神戸薬科大学
神戸市の東灘区にある神戸薬科大学は、薬学の単科大学です。
2006年から完全に6年制に移行しています。
また、大学間連携を近くの神戸大学や甲南女子大学などに加えて、東京の芝浦工業大学とも締結しています。
神戸薬科大 → 数学分析 化学分析
2025年から大きく入試形式が変わる
2025年から新課程。
神戸薬科大学でも科目名などが変わりますが、さらに大きな変化があります。
推薦が変わる
総合型選抜(専願制)が新設
学校推薦型選抜(公募制の専願型)が新設
と2方式が新設されます。
新入試制度ではプレゼンテーションや面接が課される形式があります。
また、2026年から一般選抜の後期が廃止となります。
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入試に関して(入試科目)
試験方式としては
一般選抜(前期・中期・後期・地域枠・大学入学共通テスト利用)
総合型選抜(専願制)
学校推薦型選抜(公募制・専願型と公募制・併願型と指定校制)
の3種類があります。
一般選抜において定員130人のうち、80人が前期入試。
また、学校推薦型選抜の公募制・併願型も60人の定員があります。
以下では定員が多い一般前期と公募制・併願型の2つを中心にあつかいます。
公募制の推薦は、一浪生でも受験できますが、現役浪人にかかわらず英語と理科(化学)の学科試験があります。
入試科目(一般前期)
【英語】150点、80分
【数学】ⅠAⅡBC 150点、80分
【化学】200点、100分
薬学部薬学科の単科大学なので、理科は化学が必須。
数学はA(図形の性質・場合の数と確率)、B(数列)、C(ベクトル)
時間も配点も理科が若干多くなっています。
入試科目(一般中期)
前期に次いで定員が多いのは中期(20名)です。
【数学】ⅠAⅡBC 150点、80分
【化学】200点、100分
前期と異なり、英語はありません。
350点満点です。
試験会場も前期より少なく、神戸薬科大学と大阪会場、広島会場の3カ所だけなので注意してください。
学校推薦型選抜(公募制・併願型)
【英語】100点、60分
【化学】150点、60分
公募制の推薦は数学がなく、英語と化学の2科目。
合格最低点
一般前期では 280~320点(56~64%)となっていましたが、2023年は265点(53%)と大きく変動しました。
2022年が320点と例年比較でも高かったため、2024年以降も元の傾向に戻る可能性が高そうです。
数学で高得点、英語は点数が低めというのが傾向としてあります。
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一般中期
一般中期では 185~220点(53~63%)となっています。
中期はここ数年を見ても200点前後と傾向通り。
少し古いですが、2019、2020年はどちらも225点以上と点数が高くなりました。
配点は化学の方が高いですが、点数はどちらも100~120点を目指すのが妥当でしょう。
併願校候補
現実的には、同じく関西圏の私立薬学部が併願校としてメインとなるでしょう。
難易度は少し上がる大学もありますが、
近畿大学
立命館大学
京都薬科大学
大阪医科薬科大学
摂南大学
などがあげられます。
女子生徒であれば、広島の安田女子大学や兵庫の武庫川女子大学なども可能性があります。
関東では
昭和薬科大学
星薬科大学
帝京平成大学
日本大学
順天堂大学
学費・男女比・現役浪人比
6年間の学費は総額で1,120万円です。
奨学金などもあり、成績優秀者による年間5名の特待生枠を利用できれば、最大で720万まで給付可能性があります。
私立の薬学部としては安く、京都薬科と同じくらい設定されています。
基本的に毎年180万円の授業料と諸経費ですが、初年度は入学金の40万円があるので注意してください。
男女比
神戸薬科大学は女子比率が高く、約70%が女子生徒です。
一般的な薬学部薬学科は男女比が1:1くらい。
神戸薬科大学は女子生徒比率が高い大学といえるでしょう。
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