【英語】中央大学の経済学部の入試問題(過去問)を徹底分析 | MARCHならプロ家庭教師のロジティー

 

中央大学 経済学部の英語

中央大学 経済学部の英語は90分で、大問は8個あります。

分量が少ない大問が多いですが、 大問6と大問7の2つは長文読解として、ボリュームがあります。

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幅広く、総合的に

中央大の英語は、非常に典型的な出題となっています。

英単語や熟語から始まり、文法問題の出題もよくあるパターン。

長い長文が2つに加えて、会話文も一定量確保されています。

中学校から正しい勉強をコツコツ積み上げた生徒には非常に有利。

普段の努力がそのまま点数に反映されます。

英語は才能の差が、点数になりにくい科目です。

早めから受験勉強としての英語をスタートすれば、点取り科目になるでしょう。

メインは2つの長文読解

大問6と7では長文読解が出題されます。

基本的にどちらも1000語クラスとボリュームがあります。

また、場合によっては片方が1500語程度のことも。

各大問で30点(20%)ずつ。

合計60点(150点満点)あるので、4割が長文の点数です。

単純な文系文章ではない

経済学部らしく、数値を絡めた長文も頻繁にみられます。

内容は一見すると理系的な内容もありますが、実験に関する部分は短く、結果に重点が置かれています。

片方では理系的に実験も書かれていることもあるので、理系的・文系的をあまり区別せずに、幅広い文章を読むことをおすすめします。

出題は内容把握

他の大問でしっかり文法問題があるので、長文読解では内容把握の出題になります。

いくつかのブロックに区分されていることもあり、それぞれのブロックを区切って理解すれば、満点が狙えます。

文章に焦点を当てる

中央大学のような、典型的な入試問題には、テクニックの効果が高くなりやすいです。

一方で、テクニックに振り回されて失敗する生徒も多く見てきました。
(もちろん成功する生徒もいます)

大手など、幅広い生徒を対象とした勉強法としては、耳触りはいいかもしれませんが、おすすめできません。

テクニックに逃げずに、文章の中で重要な部分に正しく焦点を当てる方法を勉強しましょう。

国語(現代文)と合わせて、英語と国語を同じ先生に習えると、正しい意味がよく分かります。

全ジャンルの能力が必要

大問の1~4は単語や文法に関する問題
大問5に会話文
大問8が穴埋め形式の英作

です。

一定の単語・熟語力は必須

中央大学をはじめとしたMARCHでは、ある程度の単語力がなければ勝負になりません。

特に大問1は標準レベルの単語力熟語力があれば満点が取れ、不足していれば点がとれません。

1文のみで推測するには無理があります。

英単語は高校1年からこつこつと

英単語を覚えるには時間がかかります。

本当のことをいうと、中学時代から積み上げるべきですが、中央大に現役合格を狙うのであれば、高校2年生からスタートすれば十分に合格をめざせるでしょう。

共通テストレベルの単語帳を高校2年までにしっかりマスターし、 その一つ上であるターゲット1900や、各単語帳のそこそこ上級レベルを学習しておきましょう。

文法はよくあるパターン

大問2、3、4での文法問題も、どの文法問題集でもみるようなよくある出題となっています。

難易度も標準的であり、MARCHや関関同立といった中堅の私大向けの問題集をしっかりこなしましょう。

大問4では苦手な生徒も多い、並べ替えがあります。

また、大問8での英作も並べ替えに近い考えが有効。

大問4と8のどちらにも活きるような、正しい英文法を学んでいきましょう。

ボリュームのある会話文

2つの長文の前にある大問5では2者による会話文があります。

会話表現が全くないわけではありませんが、基本は長文読解同様に内容を理解することが大切。

ところどころの熟語表現などに惑わされず、落ち着いて話の流れを理解すれば解答が成立します。

分からない熟語や表現があっても、推測がある程度できれば、5問中4問はとれるでしょう。

正しい英語の勉強ができていれば、基本的には特別な対策は不要です。

最後は無理をしない

大問8は10点分 穴埋めを利用した英作文といえますが、特別な練習はあまり必要ありません。

英単語と英文法の対策を大問1~4で行っていれば、それを英語にするだけ。

きちんとスペルを間違えずに記載できる能力は必要ですが、難易度は高くありません。

大問8が出来ない生徒は前半の大問も出来ませんし、 前半の大問が出来ていれば、自然と大問8も出来るようになるでしょう。

参考書・問題集

基本的には、 前述した単語を早くから勉強しましょう。

そして、文法力も合わせて、基礎~標準レベルを高めることに集中してください。

英文法は基礎からはじめよう

英文法は高校1~2年生で基礎を作り上げることがポイントです。 浪人生でも不足している人は、さぼらずに復習をしましょう。

高校3年生や浪人生は、熟語も含めた勉強が必須です。

会話文対策は、徹底する必要はありません。 時間があるときに、ある程度復習しておけば、十分合格点を超えることができます。

長文読解は幅広く

基礎力が付いた高校3年生では、文系理系を問わない多種多様な文章を勉強しましょう。

特に中央大では、長い長文も区切られているので、300~500語の塊を理解する練習が必須となります。

中央大だから1000語クラスの問題集を早く解かなければ、という間違った認識に注意してください。

典型的で、正しい勉強さえ出来ていれば、赤本を解くのはギリギリでも問題ありません。

まとめ

  • 早くからはじめよう
  • 全範囲を標準レベルに
  • ほかの大学対策にもなる

保護者の方へ

中央大学 経済学部の英語は、とにかく典型的で、他の大学でも問われやすい問題ばかりです。

しっかりと中学や高校1年から積み上げてきた生徒に有利

保護者の方が、お子さん任せにしすぎずに、高校1年、遅くとも高校2年の夏までに受験の準備をスタートさせておけば、非常に合格が近づきます。

英語は積み重ねの学問。 時間がかかりますが、正しく時間をかければ誰でも点数を高めることができます。

一方で、高校3年生になってから慌てて勉強時間だけを増やしても、脳の処理として間に合わないでしょう。 英語は保護者のサポートが大事な科目です。

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