昭和薬科大学の化学
昭和薬科大学(Amazonリンク)では、理科は化学が必須。
薬学部では化学は最重要科目。
大学入学後も最重要科目であり、受験でも、大学入学後でも一番力を入れるべき科目です。
B方式だけじゃない
メインであり、最も定員が多いB方式
2番目に定員が多いC方式
B方式の化学が利用できるD方式
の3方式では、昭和薬科大学独自の化学が受験科目です。
本分析はB方式(D方式)に向けた解説となっていますが、ほかの方式でも活用できます。
また、公募制・学校推薦型選抜も定員が多く、B方式に準じた範囲の基礎学力試験(化学あり)が必須。
推薦に興味がある生徒も、学力試験の準備が必要となります。
時間配分よりも理解と正確性
化学の入試は70分で大問は5つ。
時間に大きな余裕があるわけではありませんが、焦らなくても最後まで解き切れるでしょう。
合格最低点を考えると時間内に十分な点数が確保できることは間違いありません。
早く解く必要はなく、正確性を重視した勉強を心掛けましょう。
薬学部分析 → 慶応義塾大学 東京理科大学 星薬科大学 北里大学 昭和大学 東京薬科大学
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前半は理論化学と無機化学
大問1~3では理論化学及び無機化学から出題されます。
難易度は基礎~標準であり、他の大学では出題頻度が高くない無機化学が意外と多く出る年もあります。
計算も一定の難易度がある問題がときどきありますが、ほとんどが基礎的で公式をそのまま使うだけです。
後述もしますが、有機化学につながる基礎理解となる化学基礎は時間をかけて正しく理解する必要があります。
加えて、化学実験が理解できる国語力との複合は必須です。
それ以外は基礎~標準レベルを幅広く勉強することが重要でしょう。
難問は出題されないで、深すぎるような対策は一切不要となっています。
化学反応式の重要性は高い
昭和薬科に限らず、薬科大学や薬学部ではどの大学でも化学反応式への理解度が求められます。
言ってしまえば化学反応式が理解できていれば、化学の大半が理解できており、合格点以上をとることは難しくありません。
有機化学でも重要ですが、理論化学と無機化学でも化学反応式を単純暗記せず、理解をベースとすることを忘れないようにしましょう。
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大問4,5が有機化学
薬学部や薬科大学では5割前後有機化学が出題される大学もありますが、昭和薬科大学では4割。
一般的な有機化学比率と言えます。
大問4では鎖式や環式の有機化合物
大問5では高分子化合物など
から出題される構成です。
大問4は基本的な理解が差を作る
薬学部の受験生において、有機化学の基本的理解は最重要ポイントといえるでしょう。
また、異性体もよく問われます。
異性体は複数あり、暗記だけで正確な解答を導き出すことはほぼ不可能です。
基礎項目を中心に、1つ1つ時間をかけながら細かい部分まで理解する。
この習慣が勝利の鍵となるでしょう。 大問5まで考えておくと、大問4の理解度が合否の差を分けるでしょう。
さらに、化学基礎で習う結合などは当たり前のように深い理解が必須となります。
難易度は標準
異性体など一定の複雑さは見られますが、全体としての難易度は標準的。
細かい知識が問われることもなければ、実験手技が複雑を極めるようなこともありません。
計算も基礎~標準レベルであり、取り組みやすく作成されています。
ポイントは基礎理解度。
いかに基礎を理解させてくれて、復習のタイミングも適切化してくれるサポートがあるかどうかです。
私の生徒が薬学部(特に昭和薬科)を目指す場合には、本人の様子を見つつ学校の勉強スケジュールとはかなり違うスケジュールを設定します。
これだけでも合格率を大幅に上げられるでしょう。
大問5はこれまでの基礎理解を活かす
高分子化合物は大問4の範囲に相当する理解が出来ていて、はじめて効率的で合格しやすい勉強ができます。
逆に言えば、大問4の有機化学の理解が出来ているかのチェックが重要となります。
重合体などの理解は大問4の延長上。
あとはどれだけ上手く暗記を上積みしていくかの勝負になります。
よくある失敗
高分子化合物は単純暗記で一定の点数がとれてしまいます。
だからこそ、有機化学はよくわからなかったけど、高分子化合物はそこそこ点が取れた、という現象が発生します。
ただし、単純暗記では一定地点から点が伸びなくなり、合格に少しだけ点が足りない状況に陥りやすいです。
点は少しだけ足りないけど、理解度は大幅に足りていないのです。
もしギリギリ合格できたとしても、入学後に理解のチャレンジをしてきた生徒との差に苦しむこととなるでしょう。
薬学部(薬科大学)に本気で進学したければ、勉強方法そのものを指導してくれる先生が必要でしょう。
参考書・問題集
化学基礎および有機化学ではしっかりとした基礎理解を助けてくれる参考書が必須です。
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問題集
幅広く基礎~標準レベルが演習できる問題集がいいでしょう。
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有機化学に特化した問題集は難問が多く含まれていることもあります。
標準レベルができれば十分合格をねらえるので、難問ばかりをやると合格率が下がる可能性があると理解しておきましょう。
まとめ
保護者の方へ
昭和薬科をはじめとした薬科大学・薬学部では化学が最重要科目です。
昭和薬科でも配点が大きく、大学に合格するのはもちろんのこと、入学後も見据えて正しい勉強が必須事項。
正しい勉強方法さえ身につけば、現在の偏差値が低くても合格は十分に狙うことができます。
現在の化学の偏差値が55以下の場合は、勉強法から早急に見直すべきでしょう。
保護者の方の素早い対応がお子さんを合格へと導くためのスタートとなります。
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