理なく高得点が狙える大問となります。
数学が平均点以下であれば、後回しにする
パターンが読みにくく、国語力が必要だったり、数学が苦手な生徒は見るのも抵抗がある証明問題が出ています。
数学に自信がないのなら、思い切って飛ばすのも一つの方法といえます。
見た目ほど難しくはない
形式が変わっているので、難しくも見えますが、内容は標準的です。
数学の偏差値が55以上であれば、落ち着いて文章を読み進めていけば、十分に解ける可能性がある問題といえます。
証明は理解をすればパターンはすぐにつかめますし、動点問題や図形問題はしっかりとしたコツがあります。
数学が得意な生徒からすると、周りが点が取れない分、ここでの点はそのまま他の人との差になるでしょう。
大問4は二次関数が頻出だが、違う分野からでることもある
大問4は5~6年のうち3年くらいで2次関数。
残りの1年も大問3で2次関数が出ているので、2次関数は大問の一つでほぼ確実に出題されるといえます。
ただし、2026年は統計。2024年は立体図形と容積でした。
2次関数をおさえつつ、多様な出題でも焦らないことが重要です。
多様なパターンに対応する方法
公立中学で、難しい分野は限られています。
そして、難しい分野は単独での学習が難しく、比較的簡単な分野との組み合わせが発生しやすいです。
本気で数学に取り組む意欲があり、入試でも高得点を狙いたい場合は、普段から簡単な分野を理解することが必須となります。
これは、学校選択問題を採用している高校へのチャレンジを考えている生徒は絶対に実行してください。
多様に見えるのは、表面的な出題に惑わされているからであり、入試問題が問いかけているのは数学の理解に対する姿勢です。
見た目は多様ですが、中身は多様ではありません。
王道の勉強ができていれば、無理なく90点以上取れるように作られている、という事実を認識しておきましょう。
2次関数であれば1次関数の複合がお決まりパターン
2次関数といっても、簡単な2次関数のみのものはでません。
2次関数と1次関数の複合問題。
交点をもとめてそこから計算を進めていきます。
出題自体は学校の定期テストの一番難しいレベル程度。
数学で80点以上を狙うのであれば、2次関数は徹底的に特訓すべきでしょう。
2次関数が2種類でたり、点を動かすなど、難易度が高めの問題も出題されています。
まとめ
数学が苦手な場合
大問1の8問目までを集中的に勉強しよう
大問2の作図は暗記も利用しよう
樹形図を使えるようにして、確率は全パターンを書いてしまおう
大問2以降は、大問1で安定して高得点が取れるようになってから
数学が平均くらいの場合
統計分野も忘れずに勉強しよう
大問3など、難しそうな部分は思い切って飛ばそう
2次関数が苦手でなければ、大問4を途中までは解けるように特訓しよう
数学が得意な場合
大問1は満点必須
大問4で頻出の2次関数で高得点を狙おう
予想外の分野がでて困るのは、本質から外れている証拠
大問3で差をつけよう
やっぱり大事な教科書レベル
大問1の基礎計算で40点以上あることからわかるように、基本的理解が最重要。
学校選択問題が導入されたことによって、その傾向はさらに強まりました。
教科書や学校のワークレベルの問題をしっかり解ければ、確実に高得点がとれるような問題になっています。
保護者の方へ
埼玉県も含めた公立高校入試は非常に対策がしやすいことはあまり知られていません。
正しい分析と質の高い先生がいれば、数学が苦手な生徒でも高得点が狙いやすく、学校選択問題でも同様です。
中学レベルの数学が出来ない生徒のほとんどは、保護者の素早い行動で改善できます。
お子さんの高校入試、特に差が出やすい数学は、これをご覧になっている保護者の方がお子さんにあった指導者を見つけられるかにかかっています。
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